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マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  高ROEの優良銘柄を抽出する?

高ROEの優良銘柄を抽出する?

2019/12/11
投資情報部 長谷川 稔

寒さが徐々に身にしみる時期になってきました。筆者の通勤路に大きな銀杏の木が何本かあるのですが、早朝は落ち葉で、レッドカーペットならぬ黄色の絨毯状態になっています。

師走相場も中盤に差しかかってきましたが、来年に向けて良い銘柄を仕込んでおきたいところです。そこで今週の「新興株ウィークリー」は、高ROEかつ業績が伸びている企業を抽出してみました。ROE(Return on Equity=自己資本利益率)は、資本効率を示す収益性の指標で、機関投資家や外国人投資家が最も重視する指標の一つです。皆様の投資のご参考になれば幸いです。

なお、ROE(Return on Equity)については、12/12(木)に発行予定の「アナリストの視点」で詳しい説明をしていますので、そちらもご参考にしていただければ幸いです。

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1新興市場で高ROEの優良銘柄を抽出する!!

それでは早速銘柄を抽出してみたいと思います。抽出条件は下記の通りです。

(1)マザーズ市場、あるいはJASDAQ市場に上場している銘柄で時価総額が50億円以上であること
(2)前年度のROEが20%以上であること(ただし特別利益の計上などで純利益が水増しされている銘柄は除外)
(3)自己資本比率が30%以上であること
(4)過去3年間で経常利益が30%以上成長、かつ今期の会社予想経常利益が増益であること
(5)直近四半期決算で年度予想経常利益に対する進捗率が標準以上であること(1Qなら25%、2Qなら50%など。四半期決算がない場合は前年度の着地が会社予想を上回ったこと)

(3)の条件は過小資本の会社や、過度な財務レバレッジでROEが高くなっている企業を排除するための条件設定です。

これらの条件を満たす銘柄群が下の表1です。ROEが高い順に掲載しています。

表1 新興市場の高ROE銘柄はコレ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(円)
12月10日
ROE
(%)
今期予想
経常増益率
(%)
4424 4424 4424 4424 Amazia 6,330 47.6 36.9
6556 6556 6556 6556 ウェルビー 1,857 45.3 21.5
7748 7748 7748 7748 ホロン 5,420 38.5 36.4
3990 3990 3990 3990 UUUM 5,210 38.3 11.5
6033 6033 6033 6033 エクストリーム 2,108 34.5 17.5
3150 3150 3150 3150 グリムス 2,519 27.4 12.8
4800 4800 4800 4800 オリコン 1,661 24.1 25.3
7034 7034 7034 7034 プロレド・パートナーズ 8,200 22.9 69.2
7069 7069 7069 7069 サイバー・バズ 5,150 22.9 21.7
7060 7060 7060 7060 ギークス 1,781 21.8 21.2
4437 4437 4437 4437 gooddaysホールディングス 3,570 20.3 23.0
  • ※当社WEBサイトをもとにSBI証券が作成。オリコン(4800)の増益率は純利益ベース。

2抽出銘柄のポイント

それでは表1で抽出された銘柄群のうち数銘柄について、チャートとポイントを簡単にご紹介したいと思います。

Amazia(4424); 漫画アプリの「マンガBANG!」を運営しています。このアプリは新作や名作、様々なジャンルの作品を取りそろえており、基本は無料購読ですが、広告収入や一部コンテンツの少額課金で成り立っているビジネスモデルです。他にもアプリの「マンガEpic!」では、マンガ作家の投稿を受け付けており、マンガ家発掘育成にも努めています。
「マンガBANG!」のダウンロード数増加に伴い、大手出版社との取引増加により業績が急拡大しています。将来的には同種のサービスを海外でも展開する計画を持っています。

ウェルビー(6556); 就労を希望する障害者に対して、職業訓練・求職活動・職場定着支援を行っている会社です。これまでは首都圏周辺の比重が高くなっていましたが、全国展開を進めており、就労移行支援事業所の「ウェルビー」は、2019年9月末で69事業拠点を有しています。
障害者の就労は政府の重要な施策となっているうえ、同社独自の要因として全国展開の進展により、高い成長が期待できそうです。拠点拡大を背景に、業績は堅調です。

ホロン(7748);創業以来一貫して電子ビーム技術の半導体産業への応用を志向してきた会社です。 2005年にJASDAQ市場に上場しています。2018年6月にエー・アンド・デイ(7745)の連結子会社となっています。
ICのフォトマスク用CD-SEM、レビューSEMなどの装置で、EUV(極端紫外線)露光が超微細加工半導体の量産に使用されるようになり、注目を集めています。主力のフォトマスク用CD-SEMの好調で業績が伸長傾向にあります。

UUUM(3990); YouTuberの制作サポート事業を展開しています。動画視聴数連動のアドセンス、広告収入が柱です。同社の特徴は、「はじめしゃちょー」、「HIKAKIN」などの人気専属YouTuberを多数そろえていること。新領域としては人気インスタグラマーによる動画広告の制作サービスも手がけています。
日本の動画広告市場はTV市場に比べ10%未満程度と小さく、成長余地は高いと見られます。世代が若いほど動画メディアはTVからYouTubeへシフトしている点が強みです。

エクストリーム(6033); ゲーム開発業に対する技術者派遣や受託開発業務が主力です。クリエイティブな開発スキルを持つデジタルクリエイターのプロダクションといえそうです。自社でのゲーム開発も行っています。
近年はゲーム以外のWEB系のソリューション事業が拡大しており、収益の安定性に貢献しそうです。中でも今年5月の順番予約サイト「EPARK」(登録会員約2,000万人、提携店舗約10万店の人気施設の予約・順番受付サイト)との資本業務提携が注目されます。スマホのゲームアプリ「ラングリッサー」の海外でのヒット、技術者派遣単価の上昇などで業績は好調です。

オリコン(4800); 音楽データベース(ヒットチャート)から出発した会社ですが、現在はニュース配信や顧客満足度(CS)調査などのコミュニケーション事業と、スマホやフィーチャーフォン向けのコンテンツ配信(100万曲以上の音楽配信)事業が経営の両輪です。
音楽配信は競合もあり低調ですが、CS調査のジャンル拡大、PV数増加による広告収入増加で業績は順調です。メディアを切り口としたYouTuberの育成や、インフルエンサービジネスにも展開しようとしている点が注目されます。

図1:Amazia(4424)・日足

図2:ウェルビー(6556)・日足

図3:ホロン(7748)・日足

図4:UUUM(3990)・日足

図5:エクストリーム(6033)・日足

図6:オリコン(4800)・日足

  • ※図1から図6は、当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

2【新興市場Now】マザーズ指数は小幅続伸、JASDAQは年初来高値を更新中

東証マザーズ指数の12/10(火)終値は906.21と、12/3(火)終値915.32から1.0%の反落となりました。一方JASDAQ平均は1.2%の続伸で引き続き年初来高値を更新しました。日経平均は0.1%の小幅上昇でしたから、マザーズ指数は日経平均に対して、劣位な値動きとなりました。JASDAQ平均は8月末からほとんど押し目無しに連騰しており好調が続いています。

マザーズ市場の時価総額の大きい銘柄は、メルカリ(4385)を筆頭にトップ5がいずれも下落となりました。またその他の主力銘柄でもヘリオス(4593)、弁護士ドットコム(6027)などが軟調でした。減損実施による下方修正および決算発表の延期から下落していたMTG(7806)は、12/9(月)に決算を発表しましたが、株価は若干反発しています。

JASDAQ市場の時価総額が大きい銘柄では、11月度月次売上が引き続き好調だったワークマン(7564)が続伸となったほか、セリア(2782)も上昇となりました。その他では日本マクドナルドホールディングス(2702)、ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)などは、値下がりと、まちまちでした。

※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型(浮動株調整後)の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄の影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに11月末のマザーズ市場の時価総額に占めるそーせいグループ(4565)が6.5%、メルカリ(4385)が6.4%、サンバイオ(4592)が4.8%、ミクシィ(2121)が3.6%などとなっています。

図7:東証マザーズ指数(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_191211_11.gif

図8:JASDAQ平均(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_191211_12.gif
  • ※図7、図8ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表2:主要株式指標の騰落率(12/3〜12/10)

指数 終値(12/10) 騰落率
日経平均株価 23,410.19 0.1%
東証マザーズ指数 906.21 -1.0%
JASDAQ平均株価 3,735.06 1.2%

表3:主要新興市場銘柄の騰落率(12/3〜12/10)

コード 銘柄 終値(12/10) 騰落率
マザーズ市場の時価総額上位銘柄
4385 メルカリ 2,168 -6.8%
4592 サンバイオ 4,215 -5.7%
3923 ラクス 1,945 -7.2%
3479 ティーケーピー 4,485 -3.3%
4565 そーせいグループ 2,249 -2.6%
JASDAQ市場の時価総額上位銘柄
7564 ワークマン 9,900 3.9%
2702 日本マクドナルドホールディングス 5,350 -1.5%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ 4,870 -0.5%
6425 ユニバーサルエンターテインメント 3,860 -1.2%
2782 セリア 2,970 4.0%
直近上場銘柄・市場で話題の銘柄
3967 エルテス 1,889 -0.9%
4593 ヘリオス 1,400 -2.9%
6027 弁護士ドットコム 5,680 -4.4%
2121 ミクシィ 2,098 2.6%
7806 MTG 829 0.2%
  • ※表2・表3はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は12/3(火)と12/10(火)終値の比較による。時価総額は11月末基準。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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