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2018-11-21 20:35:24

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アメリカNOW!今週の5銘柄 〜景況改善で上値を試す展開か、クレイマーは「この市場では心配は報われない」と〜

2018/6/11
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、米国経済の景況改善を背景にもみ合いを上放れました。今週は米朝首脳会談、日米欧中央銀行の金融政策などの重要イベントが続きますが、相場の基調は強いと見られ先週の流れを引き継いで上値を試す可能性が高そうです。

今回は過去5営業日で52週高値を更新し、かつ、6/8(金)も前日比プラスとなった銘柄を、セールスフォース ドットコム(CRM)マイクロソフト(MSFT)ユナイテッドヘルス グループ(UNH)ボーイング(BA)ビザ A(V)を選んで、今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、6ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
電気通信サービス 3.4% 2.4% -4.3%
一般消費財・サービス 3.2% 4.6% 3.5%
素材 2.9% 3.0% -0.9%
生活必需品 2.4% 2.5% -7.2%
金融 2.2% -0.7% -5.5%
ヘルスケア 2.0% 2.3% -1.7%
S&P500 1.6% 1.9% -0.3%
資本財・サービス 1.6% 2.0% -2.6%
不動産 1.1% 1.5% 3.3%
情報技術 0.7% 2.5% 2.1%
エネルギー 0.6% 0.0% 12.5%
公益事業 -3.2% -4.0% -1.6%
騰落率上位(1週) 騰落率
アラガン 9.9%
ターゲット 7.2%
マクドナルド 6.1%
チャーター・コミュニケーションズ 5.9%
ホーム・デポ 5.9%
騰落率下位(1週) 騰落率
デューク・エナジー -3.9%
ネクステラ・エナジー -3.9%
インテル -3.6%
フェイスブック -2.5%
エクセロン -2.4%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、5月の雇用統計やISM製造業・非製造業景況指数などの好調を受けて米国経済の改善を織り込む動きが活発化、S&P500指数は3週間にわたるもみ合いを上放れました。6/7(木)にはG7サミットを前に通商問題に強硬なトランプ大統領の姿勢が嫌気される場面もありましたが、押し目にはすかさず買いが入ったようです。S&P500指数は週間で1.6%の続伸となりました。

業種指数騰落率では、先駆して上昇した「情報技術」には利食いが目立ちました。一方、景況の改善を背景に「素材」「一般消費財・サービス」や「金融」が物色されたほか、株価に出遅れが目立つ「生活必需品」「電気通信サービス」にも見直し買いが入っているようです(図表2)。

先週発表の経済指標では、5月のISM非製造業景況指数が58.6と、市場予想の57.7、4月の56.8を大きく上回って、先々週発表のISM製造業景況指数とともに米国経済の改善が示唆されました。また、中国の5月貿易統計では、輸出が前年比12.6%増、輸入が同26.0%増といずれも市場予想を上回って好調でした。

個別企業(今週の5銘柄に取り上げたもの以外)では、サイバーセキュリティ大手のパロ アルト ネットワークス(PANW)が発表した2-4月期決算は市場予想を上回って通期の売上ガイダンスを引き上げたこと、マクドナルド(MCD)は本社部門の人員を削減して店舗のデジタル化に投資すると発表したことが好感されたこと、株価の回復が続いているツイッター(TWTR)が買収されるモンサントに替わってS&P500指数に採用されること、などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、3週間にわたる「値固め」を経て上放れていることから相場の基調は強いと見られ、引き続き上値を試す展開が期待できそうです。週末のG7主要国首脳会議においてトランプ大統領と他6ヵ国首脳で通商問題の溝は埋まらず、週初はこれを嫌気して下げて始まる可能性がありそうです。ただ、ある程度のトラブルは想定されていたと見られ、決定打になることはないでしょう。

ジム・クレイマー氏は6/8(金)のCNBC「Mad Money」で最近の相場について、以下のように語っています。「多くの投資家が大統領のツイートや貿易戦争への懸念から株の取引を控えている。ホワイトハウスの強硬派の発言で急落、慎重派の発言で急騰といった相場の上下は、率直に言って馬鹿げたことだと思う。貿易戦争は進展するだろうが、私はこうした懸念で株価が急落したときには買い続けている(注:氏はチャリティファンドのファンドマネージャーでもあります)。」

「こう考えたらどうだろう。今週米国株市場は過去3ヵ月で最も良い動きとなった。しかもこれは、FOMC、G7ミーティング、米朝首脳会談の前に起こっている。つまり、心配することは現在の相場では報われてこなかったということだ(worrying has not been paying off here)。」としています。イベントが続くことを理由にアクションを起こさないのは、収益機会を逃してしまうのではと言いたいようです。

今週は6/12(火)にシンガポールでの米朝首脳会談、6/13(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表、6/14(木)にECB(欧州中央銀行)の主要政策金利の発表、6/15(金)に日銀の金融政策の発表など重要イベントが続きます。

米朝首脳会談では、トランプ大統領が中間選挙に向け米選挙民に対して得点を稼げるかが注目されます。ここで得点をあげられれば、通商関連で得点を稼ぐ必要性が低下して、各国へのプレッシャーが緩和する可能性が考えられるでしょう。また、北朝鮮が世界経済に組み込まれる可能性が高まれば、韓国株式や米中韓のゼネコン、インフラ関連銘柄への物色が盛り上がる可能性にも注目できるでしょう。

FOMCでは0.25%の利上げがコンセンサスとなっており、市場は年内の利上げ回数についてメンバーの予想中央値が3回相当で維持されるか4回相当に引き上げられるかに注目しています。ECBについては、理事会で資産購入の停止が協議される公算で、早ければその予定が発表となる可能性が注目されています。

経済指標として、6/14(木)に米国の5月小売売上高の発表が予定されています。米国の小売売上は年初に弱含んだ後、3月、4月と盛り返してきました。5月が市場予想通り前月比0.4%増となれば、米国景気の回復を買う動きが一段と高まると期待されます。企業イベントでは、6/14(木)にアドビシステムズの決算発表が予定されています。

今週の5銘柄

米国市場の物色は、上述したように景気敏感セクターや金融などへの広がりが見られますので、このようなセクターを選ぶというのも一つの考え方でしょう。一方、通商問題への懸念は残っているため、安全策としてこのような環境下でも買われてきた銘柄に注目するのももう一つの考え方です。

今回は後者の考え方を採用して、S&P500指数採用銘柄のうち、過去5営業日で52週高値を更新し、かつ、6/8(金)も前日比プラスとなった銘柄を、図表3にリストアップしました。

ここからアナリストの目標株価平均値との乖離を考慮して、セールスフォース ドットコム(CRM)マイクロソフト(MSFT)ユナイテッドヘルス グループ(UNH)ボーイング(BA)ビザ A(V)をご紹介いたします。

図表3:相場を牽引する52週高値更新銘柄

コード 銘柄名 株価
(6/8)
(ドル)
株価騰落
(前日比)
(%)
株価騰落
(過去20日間)
(%)
目標株価
(ドル)
目標株価
乖離率
(%)
CRM セールスフォース・ドットコム 133.5 0.5 2.2 149.8 12.2
MSFT マイクロソフト 101.6 0.7 3.8 112.2 10.5
UNH ユナイテッドヘルス・グループ 250.7 0.7 7.3 273.7 9.2
BA ボーイング 369.5 0.3 7.4 401.2 8.6
V ビザ 134.7 0.7 2.9 144.8 7.5
MA マスターカード 200.0 0.3 3.6 207.4 3.7
ADBE アドビ・システムズ 251.2 1.5 4.2 249.4 -0.7
NKE ナイキ 74.9 0.2 10.3 71.6 -4.5

※当社サイト「米国株スクリーナー」、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(6/8)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートセールスフォース ドットコム(CRM)133.53ドル58.1 ・企業向けソフトウェアの大手で、顧客管理ソフトウェアでは世界最大です。すべての事業がクラウド関連であるため、企業IT部門のクラウド化の恩恵が最も大きい企業の一つで、高成長の持続が期待されます。

・5/29(火)発表の2-4月期決算は、売上が前年同期比25%増、調整後EPSが同2.6倍でいずれも市場予想を上回って好調でした。19年1月期の売上ガイダンスも、126.6〜127.1億ドルから130.75〜131.25億ドルへ引き上げられています。
買付チャートマイクロソフト(MSFT)101.63ドル25.3 ・世界最大のソフトウェア企業です。業績を牽引しているのはクラウド事業で、同分野ではアマゾンに次ぐ世界2位です。ビジネスソフトウェアやメールシステムで企業のIT部門とコンタクトを持っていることがクラウドの営業活動に有利に働いており、17年の市場シェア拡大は最大でした。

・先週にはソフトウェア開発プラットフォームで最大手の「GitHub」を75億ドルで買収することを発表しています。クラウド事業との相乗効果が期待できそうです。
買付チャートユナイテッドヘルス グループ(UNH)250.68ドル19.8 ・米国の医療保険の会社です。日本人の生活に関係がないため分かりにくい会社ですが、NYダウ採用の大企業で、貿易摩擦に関係がなく、かつ、高成長を遂げているため、現在のような相場環境では物色されやすいと考えられます。

・1-3月期決算は、売上が552億ドルで前年同期比13%増、営業利益が41億ドルで同19%増、EPSが3.04ドルで同28%増と好調です。米国を中心に医療保険を提供する「ユナイテッドヘルスケア」は、保険加入者の増加により前年同期比17%増収、医療関連ITサービスなどを提供する「オプタム」は、事業展開によって同11%の増収を遂げています。
買付チャートボーイング(BA)369.50ドル25.1 ・民間航空機部門と軍需部門を併営する企業です。民間航空機部門は、世界的な中間所得層の増加と格安航空会社の増加を背景に旅客数が拡大して、航空機需要に繋がっていることから恩恵を受けています。また、同市場を欧州のエアバスと2分することから、利益率確保にも有利となっています。

・米中貿易摩擦では、中国の輸入品の最大品目であることから懸念もあります。ただ、同社は中国に組み立て工場を建設中であること、また、中国が貿易黒字を削減するために輸入を拡大する可能性もあると考えられます。
買付チャートビザ A(V)134.74ドル29.9 ・クレジットカード、デビットカードの電子決済のプラットフォームを提供する企業です。現金決済から電子決済へのシフトにより電子決済市場は年率8%前後の比較的高い成長が10年来継続、その成長市場をマスターカードと2分していることから、安定した利益成長が期待されます。

・ビットコインなどの仮想通貨は将来的に競合する決済手段となり得ますが、現在のところ影響は軽微です。それよりもeコマースの拡大によるカード決済利用の増加などのほうが足もとの拡大に寄与しているようです。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。セールスフォースドットコムは19年1月期、マイクロソフトは19年6月期、ビザは18年9月期、その他は18年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
11(月)・日本機械受注(4月)
12(火)・米朝首脳会談(シンガポール)
・ドイツZEW調査(6月)
・NFIB中小企業楽観指数(5月)
・米消費者物価指数(5月)
・米月次財政収支(5月)
ゲーム見本市E3(ロサンゼルス、14日まで)
13(水)・ユーロ圏鉱工業生産(4月)
・米生産者物価指数(5月)
・FOMC政策金利
中国の家電見本市CESアジア(上海、15日まで)
14(木)・日本鉱工業生産(4月)
・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(5月)
・サッカーワードカップ ロシア(7/15(日)まで)
・ECB主要政策金利
・米小売売上高(5月)
アドビシステムズ
15(金)・日銀金融政策
・ユーロ圏27ヵ国新車登録台数(5月)
・ユーロ圏消費者物価指数(5月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(6月)
・米鉱工業生産(5月)
・ミシガン大学消費者マインド(6月)
18(月)・日本貿易収支(5月)
・NAHB住宅市場指数(6月)
19(火)・米住宅着工許可件数(5月)フェデックス
20(水)・米中古住宅販売件数(5月)オラクル
21(木)・フィラデルフィア連銀景況指数(6月)
・米先行指数(5月)
・ユーロ圏消費者信頼感(6月)
マイクロンテクノロジー、レッドハット
22(金)カーマックス

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。日付は現地時間によります。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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