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2019-10-22 02:22:18

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜ドル高の影響縮小が期待される消費関連銘柄〜

2016/01/18

先週の米国株式市場は、市場センチメントがリスク回避に傾く中、原油価格の20ドル台への下落、中国本土市場の下落を受けて続落となりました。企業決算では、インテルの決算がネガティブに捉えられ、センチメント悪化を食い止めることはできませんでした。今週の米国株式市場は、決算発表の本格化(IBM、ゴールドマン サックス、スターバックス、ゼネラル エレクトリックなど)、GDP等を発表する中国の動向、イランの経済制裁解除を受けた原油価格の動向に注目が集まりそうです。テクニカル面では、一旦下げの達成感が出そうなところで、反発を窺う展開でしょうか。

今回は海外エクスポージャーが大きい消費関連銘柄からご紹介いたします。世界的に産業景気が弱い中でも、消費は相対的な堅調を維持していると見られます。また、米国のグローバル企業はドル高の影響を受けて業績が押し下げられていますが、その影響は7-9月期から10-12月期にかけて緩和する見通しです。このような効果が期待できる大型の消費関連銘柄の中から過去1年で株価が下落している、VFコーポレーション、ヤム・ブランズ、ジョンソン&ジョンソン、P&Gをご紹介いたします。

図表1:S&P500指数のローソク足(日足、6ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

<先週の米国株式市場>
11日(月)、12日(火)は先々週の大幅下落に伴うテクニカルな反発となりましたが、13日(水)には原油価格が伸び悩むのを見て一段安となりました。14日(木)は押し目買いが入ったエネルギーやJPモルガン チェースの堅調な決算を手がかりとした金融が主導して反発しました。

しかし、15日(金)は原油価格が20ドル台に沈んだことに加え、中国本土株が3%を超える下落、前日に決算を発表したインテルが大幅安となって大幅な反落となりました。S&P500指数は週間で、先々週の6.0%下落に続き、2.2%の下落となりました。15日(金)には1,857.83ポイントの安値を付け、15年8/25の安値1,867.61を一時下回りました。

経済指標では、13日(水)の中国貿易統計が輸出・輸入とも市場予想を上回りましたが、香港との取引が急増していることから幅広い回復を示すものではないのではとの疑念が残りました。

15日(金)の米小売売上は前月比0.1%減となりましたが、11月の同0.4%増からの反動の面があり、前年比では11月の1.6%増から2.2%増に加速しています。全米小売業協会は、年末商戦は前年比3%増と事前予想の3.7%増を下回ったものの、暖冬と値引き競争が激しかったことを考慮すると「堅調な成長(solid growth)」であったとしています。

<今週の米国株式市場>
今週の米国株式市場は、引き続き決算発表、中国の動向、原油価格の動向が注目されますが、反発を窺う展開でしょうか。

中国では、19日(火)に10-12月のGDP(前年比6.9%増の予想)、12月の鉱工業生産(前年比6.1%増の予想)、小売売上高(前年比11.3%増の予想)、固定資産投資(前年比10.2%増の予想)の発表が予定されています。市場予想並の数字が出れば安心感が広がると見込まれます。また、株価に効く対策が出るかも注目でしょう。

一方、引き続き原油価格は下値不安が残りますが、週末に出たイランの経済制裁解除の決定で弱気材料は一旦出尽くした感もあり、25ドルから30ドルの間では下げ止まることが期待されるでしょう。

S&P500指数のテクニカルには、図表1の通り下降トレンドのチャネルの幅の下落を示現しており、下落は一服となる可能性が高そうです。予想PERも15.2倍まで低下しており、予想EPSが大幅な下方修正とならなければ、割安感の出るところと見られます。

1/14にはゴールドマン・サックスの元株式ストラテジスト(現在、ゴールドマンのグローバル・マーケッツ・インスティテュート社長)、アビー・コーヘン氏が、足元の下落は「感情的な反応」(emotional response)によるものでS&P500指数のフェアバリューは依然2,100ポイントであるとする強気の見方も出ています。

(原油価格について)
原油相場の基本的な見方については、12/24の特集レポート「どうなる原油価格!歴史的な安値も目先は下値不安が大きい」をご参照ください。

以下では、年明け以降に出た原油相場の材料について整理してみます。

【弱気材料】
・サウジアラビアとイランの断交(6日)・・・軍事衝突に進まなければ、OPEC減産合意の阻害要因
・サウジアラビアが同国石油会社アラムコのIPOを検討・・・財政赤字に耐えるとの意思表明?
・イランの経済制裁解除が決定的に(16日)・・・イランは100万バレルの増産意向

【強気材料】
・米大手銀行の決算に原油価格下落の影響が表面化

弱気材料が多く出ましたが、出尽くした感もあります。一方、原油の本格的な底入れには、米国のシェールオイルの生産が落ちることが必要と見られますが、その観点から原油価格の下落が銀行のバランスシートを痛めていることがクローズアップされつつあることは注目されます。

先週決算を発表した大手銀行は、いずれもエネルギーセクター向けを要因として信用コストが前年同期で増大しています。「シェール事業者の破産」や「銀行が資金を引き上げる」などのニュースは原油価格底入れのシグナルになると見込まれます。

(今週の5銘柄)
今回は海外エクスポージャーが大きい消費関連銘柄からご紹介いたします。

世界的に産業景気が弱い中でも、消費は相対的な堅調を維持していると見られます。また、米国のグローバル企業はドル高の影響を受けて業績が押し下げられていますが、その影響は7-9月期から10-12月期にかけて緩和する見通しです。

図表2のようにドル指数の四半期毎の前年同期比を見ると、7-9月期に最も上昇率が高く(つまり、売上・利益の押し下げが大きく)、10-12月期は若干低下しています。1/8時点の124.871が続くと、16年1-3月期、4-6月期に向けても改善する計算になります。

このような効果が期待できる大型の消費関連銘柄の中から過去1年で株価が下落している、VFコーポレーション、ヤム・ブランズ、ジョンソン&ジョンソン、P&Gをご紹介いたします。

加えて、先週決算発表を行った主要企業から、相対的に堅調な決算を発表したJPモルガン チェースを今週の5銘柄として選んでいます。

図表2:ドル高による業績の押し下げは15年7-9月期がピークのはず

注:米連邦準備制度理事会(FRB)が発表している貿易加重のドル指数の月次終値を四半期で平均して、前年同期比の変化率を計算しています。16年1Qと2Qは16年1/8の124.8711を使って計算しています。

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表3:先週発表された主要企業の決算概要

  • 10-12月期決算は、増収に転じて前四半期から改善、市場予想も上回りました。EPSの乖離が大きいのは、粗利率がガイダンスを上回ったことに加え、税率がガイダンスより低くなったことによります。
  • 部門別には、クライアントコンピューティンググループ(PC向けCPU)の売上が7-9月期の8%減から1%減へ、営業利益は20%減から4%減に改善しました。一方、データセンターグループ(サーバー向けCPU)の売上は、7-9月期の12%増から5%増へ鈍化、営業利益は9%増から4%減に悪化しました。
  • 16年1-3月期の売上は前年同期比10%増のガイダンスが出されました。買収したアルテラが3%ポイント程度貢献すると見られ、これを除いても増収が見込まれていることになります。16年通期では、一桁台半ばから後半の伸びが予想されています。データセンター部門の伸び鈍化が懸念されて株価は売られましたが、全体としては業績改善が続く見通しです。
  • 10-12月決算は、7-9月期の減収減益から改善、市場予想も上回りました。純利益は前年同期比10%増で、信用コストの増加を非金利費用の減少がカバーして増益としています。部門別には、カードや自動車ローンが伸びて10%増益の消費者・地域銀行、市場関係収入が低迷したものの法務費用の減少で大幅な増益となった法人金融・投資銀行が、商業銀行と資産運用の減益を補いました。
  • 信用コストは、エネルギー産業向けを中心に前年同期比49%となりました。これまでは同費用の縮小が増益を牽引する重要な要因でしたが、そのような時期は過ぎたと見られます。
  • 市場関連の収益は7-9月期に続いて低迷しており利益水準を維持したのは法務費用の減少が要因ですが、利益額が最も大きい消費者・地域銀行部門がしっかりしていることから、セクター内では相対的に堅調な業績と言えそうです。
  • 10-12月期の純利益は前年同期比横ばいでした。主力のコミュニティ・バンキング部門は1%の減益でしたが、ホールセール・バンキング部門、ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門の増益でカバーしています。コミュニティ・バンキング部門は、1%の増収効果と非金利費用の減少を信用コストの増加が上回って減益になっています。
  • 純金利マージンは2.92%で、前四半期から4ベーシスポイント、前年同期から12ベーシスポイントの悪化で、依然として低下傾向が続いています。一方、ローンの平均残高は前年同期比7%増、預金の平均残高は、同6%増と、収益資産の拡大は順調です。
  • 政策金利が引き上げられて純金利マージンの改善が期待されますが、原油価格の下落を受けて長期金利は低下、信用コストが上昇と、当面は物色されにくい環境でしょうか。
  • 10-12月期のグループ収益は、非中核事業のシティ・ホールディングスで資産売却の増加したことなどで、前年同期比4%増、EPSは前年同期比に膨らんでいた法務費用やリストラ費用などの減少により大幅な増加となっています。信用コストはエネルギー産業向けの貸倒引当金の増加などにより同25%の増加となっています。
  • 一方、中核事業のシティ・コープでは、前年同期比2%の減収で、一時費用を考慮する前の純利益は前年同期比16%減(15年7-9月期比では29%減)でした。同純利益は、北米が同11%減となったほか、ラテンアメリカが52%減、アジアが21%減です。北米の減益は、クレジットカード事業が9%の減収と不振であることなどが要因のようです。
  • ヘッドラインの数字は良好ですが、中核事業の一時費用を除いた部分では、利益の悪化が目立ちます。他の大手銀行に比べて新興国事業が大きいため警戒されていたと見られますが、北米も減益となっているのがネガティブです。ただ、1株当たり純資産(無形資産を除く)は60.6ドルで、すでに0.7倍まで低下しているため、ここから大きく下がることはないと見られます。

※会社資料、ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(1/15)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートVF(VFC) 54.98ドル15.6 ・アウトドア、アクションスポーツ、ジーンズ、スポーツウェアなど、30以上のブランドを展開する世界最大級のアパレルメーカーです。The North Face、Timberland、Wrangler、Leeなど世界的な有名ブランドを保有しています。

・海外売上比率が約4割と高いことからドル高の影響を強く受けています。また、米国では暖冬の影響もあって、アウトドアなどの比率が高い同社の足元の売上動向は低調が見込まれています。このような背景で株価は過去6ヶ月で24%下落しています。

・しかし、中長期の成長性は堅持していると見られることから、予想PERで15倍台に下がった現在は投資のチャンスと見られます。決算発表は2/19の予定です。
買付チャートジョンソン & ジョンソン(JNJ)97.00ドル15.2 ・医薬品、医療機器、消費者向け製品を広く手がける総合ヘルスケア企業です。広くグローバルに展開しているため(7-9月期の海外売上は49%)、ドル高の影響を最も大きく受けている米企業の一つで、ドル高の影響が緩和する局面では業績の回復が期待できます。

・7-9月期の売上は報告ベースで前年同期比7.4%減ですが、為替換算の影響を除くと同0.8%増、さらに事業売却等の影響を除いたベースでは同5.6%増と事業の実態は堅調と言えます。

・決算発表は1/26の予定です。
買付チャートヤム! ブランズ(YUM) 67.09ドル18.8 ・ケンタッキー・フライド・チキン、ピザのPizza Hut、タコスのTaco Bellなどのファーストフードを125以上の国・地域の約4万1,000店舗で運営しています。海外売上比率が8割に達し、また、売上の5割を中国が占めます。

・15年7-9月期は、中国市場の回復が会社の想定を下回ったために売上・利益とも市場予想を下回り、株価は過去6ヶ月で24%の下落になっています。直近では人民元安への懸念も株価を押し下げた要因と見られます。

・10-12月期の中国既存店売上は前年同期比2%程度と堅調です。中国の消費は落ち着いているため、大幅な人民元安を予想するのでなければ、投資のチャンスと見られます。決算発表は2/4の予定です。
買付チャートプロクター & ギャンブル(PG) 74.98ドル20.0 ・世界最大の日用品メーカーです。主力の洗剤類は、アリエール、ダッシュ、ファブリーズ、ヘアケア・化粧品ではパンテーン、ウェラ、SK-II、マックスファクター、ベビー用品ではパンパース、その他髭剃りのジレット、ブラウンなどがあります。15年6月期の海外売上比率は63%です。

・15年7-9月期の売上は、前年同期比12%減と厳しい状況です。為替による売上へのインパクトが9%ポイントあるほか、数量も5%減となっています。一方、販売管理費の削減により、営業利益は同4%増を確保しています。

・16年6月期の売上ガイダンスは、1桁台後半のマイナスと前年度よりマイナス幅は縮小見込みです。オーガニックの売上成長が横ばいから1桁前半、為替のインパクトは5〜6%ポイント程度に低下、また、一部事業の切り離しの影響が見込まれています。決算発表は1/26の予定です。
買付チャートJPモルガン チェース(JPM) 57.04ドル8.5 決算概要をご覧ください。

注:予想PERは、ブルームバーグ集計のコンセンサス予想EPSによります。プロクター&ギャンブルは16年6月期、それ以外は16年12月期です。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
18(月)・米国市場休場(キング牧師の日)
・中国住宅価格(12月)
19(火)・中国実質GDP(10-12月)
・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(12月)

・ユーロ圏消費者物価指数(12月)
・NAHB住宅市場指数(1月)
ネットフリックス、IBM、バンク オブ アメリカ
モルガン スタンレー
、ユナイテッド ヘルス
20(水)・米住宅着工件数・許可件数(12月)
・米消費者物価指数(12月)
ゴールドマン サックス
21(木)・ECB政策金利
・ユーロ圏消費者信頼感(1月、速報)
スターバックス、アメリカン エキスプレス
ベライゾン
、シュルンベルジュ
ユニオン パシフィック
サウスウエスト エアラインズ
22(金)・米中古住宅販売件数(12月)ゼネラル エレクトリック
25(月)・ドイツIFO企業景況感指数(1月)マクドナルド、DRホートン
キンバリー クラーク
26(火)・米ケースシラー住宅価格指数(11月)
・米消費者信頼感指数(1月)
・米FOMC(米連邦公開市場委員会、27日まで)
アップル、P&G、ジョンソン&ジョンソン、
AT&T、コーチ
、E.I. デュポン、3M
27(水)・中国工業部門利益(12月)
・米新築住宅販売件数(12月)
・米政策金利
フェイスブック、バイオジェン、クアルコム
ペイパル、イーベイ
テキサス インスツルメンツ
ユナイテッド テクノロジーズ
28(木)・ユーロ圏消費者信頼感(1月、確報)
・ユーロ圏経済信頼感(1月)
・米耐久財受注(12月)
・米中古住宅販売仮契約(12月)
アマゾン、マイクロソフト、ビザ
ブリストル マイヤーズ スクイブ
キャタピラー、フォード、アムジェン
イーライ リリィ、レイセオン
29(金)・ユーロ圏消費者物価指数(1月)
・米実質GDP(10-12月、速報値)
シェブロン、ハネウェル インターナショナル
マスターカード、アブビー

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有残高上位50銘柄を示します。

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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