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2024-04-24 18:13:07

マーケット > レポート > 福の神レポート >  2016年 日本銀行が買いを増やす銘柄・減らす銘柄はコレだ!?

2016年 日本銀行が買いを増やす銘柄・減らす銘柄はコレだ!?

2015/12/25

12/18(金)に日銀金融政策決定会合があり、現在の金融緩和策を補完する新たな制度の導入を決めました。日銀は、金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を補完するため、設備投資や人材投資に積極的な企業の株式が含まれるETF(上場投資信託)を年間およそ3,000億円買い入れる新たな枠の設置を決めています。

「設備投資や人材投資に積極的な企業の株式が含まれるETF(上場投資信託)」とは、黒田総裁の説明によると、当初はJPX日経インデックス400に連動するETFを念頭に置くものの、施策の趣旨に合致する新規のETFをつくるように運用会社に促すとのことです。新型ETFが出来るまでにはかなり時間がかかると思われますので、JPX日経インデックス400の構成銘柄に注目しました。TOPIX(東証株価指数)とJPX日経インデックス400の構成銘柄の組入れ比率を比較、JPX日経インデックス400の組入れ比率の高い銘柄を日本銀行が買いを増やす銘柄、逆にTOPIXの組入れ比率の高い銘柄を、日本銀行が買いを減らす銘柄と仮定して、ご紹介いたしましょう。

1

12/18 日本銀行が緩和の補完措置導入

12/18(金)に日銀金融政策決定会合があり、日本銀行が現在の金融緩和策を補完する新たな制度の導入を決めました。日銀は、金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を補完するため、設備投資や人材投資に積極的な企業の株式が含まれるETF(上場投資信託)を年間およそ3,000億円買い入れる新たな枠の設置を決めています。

設備投資や人材投資に積極的な企業の株式が含まれるETF(上場投資信託)とは、黒田総裁の説明では、当初はJPX日経インデックス400に連動するETFを念頭に置きますが、こうした施策の趣旨に合致する新規のETFをつくるように運用会社に促すとのことです。

1)新たなETF買入れ枠の設定

ETFの買入れについて、現在の年間約3兆円の買入れに加え、新たに年間約3,000億円の枠を設け、「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を対象とするETFを買入れる。当初は、JPX日経400に連動するETFを買入対象とし、この施策の趣旨に合致する新規のETFが組成された場合には、速やかに買入対象に加える。新たな枠によるETF買入れは、日本銀行が買入れた銀行保有株式の売却開始に伴う市場への影響を打ち消す観点から、2016年4月より開始する。

表1・表2は、今回ご紹介する「2016年 日本銀行が買いを増やす銘柄・減らす銘柄」の一覧表です。
具体的な選定方法は、下記で説明します。

表1 2016年、日本銀行が買いを増やす銘柄 TOP10

NO.

コード

銘柄名

JPX400
組入れ比率

TOPIX
組入れ比率

組入れ比率
差異

1

2914

日本たばこ産業

1.71

1.29

0.42

2

4502

武田薬品工業

1.47

1.09

0.38

3

3382

セブン&アイ・ホールディングス

1.33

0.99

0.34

4

6954

ファナック

1.31

0.97

0.34

5

9020

東日本旅客鉄道

1.24

0.92

0.32

6

7751

キヤノン 

1.21

0.90

0.31

7

4503

アステラス製薬

1.18

0.88

0.30

8

9022

東海旅客鉄道

1.12

0.83

0.29

9

9433

KDDI

1.67

1.38

0.29

10

9437

NTTドコモ

1.10

0.82

0.28

表2 2016年、日本銀行が買いを減らす銘柄 TOP5

NO.

コード

銘柄名

JPX400
組入れ比率

TOPIX
組入れ比率

組入れ比率
差異

1

7203

トヨタ自動車

1.36

4.29

-2.93

2

8306

三菱UFJフィナンシャル・グループ

1.37

2.66

-1.29

3

8316

三井住友フィナンシャルグループ

1.40

1.60

-0.19

4

9984

ソフトバンクグループ

1.44

1.52

-0.07

5

8411

みずほフィナンシャルグループ

1.46

1.49

-0.03

2

東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400の組入れ比率の違いに注目

日銀は、東証株価指数(TOPIX)、日経平均株価(日経225)またはJPX日経インデックス400(JPX日経400)の3つの指数に連動するETFを対象として、それぞれの市場残高に比例して買入れを行っています。
12/22終値ベースで、指数ごとのETFの時価総額は、下記の通りです。

東証株価指数(TOPIX)   約6兆601億円
日経平均株価(日経225) 約7兆4,296億円
JPX日経インデックス400(JPX日経400) 約5,202億円

来年も今までの3兆円の枠を、この時価総額比で買うとすると、下記の金額のETFを購入することになります。

東証株価指数(TOPIX)   約1兆2,977億円
日経平均株価(日経225) 約1兆5,909億円
JPX日経インデックス400(JPX日経400) 約1,114億円

新規のETFが組成されるにはかなりの期間がかかりそうなので、2016年はJPX日経インデックス400(JPX日経400)に連動するETFが今回の補完措置として3,000億円買われるとすると

東証株価指数(TOPIX)   約1兆2,977億円
日経平均株価(日経225) 約1兆5,909億円
JPX日経インデックス400(JPX日経400) 約4,114億円

実際には、JPX日経インデックス400を対象とするETFの時価総額の増加も想定されるので、これ以上買われることになりそうです。
個別銘柄で考えると、東証株価指数(TOPIX)より、JPX日経インデックス400(JPX日経400)の組入れ比率の高い銘柄のほうが、日本銀行がJPX日経インデックス400を対象とするETF買いを通じて買いを増やす銘柄として考えられます。逆に東証株価指数(TOPIX)の組入れ比率の高い銘柄は、JPX日経インデックス400対象のETFの残高が増加して比率が高まるために、2015年と比較して東証株価指数(TOPIX)を対象とするETF買いを通じて買いを減らす銘柄として考えられそうです。

よって、「(1)12/18 日本銀行が緩和の補完措置導入」で示された表1、表2が「2016年、日本銀行が買いを増やす銘柄 TOP10」と「2016年、日本銀行が買いを減らす銘柄 TOP5」になると想定されるのです。

3

2016年 日本銀行が買いを増やす上昇基調の銘柄はコレだ!?

日本銀行による、今回の補完措置導入による3,000億円の枠の買い入れは来年2016年4月からの予定です。JPX日経インデックス400は、11/19高値14,521.94円を戻り高値にして反落相場となっており、25日移動平均線も割り込んでいます。

新年相場で期待出来そうな銘柄として、東証株価指数(TOPIX) より、JPX日経インデックス400(JPX日経400)の組入れ比率の高い銘柄の上位50銘柄のうちで、12/22終値ベースで25日移動平均線を上回っている銘柄を、「表3 2016年、日本銀行が買いを増やす上昇基調の銘柄」 で9銘柄ご紹介しています。この中から業種が同一の銘柄を除いた6銘柄をピックアップして、年始相場で期待出来そうな「2016年 日本銀行が買いを増やす上昇基調の銘柄」としてご紹介いたします。

表3 2016年、日本銀行が買いを増やす上昇基調の銘柄

NO.

コード

銘柄名

JPX400
組入れ比率

TOPIX
組入れ比率

組入れ比率
差異

25日移動
平均線乖離

1

2914

日本たばこ産業

1.71

1.29

0.42

0.3

2

7751

キヤノン

1.21

0.90

0.31

0.7

3

9433

KDDI

1.67

1.38

0.29

3.7

4

9437

NTTドコモ

1.10

0.82

0.28

3.7

5

1925

大和ハウス工業

0.68

0.51

0.18

2.2

6

4523

エーザイ

0.61

0.45

0.16

2.1

7

4528

小野薬品工業

0.61

0.45

0.16

8.5

8

4578

大塚ホールディングス

0.58

0.43

0.15

3.4

9

8630

損保ジャパン日本興亜ホールディングス

0.51

0.38

0.13

0.7

銘柄コード 2914 銘柄名 取引 現買信買
ポイント

東京都港区虎ノ門に本社があるたばこを軸に医薬品、食品などに事業を展開している日本を代表するグローバル企業です。国営の日本専売公社から1985年に日本たばこ産業株式会社となり、1994年に民営化され東証1部に新規上場しています。上場時は99%の売上が国内のたばこ事業でしたが、国内では食品、医薬品、飲料など多角化をはかり、海外たばこ会社をM&Aして、海外たばこ事業を拡充してきました。2014/12期ベースで、売上比率は、海外たばこ55%、国内たばこ28%と逆転しています。今年も、飲料をサントリーグループに売却、米国のたばこ会社から、非米国事業を取得するなど、M&Aに積極的です。

日足チャート

銘柄コード 7751 銘柄名 取引 現買信買
ポイント

東京都大田区下丸子に本社があるカメラ・事務機のグローバル企業です。一眼レフカメラではシェア5割以上です。事務機では、トナーなどの消耗品で手堅く稼いでいます。2014/12期で海外売上高比率が81%と高く、特に欧州に強みを持っています。円・ユーロの為替動向に業績が大きく影響を受けます。株主還元にも積極的で、機動的な自社株買いを行っており、予想配当も約4.0%と高配当です。

日足チャート

銘柄コード 9433 銘柄名

KDDI 

取引 現買信買
ポイント

東京都千代田区飯田橋に本社がある、総合通信企業です。携帯電話を軸に、光回線販売や子会社にケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム(JCOM)を保有しています。12/24の日本経済新聞にテレビ通販最大手のジュピターショップチャンネルを買収するとの記事が掲載されていました。電力小売り事業にも参入しており、通信と電力のセット販売に注力するようです。携帯電話料金の値下げ圧力を、傘下の様々なサービスを組み合わせた顧客の囲い込み戦略で対応するようです。

日足チャート

銘柄コード 1925 銘柄名 取引 現買信買
ポイント

大阪市北区梅田に本社があり、住宅・賃貸住宅・分譲マンション・商業施設・一般建築物など幅広い事業を行っている企業です。「ア(安全・安心)・ス(スピード)・フ(福祉)・カ(環境)・ケ(健康)・ツ(通信)・ノ(農業)」をキーワードに、環境エネルギー事業や、ロボット事業、農業事業などにも積極的に取り組んでいます。業績は連続で最高益を更新するなど好調です。株主還元にも積極的で、6期連続の増配を行っており、今期も増配が期待出来そうです。

日足チャート

銘柄コード 4528 銘柄名 取引 現買信買
ポイント

大阪市中央区久太郎町に本社がある中堅製薬企業です。がん免疫薬『オプジーボ』が稼ぎ頭となっており、収益が急拡大しています。『オプジーボ』は様々ながんへの効能追加により、中期的な収益源として拡大が期待出来そうです。

日足チャート

銘柄コード 8630 銘柄名 取引 現買信買
ポイント

東京都新宿区西新宿に本社がある損保ジャパンと日本興亜が経営統合した3大メガ損害保険の一角です。損害保険、生命保険に続く3本目の柱として介護事業に注力しており、今年2015年12月にワタミの介護事業を約210億円で買収し、虐待の不祥事を起こした介護事業大手のメッセージ (2400 東証ジャスダック)を、TOBによって子会社化すると発表しています。

日足チャート

  • ※チャートは、すべて当社WEBサイトからSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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