2026-04-22 21:18:18

メタ・プラットフォームズ(META)SNS事業堅調もAI投資と費用増が市場に波紋

2025/10/30

投資情報部 谷 健一郎

お知らせ

SBI 米国株式信用取引はこちら

メタ・プラットフォームズ(META)は2025年10月時点で信用買・売建可能銘柄となっております

アメリカNOW!フラッシュ 米国株決算速報

3Q(7-9月)決算速報(現地10/29引け後発表)

銘柄情報

世界最大級のSNS運営企業で、「フェイスブック(Facebook)」、「インスタグラム(Instagram)」、「メッセンジャー(Messenger)」、「ワッツアップ(WhatsApp)」などを運営し、中国を除く世界のSNS市場で高いシェアを有する。注目のAI事業では、大規模言語モデルの「Llama」を展開。オープンソース(コードを公開)としライバル企業とは異なるアプローチを行う。今年上半期には、AIに更に注力するべく専門チームを編成、高度人材のリクルーティングが話題となっている。

  • 決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):696.30ドル(-7.37%)

  • 売上高:512.4億ドル、前年同期比+26%(予想495.9億ドル〇市場予想を上回った

  • 調整後EPS:1.05ドル、前年同期は6.03ドル(予想6.74ドル×市場予想を大幅に下回った

 

 4Q会社見通し

  • 売上高見通し:560~590億ドル(予想573.8億ドル〇中間値が市場予想を上回った 

 

 通期会社見通し

  • 25年12月期通期費用見通し:1,160〜1,180億ドル、従来予想1,140〜1,180億ドルから下限を引上げ(予想1,156.3億ドル×中間値が市場予想より多かった

  • 25年12月期通期設備投資(CAPEX):700〜720億ドル、従来予想の660〜720億ドルから下限を引上げ(予想693.0億ドル)中間値が市場予想より多かった

3Qの実績値で売上高は市場予想を上回りました。

ただ費用増や、一時的な税務処理の影響で利益が大幅に市場予想を下回り、株価は約7.4%下落しました

引け後の時間外取引のチャート

決算のポイント

◆各事業動向

  • Family of Apps(フェイスブック、インスタグラム他)売上:507.7億ドル、前年同期比+26%(予想490.4億ドル〇市場予想を上回った

  • その他収入:6.90億ドル、前年同期比+59%(予想5.97億ドル〇市場予想を大きく上回った

  • Reality Labs(VRサービス)売上:4.70億ドル、前年同期比+74%(予想3.17億ドル〇市場予想を大きく上回った

  • 広告インプレッション回数(広告表示回数)前年比:+14.0%、前年同期は+7.0%(予想+10.8%〇市場予想を大きく上回った

 

  • 営業費用合計:307.7億ドル、前年同期比+32%(予想300.3億ドル×市場予想より多かった

  • Reality Labs(VRサービス)営業損益:-44.30億ドル、前年同期は-44.30億ドル(予想-51.6億ドル〇市場予想を上回った

 

  • 従業員数:78,450名、前年同期は72,404名(予想77,650名×市場予想より多かった

  

◆Family of Appsの会員動向

  • デイリーアクティブユーザー(DAU):35.4億人、前年同期比+7.6%(予想34.78億人〇市場予想を上回った

 

経営陣の主なコメント

  • (3Q既存事業に関して:ザッカーバーグCEO)動画コンテンツが特に好調。Instagramの動画視聴時間は前年比30%以上増加、Reelsの年間収益は500億ドル超だった

 

  • (同、AIへの取組)Metaは最先端AIラボとして、パーソナル・スーパーインテリジェンスの開発に注力。オープンソースAIの推進で、業界トップレベルの人材を集めている

  • オープンソースでAIを推進するという取組みはMetaのイノベーションがすべての人に恩恵をもたらすことを意味する

  • AIレコメンデーションシステムの強化により、Facebook・Instagram・Threadsで利用時間が増加

 

  • 新しいAI作成ツール「Vibes」※をリリース。利用率が急増中だ

  • AIグラス(Ray-Ban Metaグラスなど)は発売直後から完売が続き、製造量増加へ投資を行う

 

  • 総コストは307億ドル、前年同期比32%増。AI人材の採用、インフラ投資、法務費用増が主因

  • 純利益は一時的な税負担を除くと186億ドル、1株当たり利益7.25ドルとなろう

※Vibes:METAが9/25に発表した動画制作AI

 

決算を受けたマーケットの反応

3Q決算では、FacebookやInstagramなどの主力事業の好調さが目立つ一方、VRサービスでは前四半期に続き44億ドルの営業赤字となり、Reality Labsの不振が懸念されます。 メガテック各社の間で繰り広げられるAI開発競争は「勝者総取り」への警戒感もあり、投資を緩めることはできません。ザッカーバーグCEOは水曜日、急速に進化するAI競争で業界をリードする立場を確固たるものにするため、さらなるコンピューティングリソースへの強い意欲を示しました。投資家が、AIに対する「費用対効果」に敏感になるなか同社の方針は評価が分かれそうです。他のメガテック企業と異なり、CEOが議決権の多数を握り、その意向が色濃く反映される同社。ザッカーバーグCEOの覚悟と手腕が試される局面と言えるでしょう。

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:864.52ドル

同、アナリスト・レーティングは5段階評価の4.70

最低投資金額:約115,000円(10/29終値、1ドル152.70円換算)

銘柄情報

米国株決算速報へ戻る

  • 本ページでご紹介する個別銘柄および各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • 本ページでご紹介している銘柄は、当社内売買代金ランキング上位17社(2025/4/1~2025/9/30)となります。
  • 本資料の内容は作成時点のものであり、信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成したものですが、正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載の情報、意見等は予告なく変更される可能性があります。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

マーケットへ戻る