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原油相場は反転したのか?相場下落の振り返りと今後の見通し

2015/5/14

2014年の1年間で、原油価格は半値近くにまで下落しました。今後の価格動向に関しては、反転したとの見方や再度下落に転じるという見方もあります。経済のグローバル化が進んだ現代の環境では、原油価格の動きは他の資産にも大きな影響を及ぼすため、株式やFXがメインの投資家にとっても原油価格の値動き要因を押さえておくことは意味あるものといえるでしょう。

本レポートでは、原油相場への投資に必要な基礎知識を短時間で押さえられるようにまとめました。また、少額から原油相場に投資してみようとお考えなら、是非eワラントをご検討ください!

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原油の価格はどこで決まる?

原油が取引される大きな国際市場として、北米・欧州・アジアの三大市場があります。それぞれの市場には原油取引の価格決定の基準となる指標原油(マーカー原油ともいわれます)があります。北米では「WTI原油」、欧州では「ブレント原油」、アジアでは「ドバイ原油」が各々の指標原油にあたります。そして、ニューヨークやロンドン、ドバイなどの商品取引所にそれぞれの原油価格に対する先物が上場されていますが、特にWTI原油先物とブレント原油先物は取引量と市場参加者が多く、市場の流動性が高いため価格形成に大きな影響力をもちます。

●WTI原油
WTIはWest Texas Intermediate(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)の略で、WTI原油は米国のテキサス州西部を中心に生産される原油のことを指します。NYMEXのWTI原油先物は世界で最も取引量の多い原油先物で、国際的な原油価格の指標として最も有名なもののひとつです。WTI原油先物の価格を動かす重要な指標のひとつとして、米国エネルギー省から基本的に毎週水曜日に開示される米週間石油在庫統計が挙げられます。
ところで、WTI原油先物取引に係る契約では、米オクラホマ州のクッシングという都市にてWTI原油そのものか、同等の代替物と受渡を行うとされています。このため、WTI原油先物の価格にはクッシングという米国の中の一都市における在庫状況が価格に大きな影響を与えます。また、米国からの原油輸出は禁止されています。WTI原油先物は世界のエネルギー先物取引の中で最も流動性が高い取引のひとつですが、これらの点から国際価格としてふさわしいかに関して、近年は疑問の声も上がっているようです。

●ブレント原油
英国やノルウェーを中心とする北海油田は世界的な産油地のひとつであり、ブレント(Brent)は北海に存在する油田のうちのひとつの名称です。前述のように、WTI原油価格の国際的な原油価格としての指標性の弱さが指摘される中で、より的確に国際的な石油市況を反映する指標としてブレント原油が注目されています。【図表1】は過去15年間のWTI原油先物とブレント原油先物の直近限月での取引量を表しています。いまだにWTIの方が取引量では上回るものの、両者の差は特に2010年以降、縮小傾向にあることがわかります。eワラントを用いればWTI原油先物およびブレント原油先物の相場に間接的に投資することができます。

【図表1】 過去15年のWTI・ブレント原油先物取引(直近限月)の出来高比較
  • ※ロイターをもとにeワラント証券投資情報室が作成。
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昨年の下落の原因は?

【図表2】は2013年の世界の地域別にどれだけの割合の石油消費があったかを示しています。アジア・太平洋の伸びが際立っていることがわかります。その要因は中国の石油消費量の増加で、消費量は四半世紀で4.6倍に増加しています。しかし、2010年には前年比12.2%増であった中国の消費量の伸びは2013年には前年比3.7%増で、経済成長の緩やかな鈍化とともに消費量の伸び率は落ち着いてきているようで、需要の鈍化が原油相場下落の要因の一つとなっていた可能性があります。なお、国別では首位は米国(21%)、第2位に中国(12%)、やや離れて日本(5%)と続きます。国別では米国が圧倒的な差で世界最大の消費国であり続けています。

【図表2】 世界の地域別原油消費シェア推移と世界の原油消費量推移
  • ※BP Statistical Review of World Energy 2014をもとにeワラント証券投資情報室が作成。

【図表3】は米国エネルギー省から発表されている米週間石油在庫統計とWTI原油先物価格(直近限月)の推移を比較した図です。昨年末に石油在庫統計が一気に増加する前に原油価格が急落していることがわかります。昨年の11月末にOPEC(石油輸出国機構)が原油の減産を見送った後に一気に石油在庫が増加しており、価格は在庫の増加を先取りして下落していたと考えられます。

【図表3】 米週間石油在庫統計とWTI先物価格(直近限月)の推移
  • ※米エネルギー省およびロイターをもとにeワラント証券投資情報室が作成。

【図表4】は、供給量の推移を地域別に分けたものですが、ほとんどの地域が横ばい若しくは微増程度のなか、北米だけ生産量が着実に増加していることがわかります。この背景にはいわゆる「シェール革命」があると考えられます。シェール革命は、2000年代にこれまで開発が困難とされてきた頁岩(けつがん)(シェール)に含まれる石油や天然ガスの採掘が技術革新によって可能になったことによる世界的なエネルギーの需給構造の変化をいいます。近年ではシェール革命による北米での原油埋蔵量の増大により、米国からの原油輸出解禁の動きも強まってきているようです。

このように中国の需要の伸びが鈍化した可能性があるのに対し、米国のさらなる供給増が続くなかOPEC加盟国やロシアなどの主要産油国も減産しなかったため、昨年末に需給のバランスが崩れて原油価格は大きく下落したと考えられます。

【図表4】地域別原油供給量推移(千バレル/日)
  • ※米エネルギー省をもとにeワラント証券投資情報室が作成。
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今後の見通しと注目原油eワラント

それでは、今後の原油価格の見通しはどのようなものでしょうか。

米エネルギー省が5月1日に発表した在庫統計(戦略備蓄を除く)では、在庫は388万バレル減少しての4億8703万バレルとなりました。在庫の減少は今年の1月初旬以来で、原油相場は上昇しました。米エネルギー省は2015年後半から米国の供給量の伸びが鈍化して在庫の積み増しが減ると予測しています。現在の原油安によって米国の生産量に徐々に調整がかかるとの見通しのようです。中東やロシアが生産量を調整する可能性は高いとはいえないものの、米国の一部のシェール関連企業が採算割れを起こし掘削事業から撤退して供給量の調整されるシナリオは有力といえます。

ただし、市場が予想していない事象が発生した場合には、原油価格の急変も考えられます。例えば、ウクライナや中東などの情勢が悪化して産油国周辺の地政学リスクが増大した場合には、ロシアや中東からの供給不安が懸念されて一時的に原油価格が急騰する可能性があります。また、米国のシェール関連企業の中には原油安によって採算が悪化し、経営破たんに追い込まれた企業もあるようです。例えば、多くのシェール関連企業が短期間に一気に経営破たんした場合は、生産調整が急に進むとの思惑が広がり原油価格が短期間に回復する可能性もあるでしょう。

ただし、市場急変時にはリスク回避先として日本円が買われた場合は円高となり、円換算した原油価格に負の影響を及ぼす可能性がある点には注意が必要です。また、原油の大きな消費国である中国の経済活動が低迷すると需要低下に拍車をかけるでしょうし、米国などの生産調整が進まない場合には一旦持ち直したように見える原油価格が反落する可能性があります。

原油相場への投資手段として例えば投資信託や商品先物などが考えられます。しかし、特に最近の原油相場は値動きが大きく、証拠金取引によって取引をした場合に追証(追加証拠金)が発生するなど想定以上の損失が発生してしまう可能性があります。また、国内では国際原油指標として注目が高まっているブレント原油相場に投資できる商品は多くありません。

eワラントなら小額で、損失限定なのに、レバレッジをかけて原油相場の上昇局面、下落局面のいずれでも利益を狙える投資することができます。また、WTI原油とブレント原油のいずれにも投資をすることができます。

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今回のコールくん、プットくんの注目銘柄

コールくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

2月以降銅の価格は上昇トレンドに転じたんじゃないかな。銅の相場を見る上では銅の世界最大の消費国である中国の動向には注目だね。中国は景気減速が懸念されているけど、先日の利下げ措置のように国内経済を浮揚させようとしていることは銅価格にはポジティブだと思うよ。ただ、リスクとしては中国の住宅市場の供給がまだ高水準にあって、仮に需要が増えても過剰な供給を吸収できるほどではないかもしれないことが挙げられるね。中国経済に変調が見られて銅価格の急落が起きたら手仕舞い売りをすることも念頭に入れておいたほうがよさそうだよ。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

少し長めの保有期間を想定しているので銅リンク債コールで権利行使価格が低めの銘柄を選んだよ。

保有期間の目安

3ヵ月前後を想定しているよ。

目標売却価格(買気配値)

12円台で売却することを目標にしているよ。

  • ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
この銘柄を見ている方はこんな銘柄も見ています

銅リンク債コール 141回
銅リンク債コール 139回
日経平均 コール 879回
金リンク債 コール 206回
ユーロ安(プット)型 349回

  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

プットくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

今回の東芝と同じ内容の不正会計ではないだろうけど、参考までに2011年に粉飾が発覚したオリンパスの2011年のチャートを見てみたよ。疑惑が出たのが2011年7月の雑誌記事で、オリンパスの社長が有価証券報告書の虚偽を公表したのが2011年11月だったのだけど、オリンパスの株価は2011年7月の始値である2,702円から2011年11月の最安値は424円と1/6未満になっていたよ。東芝の会計の虚偽の内容が仮に重大なものであれば、更に下げる余地があるのではないかと考えて、プットを選んだよ。値動きが大きいから信用取引では取り組みにくいけど、eワラントなら損失限定だからこういうとき便利だよね。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

決算発表が6月以降となる見込みらしいから、長めの保有期間になるかもしれないね。
満期まであまり時間がない銘柄を避けて、権利行使価格が株価を上回っているイン・ザ・マネーの銘柄にしたよ。

保有期間の目安

今回の業績予想の修正の顛末がわかるまで保有するつもりだよ。

目標売却価格(買気配値)

10.00円前後で売却することを目標にしているよ。

  • ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
この銘柄を見ている方はこんな銘柄も見ています

日本電産コール61回
日本電産コール65回
日本電産コール63回
日本電産コール72回
東芝コール164回

  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

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