3Q(7-9月期)決算速報(現地10/28寄り前発表)
米国を拠点とするヘルスケアおよびウェルビーイング企業で、世界中で1億4,800万人以上にサービスを提供しています。主に2つの事業部門「オプタム」と「ユナイテッドヘルスケア」から構成され、「オプタム」はテクノロジーとデータを活用した医療支援、「ユナイテッドヘルスケア」は医療保険サービスを提供しています。両部門は連携し、アクセス性・費用対効果・医療体験・成果の向上を目指した高性能な医療システムの構築に取り組んでいます。
決算発表当日の株価:367.84ドル(+0.51%)
売上高:1,131.6億ドル、前年同期比+12%(予想1,130.3億ドル)△市場予想とほぼ一致した
EPS:2.59ドル、前年同期は6.51ドル(予想2.44ドル)○市場予想を上回った
通期会社見通し
EPS見通し:最低でも14.90ドルに上方修正、従来予想は最低でも14.65ドル(予想14.65ドル)○市場予想を上回った
3Qの売上高は市場予想とほぼ一致、注目の利益面では通期のEPS予想を上方修正しました
決算発表当日のチャート
決算のポイント
◆ユナイテッドヘルスケア事業
売上高:870.7億ドル、前年同期比+16%(予想867.2億ドル)〇市場予想を上回った
営業利益率:2.10%、前年同期は5.60%(予想1.57%)〇市場予想を上回った
◆オプタム事業
売上高:691.8億ドル、前年同期比+8%(予想675.2億ドル)〇市場予想を上回った
営業利益率:3.60%、前年同期は7.00%(予想4.47%)×市場予想を下回った
経営陣の主なコメント
新たな責任者の任命、業績不振事業の強化、事業機会と非効率性の特定および最重要課題として当社の使命と文化へのコミットメントを改めて強化してきた
2026年は利益率は改善、2027年以降は持続的な二桁成長を見込む
メディケアおよびメディケイド※の外部環境は厳しいが、価格設定と事業厳格化で利益回復を見込んでいる
2026年後半に投資家向けカンファレンスを開催予定
資本と流動性を改善すべく、戦略的買収と自社株買いを一時停止、キャッシュを投入している
※メディケア:65歳以上、障害者向けの医療保険制度 ※メディケイド:低所得者向けの医療保険制度
決算を受けたマーケットの反応
同社は今年の調整後EPS見通しを25セント上方修正し、1株当たり少なくとも16.25ドルとしました。ただし、この数字は1月16日の第4四半期決算で発表されたレンジ(29.50~30ドル)を大きく下回っており、2019年末以来の低水準にとどまっています。
今回のガイダンス上方修正により、最悪期は脱したものの、依然として「回復途上」といった印象は否めません。今後、本格的な利益回復局面に入るのか、それともリストラによる低空飛行が続くのか、投資家にとっては四半期ごとの決算確認が不可欠な状況と言えるでしょう。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:385.04ドル
同、アナリスト・レーティングは5段階評価の4.30
最低投資金額:約55,800円(10/28終値、1ドル151.60円換算)