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マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  今後の上方修正期待銘柄を発掘する!?(その2)

今後の上方修正期待銘柄を発掘する!?(その2)

2018/11/14
投資情報部 長谷川 稔

10月に入ってからそれまで好調だったNY株式市場が下落に転じ、世界的にも波乱の局面を迎えました。そうした中、東証マザーズ指数は9/27(木)の取引時間中に付けた当面の高値である1,086.54ポイントから、10/30(火)には一時821.32ポイントの安値まで下落(下落率は24.4%)しました。

しかし、10月末からは値ごろ感からの買戻しが増えたことに加え、米国の中間選挙やFOMCなどのイベントを無事に通過したことによる安心感から反発に転じ、マザーズ指数は10/30(火)の安値から11/9(金)には一時1,006.66ポイントと大台を上回り、下落局面とは逆に22.6%の上昇となり、同期間の日経平均の上昇率を上回りました。

こうした中、3月期決算の第2四半期決算の発表が続きました。新興市場銘柄の場合、決算発表は東証一部の企業に比べやや遅い傾向がありますが、11/13(火)までには殆どの銘柄の決算が出揃いました。企業側の業績予想については、上方修正もあれば下方修正もあるなど企業業績は踊り場を迎えつつあり、株価の企業業績への感応度が一段と高まっているとの印象が強まっています。

そこで、今週の「新興株ウィークリー」では、先週に引き続き、第2四半期決算発表が終ったばかりの3月決算銘柄にスポットを当てて、好決算銘柄をピックアップしてみることにしました。狙いは第2四半期までの決算が好調で、今後の上方修正が期待できる銘柄の発掘です。これらの銘柄が、株式市場全般の波乱で低水準で買える今が逆に投資チャンスになるかもしれません。皆様の投資のご参考になれば幸いです。

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図1:東証マザーズ指数(日足)

図2:JASDAQ平均(日足)

  • ※図1・図2ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表1:主要株式指標の騰落率(11/6〜11/13)

指数

終値(11/13)

騰落率

日経平均株価

21,810.52

-1.5%

東証マザーズ指数

958.73

1.0%

JASDAQ平均株価

3,588.48

-0.1%

表2:主要新興市場銘柄の騰落率(11/6〜11/13)

コード

銘柄

終値(11/13)

騰落率

マザーズ市場の時価総額上位銘柄

 

4385

メルカリ

3,120

3.7%

7806

MTG

5,960

3.7%

2121

ミクシィ

2,488

-1.4%

4592

サンバイオ

6,510

6.9%

3993

PKSHA Technology

10,130

2.0%

JASDAQ市場の時価総額上位銘柄

 

2702

日本マクドナルドホールディングス

5,010

0.5%

6324

ハーモニック・ドライブ・システムズ

3,505

-1.7%

7564

ワークマン

7,180

-2.4%

2782

セリア

4,355

-6.4%

6425

ユニバーサルエンターテインメント

3,765

3.4%

直近上場銘柄・市場で話題の銘柄

 

3967

エルテス

2,015

48.6%

4593

ヘリオス

1,987

11.3%

6572

RPAホールディングス

16,520

-4.5%

4384

ラクスル

2,803

-2.4%

6544

ジャパンエレベーターサービスホールディングス

2,033

19.3%

  • ※表1・表2はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は11/6(火)終値と11/13(火)終値の比較による。時価総額は10月末基準。

1【新興市場Now】リバウンドに転じた新興市場

東証マザーズ指数は9/27(木)の取引時間中に付けた当面の高値である1,086.54ポイントから10/30(火)には一時821.32ポイントの安値まで下落(下落率は24.4%)しました。この間の日経平均の下落率を10%程度上回る不振となりました。米国金利の上昇、企業業績への懸念などを背景に米国株が大幅下落となり、日本株はもちろん世界的に株式への警戒感が強まったためです。このような下落局面においては、新興株市場は流動性が乏しいことからボラティリティが高まり、値動きが大きくなる特性があります。

ただし、10月末からは値ごろ感からの買戻しや、米中貿易摩擦の緩和観測、米国中間選挙やFOMCなどの重要イベントを無事通過したことなどから株価は反発に転じ、日経平均は10/26(金)の一時的な安値20,971円から11/8(木)には一時22,583円(終値)まで7.7%上昇しました。マザーズ指数は10/30(火)の安値から11/9(金)には1,006.66ポイントと下落局面とは逆に22.6%の大幅な上昇となり、日経平均の上昇率を上回っています。個別銘柄では、メルカリ(4385)MTG(7806)などのマザーズ市場の主力株が値を戻したほか、再生細胞薬の臨床実験進展のニュースで急騰したサンバイオ(4592)も値を保っています。小形ではエルテス(3967)が電子データ先進国エストニアの会社と連携し、情報銀行向けのソリューション提供を発表したことなどが好感され、大きく値上がりしました。

※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄である、メルカリ(4385)やミクシィ(2121)などの影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに10月末のマザーズ市場の時価総額に占めるメルカリのシェアは8.0%、ミクシィのシェアは同5.4%となっています。

2【出世株を探せ!】今後の上方修正期待銘柄はコレ!?(その2)

こうした中、3月期決算の第2四半期決算の発表がほぼ出揃いました。業績予想については、上方修正もあれば下方修正もあるなど企業業績は踊り場を迎えつつあり、株価の企業業績への感応度は非常に高まっているとの印象が強まっています。そこで冒頭でもご紹介した通り、今週の「新興株ウィークリー」では、先週に引き続き第2四半期決算発表が終ったばかりの3月決算銘柄にスポットを当て、好決算銘柄をピックアップしてみることにしました。

それでは早速、好業績の3月決算銘柄について、スクリーニングを行ってみたいと思います。条件は以下の7点です。

(1)マザーズまたはJASDAQの上場銘柄であること
(2)3月決算銘柄で、第2四半期(2018年7〜9月期)の決算発表が11/7(水)から11/13(火)に終了した銘柄であること
(3)第2四半期までの経常利益の進捗が、通期の会社予想経常利益に対し50%以上の銘柄であること
(4)第2四半期累計(2018年4〜9月期)の経常増益率が、通期(2019年3月期)会社予想経常増益率を上回っていること
(5)通期の会社予想経常利益が増益見通しであること
(6)第2四半期決算発表前後に上方修正、下方修正を行っていないこと
(7)時価総額が30億円以上であること

上記の全条件を満たした銘柄を、第2四半期までの今期予想経常利益に対する進捗率の高い順に並べたものが表3の12銘柄となります。これらの銘柄は、第2四半期までの業績が好調で、今後の上方修正期待が大きく、好業績が今後の株式市場で評価される可能性のある銘柄ではないかと思われます。また、決算発表前で持ち高を落としていた投資家が再度、これらの銘柄で買いポジションを増やしてくる可能性も十分あると考えられます。特に、全般的な株価下落でツレ安した時は、投資の好機となる可能性もありそうです。

それでは表3の銘柄群のうち、数銘柄について簡単に事業内容等をご紹介したいと思います。

WDI(3068)は、2006/12に上場したダイニングレストランの老舗です。多業態での出店が特徴で、全国に103の店舗を展開しています。、「ハードロックカフェ」、パスタの「カプリチョーザ」、最近では「ウルフギャング・ステーキ」などが成功しています。日本人が外国の旅行先で日本食レストランに行くように、訪日外国人の増加で今後メリットが想定できるのではないでしょうか。

細谷火工(4274)は、打ち上げ花火の会社として100年以上の歴史を持つ会社で、1963/6に上場しています。現在の事業は火薬技術を応用した、発煙筒、照明弾などの自衛隊向けが主力ですが、自動車のエアバッグ用、ダイバーや登山者向け製品など民間向けの製品も伸びています。2019年3月期の2Q決算は、民間向け製品の好調に加え、製造工程の合理化などで、前年同期比19%増収、経常利益は5.5倍増益でした。

ウェルビー(6556)は、2017/10にマザーズ市場に上場した、就労希望の障害者への職業訓練・求職活動・職場定着支援を行っている会社です。首都圏周辺の比重が高いですが、全国展開を進めており、現在72事業拠点を有しています。障害者の就労は政府の重要な施策となっているうえ、同社独自の要因として全国展開の進展により、高い成長が期待できそうです。

博展(2173)は、2008/2に上場した、企業や団体のイベント展示会、販促などの企画、施工会社です。ここ数年売上高は伸びていますが、粗利益率の低下が目立っていました。ただし今期は、採算管理の徹底、業務効率化が浸透する一方、大型の展示会案件やリピート案件の受注好調が相なって業績が好調です。2019年3月期の2Q決算は、イベントプロモーションが好調で前年同期比23%増収、経常利益は2.5倍増益でした。

アルファポリス(9467)は、2014/10に上場した出版会社です。一般の作家からWEBに投稿されたライトノベル(10代から20代の読者を想定した、娯楽性の高い小説。気軽に読める内容のものが多い)や漫画から、優れた内容や人気のある作品のものを選んで、編集・書籍化するのがビジネスモデルです。近年は電子書籍での販売も行っています。2019年3月期の2Q決算は、漫画を主体に出版事業が好調な上、赤字のゲーム事業の切り離しにより、過去最高収益を計上しています。

表3:今後の上方修正期待銘柄はコレ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(11/13)円 今期予想
経常増益率
第2四半期
までの増益率
第2四半期
の進捗率
現買信買 チャート 追加 3068 WDI 1,697 5.3% 64.7% 69.6%
現買信買 チャート 追加 4274 細谷火工 724 1.0% 548.2% 69.4%
現買信買 チャート 追加 9036 東部ネットワーク 1,064 7.0% 14.5% 66.4%
現買信買 チャート 追加 6556 ウェルビー 1,635 23.8% 53.2% 62.7%
現買信買 チャート 追加 9780 ハリマビステム 3,395 1.5% 157.5% 60.3%
現買信買 チャート 追加 5162 朝日ラバー 993 6.4% 24.8% 56.1%
現買信買 チャート 追加 6824 新コスモス電機 1,689 1.9% 37.4% 55.7%
現買信買 チャート 追加 2173 博展 1,800 7.7% 147.9% 54.0%
現買信買 チャート 追加 2136 ヒップ 943 3.1% 17.5% 53.7%
現買信買 チャート 追加 8298 ファミリー 469 0.8% 22.6% 53.7%
現買信買 チャート 追加 9908 日本電計 1,632 1.0% 18.4% 52.5%
現買信買 チャート 追加 9467 アルファポリス 2,140 58.5% 196.2% 50.8%
  • ※会社発表資料等をもとにSBI証券が作成。

3今後の新規上場予定は?

表4:当面の新規上場予定銘柄

上場日

コード

社名

市場

会社概要

11/28

3498

霞ヶ関キャピタル(株)

マザーズ

太陽光発電施設の開発・販売および売電事業

12/11

7043

アルー(株)

マザーズ

社員研修など社会人向け教育サービス

12/11

7044

(株)ピアラ

マザーズ

Eコマースおよび広告マーケティングの支援事業

12/12

4423

アルテリア・ネットワークス(株)

未定

通信事業(光インターネット接続・IP電話サービス)

12/13

7670

オ−ウェル(株)

東証2部

塗料・化成品等の商社事業および電子部品加工

12/13

1449

(株)FUJIジャパン

札幌アンビシャス

外壁リフォーム工事の販売並びに施工

12/17

7045

(株)ツクイスタッフ

JASDAQ-S

介護・医療に特化した人材サービス事業

12/17

2970

(株)グッドライフカンパニー

JASDAQ-S

投資用新築一棟賃貸マンションの企画設計・施工

12/18

1450

田中建設工業(株)

JASDAQ-S

建築構造物の解体工事および施工管理

12/19

9434

ソフトバンク(株)

未定

移動・固定通信事業及びICTソリューション

  • ※東京証券取引所の資料他をもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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