今回はSBI証券で初めて海外ETFを買われた方々の買い付け上位銘柄をご紹介いたします。いずれも幅広い銘柄群に分散投資するもので、ポートフォリオのコアとして保有するのに適した銘柄と言えるでしょう。

取引	チャート	コード	銘柄
		VT	バンガード トータル ワールド ストックETF
		VOO	バンガード S&P 500 ETF
		VTI	バンガード トータルストックマーケットETF
		VYM	バンガード 米国高配当株式ETF
		PFF	iシェアーズ 米国優先株式 ETF

最近、外国株投資への関心が高まっているようです。当社で外国株取引をされる方が増えていますし、新聞・雑誌などでも外国株に関する特集記事が増えているようです。

そこで今回は、今年海外ETFデビュー、つまり、SBI証券で初めて海外ETFを買われた方の買い付け上位銘柄をご紹介いたします。

図表2は17年1月〜10月の買い付け人数の上位ETFで、ここから上位5つをご紹介いたします。いずれも幅広い銘柄群に分散投資するETFで、ポートフォリオのコアとして保有するのに適した銘柄と言えるでしょう。

〇 第1位：バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
世界約47ヵ国、約8,000銘柄を網羅する「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」への連動を目指すETFです。これ1本で世界の株式市場をカバーできることから、海外株式への投資を考えられる方の定番銘柄となっているようです。国別の組み入れ構成比は、米国52％、日本8％、英国6％、カナダ3％、フランス3％などとなっています（17年9月末）。

〇 第2位：バンガード S&P 500 ETF(VOO)
米国市場の代表的な株価指数である「S&P 500指数」への連動を目指すETFです。同指数は 、米国を代表する大型株500銘柄で構成され、米国株式市場のパフォー マンスを示す代表的なベンチマークとして知られています。ブラックロック社の「iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)」、ステートストリート社の「SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)」とともに、米国株に投資する際の定番銘柄となっています。組み入れ上位銘柄は、アップル3.7％、マイクロソフト2.6％、フェイスブック1.9％、アマゾンドットコム1.8％、ジョンソン＆ジョンソン1.6％などとなっています（12/6時点）。

〇 第3位：バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
大型株から、中型株、小型株まで米国の幅広い銘柄をカバーする「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」への連動を目指すETFです。同指数は米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100％をカバーします。米国の株式市場を網羅して買いたいという方に合うETFです。尚、ランキング第1位で世界の株式を網羅する「バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)」とファンド名が紛らわしいので、ご注意ください。組み入れ上位銘柄は、アップル2.7％、マイクロソフト2.2％、フェイスブック1.5％、アマゾンドットコム1.5％、ジョンソン＆ジョンソン1.3％などとなっています（12/6時点）。

〇 第4位：バンガード 米国高配当株式ETF(VYM)
「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス」のへの連動を目指すETFです。「FTSEグローバル・エクイティ・インデックス・シリーズ(GEIS)」の米国部分の派生インデックスで、配当利回りが高い銘柄で構成されています。組み入れ上位銘柄は、マイクロソフト5.8％、ジョンソン＆ジョンソン3.6％、エクソンモービル3.6％、JPモルガンチェース3.5％、ウェルズファーゴ2.6％などとなっています（12/6時点）。

〇 第5位：iシェアーズ 米国優先株式(PFF)
「S&P米国優先株指数」の価格および利回り実績と同等水準の投資成果を目指すETFです。同指数の構成銘柄は、インデックスプロバイダにより指定された最低価格、出来高及びその他の要件に達した時価総額が1億ドル以上の優先株から成り、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、アメリカ株式取引所及びナスダック証券取引所に上場される優先株のパフォーマンスを測定します。組み入れ上位銘柄は、「ブラックロック・キャッシュ・ファンド」3.3％、ウェルズファーゴ2.9％、HSBCホールディングス2.4％、アラガン2.2％、GMACキャピタル1.7％などとなっています（12/6時点）。

尚、当社で初めて米国の個別株を買われた方の買付銘柄のランキングと合わせても、これらのETFはアマゾンドットコム、アップル、エヌビディアなどとともに上位にランクインしています。海外ETFも、投資対象としてかなり浸透してきたと言えそうです。

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