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マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  今後の上方修正が期待される新興株銘柄はコレ!?

今後の上方修正が期待される新興株銘柄はコレ!?

2019/7/24
投資情報部 長谷川 稔

ゴルフの全英オープンが終りました。今年の開催場所は北アイルランド。典型的なリンクスコース(海沿いにあり、自然の地形を利用した平らで砂地の多いゴルフ場)で、荒れた天候も含めいかにも全英オープンらしい試合でした。ちなみに英語表記は”The Open”だけで、英国を表す言葉はどこにも入っていません。イギリス人のプライドが表れているように思います。試合は地元のローリー選手が優勝し、すごい盛り上がりを見せました。日本勢は8選手が参加したものの、松山選手が予選落ちしたほか、決勝に進めたわずか2人の選手も下位に沈み、まったく良いところがありませんでした。

東京株式市場は、相変わらず連日売買代金が2兆円を割り込む薄商いにあえいでいます。米中通商摩擦の長期化が心配され、世界的に景気・企業業績に対する不透明感が払拭できないうえ、米金利の低下から円高・ドル安が進み、景気・企業業績への不安が強まっていることが背景でしょう。

こうした中、7月半ばまでに2月決算企業の第1四半期の決算発表が終了しました。これからは3月決算企業の決算発表が始まります。相変わらず株価は決算内容に敏感に反応していました。そこで今回の「新興株ウィークリー」では、2月決算銘柄で第1四半期の決算が好調で、今後に上方修正の可能性がありそうな企業をスクリーニングしてみました。皆様の銘柄選択のご参考にしていただければ幸いです。

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1今後の上方修正が期待される新興株銘柄はコレ!?

それではさっそく、今後の上方修正が期待できそうな新興株銘柄をスクリーニングにより、抽出してみたいと思います。

(1)マザーズまたはJASDAQの上場銘柄で、時価総額が50億円以上であること
(2)2月決算銘柄で、既に第1四半期(3月〜5月)の決算を発表していること
(3)会社予想ベースの通期の業績見通しを公表しており、その予想が経常増益であること
(4)第1四半期の経常利益が増益で、なおかつその前年同期比の増益率が通期予想の増益率を上回っていること
(5)第1四半期の経常利益の年度予想に対する進捗率が25%以上であること

上記の全条件を満たす銘柄を、(3)にあげた年度予想の経常増益率が高い順に並べたものが表1になります。これらの銘柄は、第1四半期の出だしが好調で、今後の上方修正が期待できそうな銘柄と考えられます。インターライフホールディングス(1418)は、既に第1四半期で年度予想の利益を超過達成していますが、現時点では上方修正を行っていません。当銘柄を含め表1にあげた銘柄の中から、第2四半期決算の発表前後の時期(9月から10月)に、増額修正を行う企業が出てくる可能性があるのではないでしょうか。

表1:「今後の上方修正が期待される」新興株銘柄はコレ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(円)
7月23日
通期の会社予想
経常増益率
(%)
1Q決算での経常利益進捗率
(%)
主な事業内容
現買信買 チャート 追加 2669 カネ美食品 3,160 91.2 42.4 スーパー、コンビニの惣菜販売
現買信買 チャート 追加 7450 サンデー 1,749 73.6 67.3 イオン系列、東北でホームセンター
現買信買 チャート 追加 3353 メディカル一光 8,850 15.8 27.7 三重地盤の調剤薬局チェーン
現買信買 チャート 追加 2294 柿安本店 2,148 7.8 26.2 百貨店での精肉、惣菜の店舗販売
現買信買 チャート 追加 7624 NaITO 226 6.3 36.2 機械工具類の専門商社
現買信買 チャート 追加 1418 インターライフホールディングス 264 5.5 101.9 建物内の内装、音響工事など
現買信買 チャート 追加 3065 ライフフーズ 1,828 2.9 38.5 関西地盤の和食外食チェーン
現買信買 チャート 追加 2186 ソーバル 1,401 1.6 29.9 組み込みソフト開発、技術者派遣
現買信買 チャート 追加 7807 幸和製作所 1,524 黒字転換 86.4 高齢者向け歩行車、杖など
  • ※各社公表データ、Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。カネ美食品は前期から決算期変更で、3月決算から2月決算に移行(前期は11ヶ月決算)。このため今期の予想増益率は2019年2月期(11ヵ月)の経常利益680百万円を12ヵ月相当分に修正した741.81百万円と2020年2月期の予想経常利益1,300百万円を比較・計算した数字を使っています。さらに、四半期増益率は、2018年4〜6月期と2019年3〜5月期の比較により計算されています。また、インターライフホールディングスの第1四半期経常損益は前年同期から黒字転換となっていますが、通期の予想経常増益率(5.5%)を上回っているとして取り扱っています。なお、インターライフホールディングスおよび幸和製作所は分析対象に「黒字転換」が含まれていますが、増益額を四半期と通期予想で比較した場合に、四半期増益額は通期予想を上回るペースであると理解されるため、実質的にこの条件を満たしたと考えました。

2抽出銘柄のポイント

それでは表1で抽出された銘柄の一部について、チャートと注目ポイントを簡単にご紹介したいと思います。

カネ美食品(2669)は、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)の子会社です。親会社のユニーを中心に、大手スーパー、百貨店、駅ビルなど300店舗近い惣菜販売と、東海地方を中心に関東、関西等に15工場でファミマ向けの弁当、おにぎり、パスタなどの製造を手がけています。ドン・キホーテが運営するMEGA ドン・キホーテへの出店、駅ナカ、駅ビルへの出店や生協向けの夕食宅配納品開始などで、売上高の増加が期待できます。コンビニ向け不採算工場の閉鎖により収益改善も進んでいます。1Q実績で年間予想利益の42%超を達成しています。

柿安本店(2294)は、明治初めに三重県で牛鍋店として創業している老舗です。現在の中心事業は百貨店を中心にした精肉および惣菜の店舗販売を展開しています。中でも松坂牛の販売に強みを持っています。この他に和菓子や外食事業なども運営しています。松坂牛のブランド力を背景に業績は高いレベルで安定しています。今期の会社予想は7.8%経常増益ですが、1Q実績は前年同期比29.2%増益でした。同社は、株主優待の人気銘柄でもあります。2月末に100株以上の保有で1,000円相当分の自社店舗利用券が贈呈される制度(保有株数により優待内容が変動)になっています。

インターライフホールディングス(1418)は、内装工事の日商インター等を傘下に有する持ち株会社です。商業施設(飲食店・物販店)やホテル、オフィスの内装の設計施工や、施設の演出・各種装備(音響映像・照明・吊りもの機構)などを手がけています。今期は主力の内装工事が受注好調なうえ、大型案件の完工などから採算も向上している模様です。1Q決算で既に年間の利益予想を達成しています。

幸和製作所(7807)は、乳母車の製造販売からスタートした会社ですが、1975年にシルバーカー(高齢者の歩行支援の手押し車)の販売を開始したのが奏功し成長しました。現在の主要製品は、歩行車(大型のシルバーカー)、シルバーカー、杖、入浴補助具など。販売ルートは半分弱が介護施設ルート、残りはチェーンストア向けや輸出などです。歩行車のシェアは業界トップです。生産は自社の中国工場(東莞)および台湾の協力工場で行われています。前期決算は歩行車の製造工程のミスにより、製品の自主回収を行ったことから赤字に転落しましたが、今期は回復し黒字転換の見通しです。1Q決算で年間予想利益の86%を達成しています。

図1:カネ美食品(2669)・日足

図2:柿安本店(2294)・日足

図3:インターライフホールディングス(1418)・日足

図4:幸和製作所(7807)・日足

  • ※図1から4は当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

3【新興市場Now】マザーズ指数は続落

東証マザーズ指数の7/23(火)終値は891.55と、7/16(火)終値904.80から1.5%の続落となりました。JASDAQ平均は0.6%の上昇でした。日経平均は0.4%の小幅上昇でしたから、マザーズ指数は日経平均に対し劣位な値動きとなりました。

マザーズ市場で時価総額の大きい銘柄であるそーせいグループ(4565)サンバイオ(4592)などバイオ関連銘柄の下落が影響しています。そーせいグループ(4565)は、前回ロシュ・グループ企業のジェネンテック社と提携契約を締結したとのニュースを受けて急上昇しましたがその反動と見られます。一方、7/12(金)に公募増資を発表し急落したPKSHA Technology(3993)は、今回は反発しました。その他の個別銘柄では、グッドスピード(7676)の上昇が目立っています。

JASDAQ市場は、時価総額が大きい銘柄ではハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)の株価上昇が目立っています。

※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型(浮動株調整後)の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄の影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに6月末のマザーズ市場の時価総額に占めるメルカリ(4385)のシェアは8.4%、そーせいグループ(4565)が6.8%、ミクシィ(2121)が4.5%、サンバイオ(4592)が4.2%、などとなっています。

図5:東証マザーズ指数(日足)

図6:JASDAQ平均(日足)

  • ※図5、図6ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表2:主要株式指標の騰落率(7/16〜7/23)

指数

終値(7/23)

騰落率

日経平均株価

21,620.88

0.4%

東証マザーズ指数

891.55

-1.5%

JASDAQ平均株価

3,460.99

0.6%

表3:主要新興市場銘柄の騰落率(7/16〜7/23)

コード

銘柄

終値(7/23)

騰落率

マザーズ市場の時価総額上位銘柄

 

4385

メルカリ

2,791

-0.8%

4565

そーせいグループ

2,438

-6.7%

4592

サンバイオ

3,225

-5.0%

3993

PKSHA Technology

6,080

6.9%

2121

ミクシィ

2,098

-1.1%

JASDAQ市場の時価総額上位銘柄

 

2702

日本マクドナルドホールディングス

4,785

-0.4%

6324

ハーモニック・ドライブ・システムズ

4,180

6.9%

7564

ワークマン

5,070

-1.9%

6425

ユニバーサルエンターテインメント

3,420

1.0%

4816

東映アニメーション

4,765

-4.9%

直近上場銘柄・市場で話題の銘柄

 

3967

エルテス

1,931

-1.3%

4593

ヘリオス

1,440

-5.9%

7676

グッドスピード

3,255

9.8%

4384

ラクスル

3,760

-2.6%

7806

MTG

1,230

9.7%

  • ※表2・表3はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は7/16(火)終値と7/23(火)終値の比較による。時価総額は6月末基準。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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