H1(1-6月)決算速報(現地8/14寄り前発表)
AIベースのエッジビデオ分析、IoTテクノロジー、サイバーセキュリティのグローバルプロバイダー。監視カメラの映像をAIで解析する技術などを有しています。交通システムや企業向けのセキュリティ管理、スマートシティ、スマート工場などに同社サービスが活用されています。2022年にSPAC(特別買収目的会社)との合併を通じてNASDAQに上場しました。台湾で創業されましたが、2023年に運営本社をロンドンに移転し、米国や中南米、EMEAを中心にグローバル展開を加速しています。
決算発表当日の株価:16.80ドル(-4.55%)
売上高:3,930万ドル、前年同期比+90%
EPS:-0.43ドル、前年同期は0.17ドル
営業利益:-907万ドル、前年同期は177万ドル
取引開始前に上半期決算を発表。売上高は増加したものの営業赤字となった
株価は出来高を伴い4.55%の下落となった
決算発表当日の日中足チャート
決算のポイント
◆財務動向
現金/現金同等物合計額:1,011万ドル、24/12月期は2,170万ドル
◆ハイライト
負債を2024年末の2,140万ドルから1,810万ドルに削減した
25年7月に1.05億ドルの株式発行を完了、成長機会への資金を確保
英国タイン港、台湾のワン−ハイ港、台湾企業のADE Corporationと契約締結した
経営陣の主なコメント
台湾で2件、英国で1件のプロジェクトを有する。英国は既存顧客との関係拡大だが、台湾は新規顧客だ
ゴリラはもはや単なるテクノロジー提供のビジネスではない。政府や企業の業務運営に変革をもたらす、国家規模のAIサイバーセキュリティ、データ・インテリジェンスプラットフォームを提供している
現在、タイ政府とスマート・スクール・プログラムを進めている。このプロジェクトは、教育分野だけでなく、スマート・クラウドインフラ、データベース統合、AI活用型データベース統合なども含まれる複合的なプロジェクトだ。契約条件などは協議中、事業モデルや納期はコメントを控える。正式な契約が締結出来次第公表する。数週間以内に詳細を発表できよう
決算を受けたマーケットの反応
同社は2025年3月から4月にかけてThe Bear Cave、Citron、Culperなど、著名なショートセラー[注]が相次いで空売りレポートを公開し、株価が急落。業績や成長性もさることながら、財務健全性やガバナンス体制等に市場の注目が集まっています。
4月以降の株価推移は比較的安定していますが、信用売り残高は7月末時点で259万株と、5月末の124万株から増加しております。決算発表は半期ベースで行われるため、期中の事業動向には引き続き注目が必要です。
[注]株価下落を予想し、空売りなどで利益獲得を狙う投資家
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:31.00ドル
同、アナリスト・レーティング:5段階評価の5
ただしアナリストのカバーは2社のみ
最低投資金額:2,500円(8/14終値、1ドル147.30円換算)