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1Q(2-4月期)決算速報(現地5/28引け後発表)
AIコンピューティングの世界トップ企業の一社です。半導体開発やAI向けのソリューションで業界をリード。AIによる、言わば産業界の革命的ムーブメントに関与。医療、自動運転、物流/交通、工業ロボティクス、ヒューマノイド・ロボティクスと様々な分野で存在感を示します。米国上場の株式時価総額ではマイクロソフト(MSFT)に僅差の第2位(5/28現在)。米国を代表する企業の一社と言えます。
決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):141.37ドル(+4.87%)
売上高:440.6億ドル、前年同期比+69%(予想432.9億ドル)〇市場予想を上回った
調整後EPS:0.96ドル、前年同期は0.61ドル(予想0.93ドル)〇市場予想を上回った
調整後粗利益率:71.3%、前年同期は78.9%(予想71.0%)〇市場予想を上回った
5-7月期売上高見通し:450億ドル±2%(予想454.5億ドル)×中間値が市場予想を下回った
5-7月期調整後粗利益率見通し:71.5~72.5%(予想71.7%)〇中間値が市場予想を上回った
1Qの売上高と調整後EPSは市場予想を上回りました。警戒感を払拭、引け後の取引で株価は4.87%の上昇した
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
◆事業動向
データセンター向け売上高:391億ドル、前年同期比+73%(予想392.2億ドル)×市場予想を下回った
ゲーム向け売上高:37.6億ドル、前年同期比+45%(予想28.5億ドル)〇市場予想を上回った
プロフェッショナル・ビジュアライゼーション売上高:5.09億ドル、前年同期比+19%(予想5.05億ドル)〇市場予想を上回った
オートモーティブ売上高:5.67億ドル、前年同期比+72%(予想5.79億ドル)×市場予想を下回った
◆財務動向
R&D(研究開発)費用:39.9億ドル、前年同期比+47%(予想40.7億ドル)市場予想に届かず
フリーキャッシュフロー:261.4億ドル、前年同期比+75%
◆ハイライト
AIインフラのグローバル需要は「Incredibly Strong(信じられないほど旺盛だ)」
2Qの売上高見通し、対中輸出規制で80億ドルの中国向け売上を失うと予想 新規制下で競争力のある製品を作るのは難しい
経営陣の主なコメント
米国政府の新たな輸出規制は、今後500億ドル規模に成長すると見込まれる中国のAIアクセラレーター市場へのアクセスを失うことを意味する。当社の事業に重大な悪影響を及ぼし、かつ中国および世界各国の競合他社に利益をもたらす可能性がある
ハイパースケーラーは平均毎週約72,000台のブラックウェルを導入している。マイクロソフトはすでに数万台のブラックウェルを導入しているが、OpenAIを主要顧客に今後数十万台のGB200(ブラックウェルの改良版)を導入する予定だ
推論需要の急増を目の当たりにしている。OpenAI、マイクロソフト、グーグルのトークン生成は飛躍的に増加している。マイクロソフトは1Qに100兆トークン以上を処理、前年同期比で5倍となった。この急激な成長は、アジュールAI Foundryだけでなく、マイクロソフトのプラットフォーム全体のAIサービスに対する強い需要を象徴していよう
世界最大のレストラン企業であるヤム・ブランズと提携した。年内に同社のレストラン500店に当社AIを導入、最終的には61,000店に拡大し、注文の効率化、業務最適化、そしてレストラン全体でのサービス向上を目指す
サイバーセキュリティでは、Check Point、CrowdStrike、Palo Alto Networksといった大手が当社のAIセキュリティおよびソフトウェアスタックを活用し、エージェント型ワークフローの構築、最適化に取り組んでいる
ヒューマノイドロボット向け基盤モデルである「Isaac GR00T N1」[注]を発表。これは世界初のオープンかつ完全カスタマイズ可能な基盤モデルだ
6/11にはGTCパリを行う。量子GPUコンピューティング、ロボットファクトリーなどについて話す予定で、AIファクトリー構築における当社のパートナーシップについても紹介します
[注] Isaac GR00T N1 (エヌビディアのサイトに遷移します)
決算を受けたマーケットの反応
1Qの売上高と調整後EPSは市場予想を上回りました。2Qの売上高見通しは市場予想を下回りましたが、対中輸出規制が影響したようです(80億ドルの中国向け売上を失う見通し)。
5月にはトランプ大統領の中東歴訪に随行したエヌビディアのファンCEO。世界のAIインフラ需要に関して「信じられないほど旺盛だ」と感嘆します。次のメガ・トレンドと目される「自動運転」や「ヒューマノイド・ロボティクス」「ファクトリー・ロボティクス」でも、着実に地歩を固める同社。6/11-12にはフランス、パリでGTCを行います。量子コンピューティングやロボティクスに関してプレゼンテーションする模様。次の成長をアピールできるか、目が離せません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:161.76ドル
同、アナリスト・レーティングは5段階評価の4.69
同、相関チャート上位の同業はラムバス(RMBS)、マーベル・テクノロジー(MRVL)、クアルコム(QCOM)
最低投資金額:約19,600円(5/28終値、1ドル145円換算)