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マーケット > レポート > ちょっとe(イー)銘柄の見つけかた > 堅調な金相場に為替変動の影響を除いて投資する方法

堅調な金相場に為替変動の影響を除いて投資する方法

2016/01/21

今年の株式市場は大波乱の幕開けとなりました。中国経済の減速、人民元安による円高、中東情勢の不安、原油安、米国の利上げなどが日本株下落の原因として挙げられていますが、このような状況においても下落どころか上昇傾向にある資産があります。米ドル建ての金相場です。

金相場に投資する手段の一つとして金を原資産とするeワラントを利用する方法がありますが、対象原資産となっている金相場は円建てであり、最近の円高の影響によって円建ての金相場のパフォーマンスは芳しくはありません。そこで本レポートでは米ドルを原資産とするeワラントのプットを使って為替ヘッジと同様の効果を狙う手法を用い、実質的に米ドル建ての金相場に投資する方法について紹介しています。

eワラントを活用すれば国内外の個別株式や株価指数、為替からコモディティまで小額でレバレッジ投資ができます。最大損失は投資元本まで。世界的なリスクオフの流れの中、堅調地合いにある金相場への投資をお考えなら、この機会に是非eワラントでのお取引をご検討ください!

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株式市場を尻目に米ドル建て金相場は堅調に推移

今年に入ってから世界の株式市場をめぐる環境は厳しさを増しています。日本株は海外要因で下落基調にありますが、金相場は比較的堅調地合いを維持しています。金はモノ(商品、コモディティ)の代表格ゆえ、米国の利上げにより米ドルの価値が上昇すれば相対的に下落圧力がかかりますが、米国の景気見通しへの懸念から追加的な利上げをけん制する要人発言や、景気減速に苦しむ中国が金融緩和策を続けているとみられ、これらの点から金相場には追い風と考えられます。また、中東、東アジア、南シナ海などで安全保障面での緊張が高まると金が買われる可能性もあります。2008年と同じように全ての資産が売り叩かれる状況となれば話は別ですが、金相場に連動する金融商品を活用した分散投資は一考の余地がありそうです。

図1:日経平均株価と金価格

ロイターよりeワラント証券投資情報室作成

図1は11月末を100として、日経平均株価、米ドル建て金のスポット価格、対円米ドル相場の推移を比較したものです。通常、日本から外貨建て資産に投資する場合は円で換算の過程で為替レートの影響を受けます。米ドル建て金相場は上昇していますが、円建てにした金相場は軟調でした。円高米ドル安が進行したためです。

そこで、円高米ドル安の変動の影響を除くため、円高米ドル安に備えた為替ヘッジをすることを考えます。今回はeワラントの米ドルプットを活用して為替ヘッジのような投資効果を狙う例を紹介します。プット型eワラントは原資産の下落で価格上昇が見込めるeワラントです。具体的には、円建ての金相場(厳密には金相場に連動するリンク債)を原資産とするプラス5倍トラッカーと米ドル(厳密には米ドル相場に連動するリンク債)を原資産とするプットを組み合わせます。

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プットeワラントを活用して為替ヘッジの効果を狙う?

今回検証に用いたeワラントは次の2銘柄と狙いは次の通りです。
・金リンク債プラス5倍トラッカー 第4回 ・・・円建ての金相場の上昇で上昇。金相場の上昇を狙う。
・米ドルリンク債 プット 第570回 ・・・米ドルの下落で上昇。上記に組み合わせることで円高をヘッジ。


【この回号を選んだ理由】
・金リンク債プラス5倍トラッカー 第4回 ・・・金リンク債プラス5倍トラッカーの中で一番権利行使価格が低く、相対的にローリスクです。権利行使価格が相場水準より低いコール型eワラントでも代替可能です。
・米ドルリンク債 プット 第570回 ・・・米ドルプットの中で一番権利行使価格が高く、相対的にローリスクです。

【買付数量及び金額】
11/30の終値を基準に金リンク債プラス5倍トラッカー 第4回に約10万円投資することを前提とし、その為替ヘッジのために米ドルリンク債 プット 第570回の買付に追加的に必要な数量と金額を算出しました。
・金リンク債プラス5倍トラッカー 第4回 ・・・8,000 ワラント、95,680 円
・米ドルリンク債 プット 第570回 ・・・5,000 ワラント、35,850 円

【結果】
各銘柄を11/30の売気配終値で買付けたものとし、1/15までの買気配終値で評価した額の推移を示したのが図2です。米ドル建ての金相場は堅調でしたが円建ての金相場を原資産とするトラッカーは目減りしています。一方、対円米ドル相場が円高になったことで、米ドルプットの評価額は上昇しました。これらのポジションを合計した緑色の線は堅調に推移しています。為替レートの変動を除いて金相場に投資する狙い通りの結果となりました。図3はポジションの合計額と当初購入金額の差の推移です。

今回の検証においては金相場の上昇局面を捉えることができましたが、そもそも米ドル建ての金相場が下落した場合にはこのような結果にならないことが想定されます。また、米ドルリンク債プットの買付金額は後述するデルタ等に基づいて計算しておりますが、デルタ等は時間経過と共に変化するのが一般的ですので、適宜ポジションの一部もしくは全ての売却を行うなどの見直しは必要となるでしょう。

図2:保有銘柄の評価額推移(11/30-1/15)

eワラント証券投資情報室作成

図3:ポジション合計の評価損益推移(11/30-1/15)

eワラント証券投資情報室作成

【詳しく知りたい方向け】
米ドルリンク債 プット 第570回の必要買付数量は、金リンク債プラス5倍トラッカー 第4回 の数量から実質的に金相場に投資しているデルタ換算金額を求めています。デルタ換算金額はeワラントが原資産に対してどれほど連動するかを示した指標「デルタ」(取引画面においてトラッカーにはデルタの表示はありません。プラス5倍トラッカーの場合は仮の数値5として計算します)と、eワラント1単位がどれだけの原資産を対象にしているかを示した「1ワラント当たり原資産数」(取引画面では「1WRあたり株数」として記載)、原資産の価格(取引画面では「CW参照価格」として記載)を用いて計算します。

(1)金リンク債プラス5倍トラッカー 第4回 8,000 ワラントの11/30の取引終了時点のデルタ換算金額
=5(デルタ)×0.002(1WRあたり株数)×4199.318(CW参照価格)×8000(数量)
=約335,945円

(2)このデルタ換算金額との合計が0に近くなるように、米ドルリンク債プット 第570回の数量を計算します。
=-335,945円(上記デルタ換算金額に-1を乗じた金額)÷-0.552(デルタ)÷1(1WRあたり株数)÷123.035(CW参照価格)
=約4,946ワラント
eワラントの取引単位は1,000単位なので今回は切り上げて5,000としました。

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今回のコールくん、プットくんの注目銘柄

コールくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

最近急に寒くなってきたけど、今年は暖冬で冬物衣料が売れないという話を聞くね。暖冬の背景にエルニーニョ現象があるようだよ。もう既にピークは過ぎたという観測もあるけれど、エルニーニョ現象によって局地的な大雨や干ばつを引き起こすと考えられているね。異常気象、特に干ばつともなれば穀物価格の上昇圧力になると思うよ。eワラントで投資できる穀物相場としてシカゴコーンがあるね。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

コーン価格の上昇を想定しているのでコールを選んだよ。数ヵ月程度の保有を考えているので権利行使価格が低く、満期までの期間がなるべく長い銘柄を選んだよ。

保有期間の目安

2〜3ヵ月程度の保有を考えたいね。

目標売却価格(買気配値)

原資産価格は現状3.7ドル前後だけど、5ドルくらいまで上昇を期待しているよ。シミュレーターで試算してeワラント単価としては20円前後で利食い売りを目標にしたいね。

  • ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
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コーン先物リンク債_2016年5月限コール1回
ユーロリンク債プット368回

  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

プットくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

原油価格が下げ止まらない状況で産油国もさすがに生産量を減らすのでは?と想定している人はたくさんいるかもしれないけど、今の価格帯でも生産が維持される可能性は高いと思っているよ。なぜかというと、原油に依存している産油国の場合、生産量を減らして様子を見る、という余裕があるとは思えないから。さらに、需要と供給に関して、イランの制裁解除や中国の統計データといった弱気な材料もあるので、原油価格の下押し圧力が続くと見て、ブレント原油プットに決めたよ。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

ブレント原油を対象とするプットは既に値上がりしていてレバレッジは低めになっているので、今回はレバレッジが相対的に高めの銘柄にしたよ。実効ギアリングの絶対値が大きいほどレバレッジは高めだよ。

保有期間の目安

2週間前後を考えているよ。

目標売却価格(買気配値)

6.5円前後での売却を目標にしたいね。

  • ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
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  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

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  • 本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

リスクについて

eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式・株価指数、投資証券(REIT)、預託証券、国債先物、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。
ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。
さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。
お客様の購入価格と売却価格には価格差(売却スプレッド)があります。
詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。

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