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マーケット > レポート > ちょっとe(イー)銘柄の見つけかた >  米国大統領選挙の両建て検証 今後のリスクイベントに備える

米国大統領選挙の両建て検証 今後のリスクイベントに備える

2016/11/24

11月8日に行われた米国大統領選挙の結果を受けて、為替相場や株式相場は大荒れとなりました。「メキシコ国境に壁を作る」「在外米軍の負担増」「関税の引き上げ」など過激な主張を繰り返していたトランプ候補が、事前の報道で伝えられていた劣勢を跳ね返して勝利をしたことで、リスクオフの流れから安全資産として円が買われ、米ドル対円相場は前日終値から最大で4円以上円高が進行しました。

米国大統領選挙は今年最大のイベントの一つとして注目されており、どちらが勝利したとしても一時的に相場が大きく動く可能性がありました。このようなボラティリティの上昇を投資機会とする戦略の一つとしてeワラントの両建てという戦略があります。

そこで今回は、実際に大統領選挙当日にこの戦略を用いた場合にどのようなパフォーマンスを発揮したかを検証すると同時に、今後のリスクイベントとその際に選択する銘柄例をご紹介いたします。eワラントは最大損失が購入金額までに限定されていて、追証の心配も無いため、相場が大きく動くときでもリスク管理が比較的容易にできます。大荒れが予想されるイベントの際には、是非eワラントの活用をご検討ください。

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銘柄の選び方とパフォーマンス

今回は100万円を元手として、大統領選挙の開票前に米ドルのコールとプットを買付け、開票当日の日本時間11月9日に売却した場合の投資成果について検証したいと思います。
まずは、対象となる銘柄の選び方と購入についてですが、ここでいくつかポイントがあります。

【1】イベントの直前に買い付ける
買付けからイベントまでの間に時間がある場合、イベント当日までに相場水準が変わり、両建てのパフォーマンスが悪化してしまう可能性があります。また、eワラントは時間が経過するほど時間的価値が減少してしまうので、相場水準が変わらなくとも保有しているeワラントの価値が減少してしまいます。これらを考慮すると、両建て戦略をする際にはイベント前営業日に買い付けるのがよいと思われます。今回は大統領選挙の開票結果が明らかとなった日本時間11月9日の前日8日の終値で買い付けたものとします。

【2】権利行使価格が相場水準に近く、満期日までの残存期間が短い銘柄を選択する
このような銘柄は比較的ワラントレバレッジ(実効ギアリング)が高く、対象の原資産が急騰又は急落した際にeワラントの価格が大きく動く可能性があるため、今回のような短期間で投資成果を求める際には適した銘柄と言えるでしょう。8日のeワラント取引終了時点の原資産価格が104.82円でしたので、今回は権利行使価格が104円、満期日が12月14日のコール・プットをそれぞれ選択しました。
米ドルリンク債コール 第749回
米ドルリンク債プット 第633回

【3】購入金額が同額となるように買い付ける
買い付ける際にはコール、プットの購入金額が同額程度となるように数量を調整してください。必ずしも同数量とならない点には注意が必要です。今回は元手が100万円ですので、それぞれ50万円程度ずつ買い付けるものとします。

下記の図は、11月9日における、この2銘柄の買取価格(買気配値)推移です。左軸がeワラントの買取価格、右軸が米ドル対円相場です。激戦州といわれるフロリダでのトランプ氏勝利が判明した13時台に、米ドル対円相場が大きく下落したことで、プットが急騰し、コールが急落していることがわかります。

出所:eワラント証券

仮に13時台終値で保有していたワラントを手仕舞うことができた場合の試算は次の表の通りです。eワラントは最大利益は無限大(プットの場合は原資産価格が0となるときが理論上の上限)で損失は投資金額までに限定されているので、プットの上昇分でコールの下落分を埋め合わせ、さらに15%弱の利益が出る結果となりました。

 

2016/11/8(火)

 

2016/11/9(水)

 
買付数量

買付単価
(23:50)

買付金額

 

売却単価
(13:00)

売却金額

実現損益

プット

230,000

¥2.17

¥499,100

¥4.06

¥933,800

¥434,700

コール

174,000

¥2.87

¥499,380

¥1.22

¥212,280

-¥287,100

 

合計

¥998,480

合計

¥1,146,080

¥147,600

しかしながら、14時以降に市場は「トランプ大統領」の誕生を急速に織り込み始め、終値では前日とあまり変わらない水準まで米ドル対円相場は上昇しました。そのため売却時期でみると比較的短時間の間に手仕舞う必要があったといえるでしょう。

2

今後のリスクイベントと銘柄例

前述の通り、今回の大統領選挙では、売却時期に制限はありましたが、リスクを低減しながらボラティリティの上昇を投資の機会とする両建て戦略は有効だったと言えるでしょう。以下は今後ボラティリティの上昇を伴う可能性があるイベントとその際に選ぶ銘柄例です。これらのイベントの際にも両建ては有効に機能するかもしれません。

12月4日 オーストリア大統領選挙

5月に行われた大統領選挙では難民保護を訴える左派のベレン候補が反移民を訴える極右政党のホーファー候補に得票率0.6%差で辛勝しましたが、手続きの無効によるやり直し選挙が12月4日に行われることになっています。事前の報道では極右のホーファー候補優勢と伝えるメディアもあるようです。仮にホーファー候補が大統領に就任した場合には、オーストリアがEU離脱へ向かう可能性も生じ、EUへの不信感がその他の国々へも波及する恐れがあります。同日にはイタリアでも国民投票が行われるため、こちらも注意しておいたほうがよいかもしれません。
この他にも2017年にはオランダ、フランス、ドイツといったEU諸国で大きな選挙が予定されていますので、その際にも両建ては活用できるかもしれません。

12月13〜14日 連邦公開市場操作(FOMC)

11月17日に行われた議会証言で連邦準備制度委員会(FRB)のイエレン議長は改めて12月の利上げを示唆しました。これまでのFOMCやFRB 幹部の発言を受けて、12月利上げの可能性は本稿執筆時点(11/21現在)で約95%と、市場では12月の利上げはほぼ織り込み済みのようです。とはいえ、トランプ氏の財政拡張策への期待と利上げ観測の高まりから、既に米ドル長期金利は急上昇し、ドル高が進行しています。金利上昇とドル高は金融引き締めの効果をもたらすことから、拙速な利上げを見送る声が出ないとも限りません。FRBがいずれの答えを出すにせよ、一時的に米ドル対円相場は大きく動く可能性があります。

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今回のコールくん、プットくんの注目銘柄

コールくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

原油価格が再び上がってきているね。OPECの減産が成功するか否かに左右される部分は大きいけど、海外の大手証券会社は来年半ばまでに原油が余剰状態から不足状態に変化すると予測しているようだよ。また、ドル安が進んでいるのも原油価格上昇にとっては追い風となっているね。年内に減産合意に成功できれば、原油価格は一時的に大きく上昇するかもしれないね。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

この銘柄は権利行使価格が相場水準よりやや上で、満期までの期間が比較的短めの銘柄だよ。短期的に原資産が値上がりをすると大きく価値が上がるかもしれないね。

保有期間の目安

年内には手仕舞ってしまいたいね。

目標売却価格(買気配値)

4円くらいまで値上がりを期待しているよ。

  • ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
この銘柄を見ている方はこんな銘柄も見ています

WTI原油先物リンク債2017年3月限 コール 第7回
トヨタ自コール 第257回
ダウ・ジョーンズ工業株価平均 プット 第278回
ダウ・ジョーンズ工業株価平均 プット 第281回
富士重コール 第49回

  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

プットくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

トランプ次期大統領の政策への期待に伴うドル高・円安から、日経平均は18,000円台を回復したけど、このあたりが天井だと考えているよ。年末〜年始にかけてゆるやかに日経平均が下がっていくと見て、マイナス3倍のレバレッジトラッカーを選択したよ。レバレッジトラッカーは時間的価値の減少が無いので、中長期的に下落があると考えるときにぴったりだね。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

権利行使価格が相場水準よりかなり高いので、自動ロスカットが発生する可能性も相対的に低いとみて選んだよ。

保有期間の目安

日経平均の下落が続くと見られるかぎり満期近くまで保有していいと思うよ。

目標売却価格(買気配値)

満期に日経平均が16,000円まで下がると12.5円になる試算だよ。

  • ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
この銘柄を見ている方はこんな銘柄も見ています

日経平均マイナス3倍 第23回
日経平均マイナス3倍 第24回
日経平均プラス5倍 第27回
東証マザーズ指数コール 第1回
日経平均プット 第739回

  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

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  • 本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

リスクについて

eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式・株価指数、投資証券(REIT)、預託証券、国債先物、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。
ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。
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詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。

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