決算速報(現地12/2引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):164.37ドル(-29.70%)
●売上高:5.45億ドル(予想5.32億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.58ドル(予想0.46ドル)〇市場予想を上回った
●ビリング(繰り延べ収入の変化を考慮したベースの売上高):5.65億ドル(予想5.87億ドル)×市場予想を下回った
●11-1月期売上高見通し:5.57億〜5.63億ドル(予想5.74億ドル)×市場予想を下回った
●2022/1期通期売上高見通し:従来予想の20.78億〜20.88億ドルから20.83億〜20.89億ドルへと引き上げた(予想20.9億ドル)△概ね市場予想通り
11-1月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことなどを受け、株価は時間外取引で30%近い急落となりました。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●8-10月期の売上高は市場予想を上回ったものの、ビリングは市場予想を下回りました。
●11-1月期の売上高見通しが市場予想を下回りました。
●経営陣が足元の業績についてやや慎重なコメントを出しました。
経営陣の主なコメント
●過去6四半期は高い成長率となったが、顧客はより通常の購入パターンへと戻ったようだ。
●そうしたことによりビリングの伸び率は前年同期比+28%となった。
●500億ドルの最大市場規模(TAM)や世界中に111万の顧客がいることなどから、当社は「ドキュサイン」が提供する価値に自信を持っている。
決算を受けたマーケットの反応
11-1月期の業績見通しが市場予想を下回ったことなどを受け、株価は時間外取引で30%近い急落となりました。
決算発表直後は瞬間的に上昇する場面もあったものの、8-10月期のビリングや11-1月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことなどが嫌気され、株価は間もなく大幅安となりました。その後も下げ幅を拡大し、結局、株価は時間外取引の安値圏で取引を終えました。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:330.78ドル(12/2時点)