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マーケット > レポート >  日本株投資戦略〜 師走相場突入!「12月優待&好配当銘柄」で乗り切れ!

日本株投資戦略〜 師走相場突入!「12月優待&好配当銘柄」で乗り切れ!

2014/12/5
投資調査部 鈴木英之

いよいよ師走相場がスタートしました。日経平均株価は、12月1日(月)に早くも年初来高値を更新し、東京株式市場では「掉尾の一振」への期待が高まりつつあります。株式市場では、総選挙が始まったことを受け、政策関連銘柄や、円安・原油安などを追い風にできる銘柄を物色する動きが出ています。

そうした中、もう一方の物色の柱として注目したいのが、12月株主優待銘柄および好配当銘柄です。一般的に株主優待と言えば、本決算企業が多い3月(642社)、その中間決算が多い9月(347社)、小売決算が多い2月(132社)が話題となりますが、12月もそれに続き、120社もの企業が対象となりますので、株主優待に関心のある投資家は要マークの月と言えます。
そこで今回の「日本株投資戦略」では、12月の株主優待銘柄について考えるとともに、配当や業績についても勘案し、以下の3つのポイントから銘柄を選定しました。

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 12月の代表的な「優待銘柄」は?

まず、表1をご覧ください。投資家の方が、社名くらいは聞いたことがありそうな知名度の高い企業で、12月に株主優待の権利が確定する企業の一例となっています。12月に権利が確定する銘柄のうち、当社WEBサイトでの閲覧数が上位10位以内(12月1日時点)に入る銘柄ばかりで、投資家の関心も高いと言えます。

生活に密着した優待内容になっている企業が多いのが特徴で、これらの企業に投資し、株主優待の権利を獲得することも、株式投資の魅力の一つといえそうです。なお、当社WEBサイトにも「ピックアップ!12月株主優待銘柄のご紹介」と題したコンテンツがありますので、そちらも併せてご参考頂ければと思います。

表1:12月株主優待銘柄の一例(主要銘柄)

取引 チャート コード 銘柄名 最低投資単位での優待内容
現買信買 チャート 2211 不二家 500円の優待券6枚
現買信買 チャート 2503 キリンホールディングス 1,000円相当商品券
現買信買 チャート 2702 日本マクドナルドホールディングス 優待食事券1冊
現買信買 チャート 4755 楽天 8,300円相当クーポン3枚他
現買信買 チャート 8165 千趣会 1,000円相当買物券
現買信買 チャート 9973 小僧寿し 200円割引券25枚
  • ※当社WEBサイト等をもとにSBI証券が作成。データは2014/12/1現在。権利付最終日はいずれも2014/12/25。
  • ※優待内容はポイントを示したものです。詳細は当社WEBサイトまたは、発行会社が発表する情報をご確認ください。なお、優待内容は資料作成日段階の情報で、その後に変更されることもあります。

12月は無論、1年最後の月です。NISA(少額投資非課税制度)における1年ごとの非課税枠100万円は、翌年に繰り越せないため、未使用枠の一部が、こうした株主優待銘柄に向かう可能性があります。従って、12月はこれらの銘柄の株価上昇が期待されますので、キャピタル・ゲインの面でも、市場で注目を集める可能性がありそうです。

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 「株主優待」を狙った投資で、ぜひ押さえておきたい注意点

株式投資は、株価の値上がりを狙うことだけが、利益をあげる手段ではありません。配当を受け取ったり、株主優待で商品やサービス等をもらったりすることで、トータルの利益をより増やすことが可能になります。特に株主優待は、近年多くのメディア等でも取り上げられており、投資初心者の方が、株式投資の入り口として利用するケースも増えているようです。

このように、多くの投資家に浸透しつつある株主優待ですが、ここで改めて注意点をおさえておきたいと思います。

(A)権利付最終日までに、対象銘柄を買付けておく必要があること。(今月は2014年12月25日※一部銘柄除く)
(B)権利付最終日に向け株価は上昇しやすく、権利落ち日以降は下落しやすい傾向があること。
(C)業績の向上・悪化による株価の変動に注意すること。
(D)一層利益を増やしたいのであれば、配当の多寡についても十分検討すること。

このうち、(A)と(B)については、9月19日付の「日本株投資戦略」において、9月株主優待銘柄を念頭にご説明しておりますので、そちらをご覧いただければと思います。特に注意したいのは、(B)において権利付最終日直前に買い、権利落ち直後に売却し、大きめの損失を計上してしまった結果、せっかく株主優待で商品やサービス等をもらったのに、実質的に損の方が大きかったという例も少なくないことです。株主優待狙いといえども、権利付き・権利落ち前後の株価変動には注意したいところです。

なお、株価変動はこれ以外でも(C)にあるように、企業の業績変動でも生じます。表1の銘柄の中で例えると、キリンホールディングスが一例となります(図1参照)。現在は年初来高値更新の動きですが、2014年8月には急落する場面もありました。今年度上期決算が減益となったことが嫌気された形です。

株主優待目的の投資でも、株式投資である以上、需給や業績の変動により、株価が変動するリスクがある点は十分注意が必要なのです。さらに、(D)にもあるように、配当の多寡についても十分考慮し、トータルとしての利益を一層増やす努力もしておきたいところです。

図1:キリンHD(2503)〜業績変動で株価が下落した場面も

図1:キリンHD(2503)〜業績変動で株価が下落した場面も
  • ※Bloomberg、各種報道等をもとに、SBI証券が作成。
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 配当や業績も考慮してさらなるリターンUPを!

このように、おさえておきたい注意点も少なくない株主優待ですが、うまく付き合えば株式投資をより有意義なものにできるツールになるでしょう。

しかし、株主優待の権利が確定する月は、基本的にその企業の決算期末(中間決算も含む)で、配当を受け取る権利が確定する月でもあります。株主への利益還元という側面ではむしろ、こちらが主流と考えられますので、優待のみならず配当を意識した投資戦略を考えることは、非常に重要だと思います。そこで今回の「日本株投資戦略」では、最後に「優待」と「配当」を合わせて考えた銘柄選びをご紹介したいと思います。

低い投資金額に比較し、配当や株主優待等から高めの収益が期待できる銘柄

まず、表2は12月優待銘柄のうち、最低投資金額が15万円未満で、株主優待と下期予想配当を合計すれば、高めの収益が期待できる銘柄です。

例えばゴルフダイジェスト・オンライン(3319)の場合、ゴルフショップクーポン券(1,000円相当)およびゴルフ場予約クーポン券(1,000円)と配当(100株で200円)が下期だけで得られる株主還元策となっています。ゴルフ好きの投資家の方で、この銘柄を上期から所有していれば、上期にも計2,000円分のクーポンを手にしていることになり、全てを合計すると年間4,000円分のクーポンを得られる計算になります。

なお、表2の銘柄は最低投資金額が15万円以下ですので、少ない金額で分散投資をすることが可能です。前項で業績動向に注意すべきと指摘しましたが、実際に個人投資家が正確な業績予想をすることは難しいのが現実である以上、業績・株価変動リスクに分散投資で対応することは、「正攻法」であると考えられます。

表2:最低投資金額が比較的安く、活用次第では魅力的な優待内容をもつ銘柄

取引 チャート コード 銘柄名 株価
下期配当
最低投資単位での優待内容
現買信買 チャート 3319 ゴルフダイジェスト・オンライン 325
2
クーポン券計2,000円分
現買信買 チャート 2406 アルテ サロン ホールディングス 700
10
優待券3,000円
現買信買 チャート 3325 ケンコーコム 1,208
0
4,000円相当の割引券
現買信買 チャート 9384 内外トランスライン 1,450
20
2,500円相当の商品
  • ※当社WEBサイト等をもとにSBI証券が作成。データは2014/12/1現在。売買単位はいずれも100株単位。
  • ※下期配当は、会社予想。優待内容はポイントを示したものです。詳細は当社WEBサイトまたは、発行会社が発表する情報をご確認ください。なお、優待内容は資料作成日段階の情報で、その後に変更されることもあります。

業績不安が少ない上に、配当・株主優待トータルでみると比較的高い収益が見込める銘柄

表3は、12月優待銘柄のうち、最低投資金額が20万円未満で、配当と株主優待を合わせると比較的高めの収益が期待できる銘柄で、業績的にも下方修正リスクが小さいとみられる銘柄です。

業績下方修正リスクが小さい銘柄を選ぶための条件としたのが、第3四半期までの経常利益の累計金額が、前年比でどう変化しているかです。例えばラックランド(9612)では、2014年1〜9月(第3四半期累計)の経常利益が前年同期比で74.1%増えていますが、通期では2.5%増益見通しですので、現状の計画は「保守的」であり、下方修正リスクは小さいとみられます。このように第3四半期累計の増益ペースが通期計画よりも速い銘柄ならば、ここでは下方修正リスクが小さいと考えました。

このラックランド(9612)を100株買付けた場合、投資金額は約13.7万円ですが、3,000円分の特産品に加え、1,500円分の下期配当が期待できることになります。ちなみに特産品は、石巻市または女川町のもの。株主優待で震災被災地の復興に思いをはせることもできます。

表3:業績不安が少なく、配当・株主優待トータルでみると比較的高い収益が見込める銘柄

取引 チャート コード 銘柄名 株価
下期配当
最低投資単位での
優待内容
3Q
経常益
通期
経常益
現買信買 チャート 9612 ラックランド 1,369
15
3,000円相当の特産品 74.1% 2.5%
現買信買 チャート 3630 電算システム 1,632
11
3,000円相当の特産品 17.7% 9.6%
現買信買 チャート 2427 アウトソーシング 1,684
22
クオカード2,000円相当 184.5% 51.1%
現買信買 チャート 9757 船井総研ホールディングス 1,002
17
500円相当の図書カード等 16.3% 5.8%
現買信買 チャート 5819 カナレ電気 1,884
19
クオカード1,000円相当 46.9% 13.3%
現買信買 チャート 4746 東計電算 1,787
53
お米券2s 9.1% 0.1%
  • ※当社WEBサイト等をもとにSBI証券が作成。データは2014/12/1現在。
  • ※下期配当は、会社予想。優待内容はポイントを示したものです。詳細は当社WEBサイトまたは、発行会社が発表する情報をご確認ください。なお、優待内容は資料作成日段階の情報で、その後に変更されることもあります。
  • ※3Q経常利益は2014年1〜9月期経常利益(前年同期比・%)、通期経常益は2014年12月期予想経常利益(会社予想・前年同期比・%)。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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