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アルファベットA(GOOGL)AI投資で攻勢鮮明 量子分野でもトップを走る!?

2025/10/30

投資情報部 谷 健一郎

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アルファベットA(GOOGL)は2025年10月時点で信用買・売建可能銘柄となっております

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3Q(7-9月期)決算速報(現地10/29引け後発表)

銘柄情報

「Google検索」や「ユーチューブ」などネット検索や動画を通じて広告を展開するインターネット広告の世界大手。 AI では「ジェミニ」を発表。主要サービスに組み込まれ、精度向上と有料プランでの収益化が進すむ。企業向けのクラウド・ビジネスではアマゾン、マイクロソフトに次ぐ3位。その他事業の「Other Bets」では自動運転によるタクシーなどを展開する「ウェイモ」が注目を集める。また、量子分野での実績も世界のトップランナーの一社である。

 

  • 決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):293.01ドル(+6.72%)

  • 売上高:1,023.5億ドル、前年同期比+16%(予想998.5億ドル〇市場予想を上回った

  • EPS:2.87ドル、前年同期は2.12ドル(予想2.26ドル〇市場予想を上回った

  

 通期会社見通し

  • CAPEX(資本的支出):910~930億ドル、従来の850億ドルから上方修正(予想840.4億ドル)市場予想を大きく上回った

3Qの売上高、EPSが市場予想を上回りました

2Qに続いて通期の資本的支出額を上方修正。市場予想を大きく上回り、AI向け投資で攻勢を強める戦略が鮮明になりました

引け後の時間外取引のチャート

決算のポイント

◆グーグル・サービス

  • グーグル広告売上高:741.8億ドル、前年同期比+13%(予想724.6億ドル〇市場予想を上回った

  • YouTube売上高:102.6億ドル、前年同期比+15%(予想100.3億ドル〇市場予想を上回った

  • トラフィック獲得コスト:148.8億ドル、前年同期比+8%(予想148.4億ドル)△市場予想とほぼ一致

 

◆グーグル・クラウド

  • 売上高:151.6億ドル、前年同期比+34%(予想147.5億ドル〇市場予想を上回った

 

◆Other Bets

  • 売上高:3.44億ドル、前年同期比-11%(予想4.29億ドル×市場予想を大きく下回った

  

◆財務動向

  • 売上総利益率:69.71%、前年同期は69.48%、前四半期は70.2%

  • 予想比較フリーキャッシュフロー:244.6億ドル、前年同期比-39%、前四半期比+361

 

経営陣の主なコメント

  • 四半期売上高は1,000億ドルを達成、5年前の2倍になる。事業の主要分野(クラウド、YouTube、サブスクリプション)が二桁成長を成し遂げた

  • AIがビジネスにおける成長の主要な牽引役となっている

 

  • GeminiなどのAIモデルは急速に利用拡大中、同アプリは月間アクティブユーザー6.5億人を突破した

 

  • クラウド部門は、AI収益と受注残高が大幅増加。残高は1,550億ドルに達し、前の四半期比較で46%増となった。有料のサブスクリプション契約者は3億人を突破した

 

  • AIインフラはエヌビディアのGPU、グーグル独自開発のTPUを活用して世界最高峰のAI研究、製品・プラットフォームの三位一体でAIを推進している

  • エヌビディアのGTCカンファレンスで発表した通り、GB300を搭載した新しいA4X Maxインスタンスをクラウド利用顧客に提供開始

  • 当社のTPUポートフォリオを牽引するのは、じきに一般提供を開始する第7世代TPUの「Ironwood」。膨大な需要に応えるため、TPUキャパシティへの投資を進めている。Anthropic社が先日、最大100万TPUへのアクセス計画を発表したことを嬉しく思う 

 

  • 当社のリーダーシップは、次世代技術の発展に取り組んでいる。中でも量子分野は特筆すべきだ

  • 先週、当社の「Willow Quantum」は世界最高クラスのスーパーコンピュータの13,000倍の演算速度を達成した。この結果は検証可能であり、将来の実用化への道を切り開く

  • 当社の量子分野のチーフサイエンティスト、ミシェル・デヴォレ氏がノーベル賞を受賞。祝辞を述べたい

決算を受けたマーケットの反応

3Q決算は、2Qに続き好調を維持し、売上高・利益ともに市場予想を上回りました。オープンAIと提携するマイクロソフトに比べ、AI分野で押され気味との印象があった同社ですが、ここに来ての巻き返しが目覚ましい状況です。AIを活用した既存事業の成長が目を引きます。CAPEX(資本的支出)は従来の850億ドルから最大930億ドルへと上方修正され、AI分野での積極的な投資が目立ちます。

さらに、量子分野での成果も注目に値します。グーグルが10月23日に発表した量子コンピューター向け技術「Willow Quantum」は、世界最高クラスのスーパーコンピュータの13,000倍の演算速度を達成しました。この結果は検証可能であり、将来的な実用化への道を切り開くものとして期待されています。

株価も上昇ペースを早めています。今後さらに水準訂正があるのか、目が離せない展開が続きそうです。

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:276.30ドル

同、アナリスト・レーティングは5段階評価の4.62

最低投資金額:約42,000円(10/29終値、1ドル152.70円換算)

銘柄情報

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