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マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  「トリプルスリー」のリバウンド候補銘柄はコレ!?

「トリプルスリー」のリバウンド候補銘柄はコレ!?

2018/9/26
投資情報部 長谷川 稔

プロ野球はシーズンもあらかた終了し、興味はCSと日本シリーズに移ってきました。ひいきの選手の個人成績も気になります。筆者がファンのヤクルトスワローズには、今年素晴らしい記録を作りそうな選手がいます。大阪の履正社高校出身で2010年のドラフト1位である山田哲人(26)二塁手です。現在までのところ、打率0.313、本塁打33本、30盗塁です。残り試合からいって打率が3割を下回ることは考えにくいため、「トリプルスリー」は確実です。これまでトリプルスリーを達成した選手は10人いますが、山田選手は2015、2016年と唯一複数回の達成者で、今回が3度目の達成となります。あのさほど大きくない体で多くのホームランを打てるのは、驚異的です。

さて、低迷していた新興株市場ですが、日経平均株価が長らく続いてきたボックス相場から上放れの様相を呈しており、新興株市場にもリバウンドの兆しが見えます。堅調な企業業績を背景に、日本株の相対的な割安感に注目が集まる可能性があると思われます。これまでは、相場格言でいう、「木を見ず森を見る」形で、企業業績とは関係無しに新興市場だからと売られてきた印象の強い新興株市場ですが、これからは個別企業の業績にも注目が高まる可能性が出てきたように思います。

そこで今週は、山田選手にちなんで新興株市場の「トリプルスリー銘柄」を探してみました。(1)資本収益性が高く、(2)自己資本が充実していて、(3)好業績が期待されている新興株銘柄、の3点にスポットを当ててみました。相場の反発局面では、こうした銘柄のパフォーマンスが良好となるのではないでしょうか。皆様の銘柄選択のご参考にしていただければ幸いです。

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図1:東証マザーズ指数(日足)

図2:JASDAQ平均(日足)

  • ※図1・図2ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表1:主要株式指標の騰落率(9/18〜9/25)

指数

終値(9/25)

騰落率

日経平均株価

23,940.26

2.2%

東証マザーズ指数

1,048.68

2.2%

JASDAQ平均株価

3,816.38

1.6%

表2:主要新興市場銘柄の騰落率(9/18〜9/25)

コード

銘柄

終値(9/25)

騰落率

マザーズ市場の時価総額上位銘柄

 

4385

メルカリ

3,530

9.8%

7806

MTG

6,910

0.6%

2121

ミクシィ

2,799

4.8%

4592

サンバイオ

3,785

-0.3%

3993

PKSHA Technology

11,510

3.8%

JASDAQ市場の時価総額上位銘柄

 

2702

日本マクドナルドホールディングス

4,990

2.0%

6324

ハーモニック・ドライブ・システムズ

4,220

3.8%

2782

セリア

4,240

9.3%

6425

ユニバーサルエンターテインメント

3,830

7.3%

7564

ワークマン

6,500

-3.7%

直近上場銘柄・市場で話題の銘柄

 

4382

HEROZ

17,510

0.9%

9270

SOU

7,270

12.9%

6185

ソネット・メディア・ネットワークス

2,527

-2.4%

4384

ラクスル

3,695

21.9%

4381

ビープラッツ

9,300

-5.5%

  • ※表1・表2はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は9/18(火)終値と9/25(火)終値の比較による。時価総額は8月末基準。

1「トリプルスリー」の銘柄をスクリーニングする

それでは早速スクリーニングにより、「トリプルスリー銘柄」を抽出してみたいと思います。今回の条件は下記の6項目です。スクリーニングのツールとしては、当社WEBサイトの国内株式のページにある、銘柄検索メニューのスクリーニング(銘柄条件検索)を主に使っています。

スクリーニングの条件は、
(1)東証マザーズおよびJASDAQの上場銘柄であること
(2)ROEが30%以上あること
(3)自己資本比率が30%以上あること
(4)今期の会社側経常利益予想が30%以上の増益であること
(5)原則として直近四半期までの経常利益の年度予想利益に対する進捗率が標準(1Qなら25%、2Qなら50%以上等)であること
(6)株式の時価総額が20億円以上であること

まず(2)によりROE(自己資本利益率)をチェックすることで、資本に対するリターンが高く、収益性の高い銘柄を抽出します。また、(3)については自己資本が充実している銘柄を選びます。また自己資本が乏しくROEが高めに出やすい銘柄を除外する意味合いもあります。(4)、(5)の条件により、今期の増益率が高く、直近までの決算が好調で上方修正の期待が持てる銘柄に絞り込んでいます。また、(6)により流動性の低い銘柄を排除しています。

上記の条件を満たす全ての銘柄をコード番号順に並べたのが表3の6銘柄となります。

2浮かび上がった銘柄はコレ!?

それでは、表3の6銘柄について、事業内容、特徴、注目点などをご紹介いたします。

SHIFT(3697)は、2005年に創業、ソフトウェアのテスト(試験、不具合のチェック)を手がけています。ソフトウェアの品質保証が中心事業ですが、コンサルタント業務、研修業務も行っています。2014年11月にマザーズに上場しています。
同社の強みは業務知識がなくとも「方法論」と「フレームワーク」で汎用性の高いテスト業務がこなせること。このため、金融やゲームなどの自社内でソフトウェアのテスト分野の外注が可能となり、ユーザー側にコストメリットが発生する点がポイントです。
従来の中心である金融や流通業界に加え、ネット大手や小売などの領域での顧客獲得に成功している点が評価できます。背景には順調にエンジニアを含む人材の確保が出てきていることが指摘できます。テスト分野での高い技術力と多くのエンジニアを擁することで、同分野のプライムベンダーとして成長が期待できそうです。2018年8月期の第3四半期決算は、需要拡大に加え、採用が順調にいったことなどから、前年同期比63%増収、経常利益は5.5倍増益と好調で、年度予想に対し85%の進捗と上方修正の公算がありそうです。

トレードワークス(3997)は、金融関係のシステム開発・保守・運用を行っている会社です。証券会社向けのシステムに強みを持っています。2017年11月にJASDAQ市場に上場しています。AI、IoT、フィンテックなど新技術の進展により、IT投資需要の増加が同社の追い風になっています。また、人手不足、働き方改革など生産性向上のニーズの高まりも見逃せません。2018年12月期の第2四半期決算では既存顧客からの旺盛な受注増加により、前年同期比75%増収、経常利益は3.2倍増益となりました。決算発表時に通期業績予想を上方修正しましたが、2Q時点での進捗率は既に92%に達しており、再び上方修正の期待が持てそうです。

ミズホメディー(4595)は、主に医家向けの感染症やホルモンなどの体外診断用医薬品の開発製造販売会社です。2015年12月にJASDAQに上場しました。OTC(薬局・薬店)向け検査薬の開発製造も行っています。主な製品としては医家向けが、インフルエンザウィルスが主力で他には、アデノウィルス、ノロウィルス、B型肝炎、便潜血用などの検査薬があります。OTC向けは妊娠検査薬、排卵日検査薬などを自社ブランドおよび武田薬品ブランドで販売しています。2018年12月期の第2四半期決算は、インフルエンザ向け検査薬の好調により前年同期比22%増収、93%経常増益と好調で、通期予想を上方修正しています。中長期的には、簡易型の遺伝子検査装置(呼吸器や消化器の感染症、食中毒の発見、診断)が注目されます。

プロレド・パートナーズ(7034)は、ローコスト戦略を柱とする経営コンサルタント会社です。2018年7月にマザーズ市場に上場しました。大企業や企業再生ファンドを対象に成果報酬型のサービスを提供します。具体的には間接および直接の仕入れコストや電気・ガス料金やビルの保守メンテナンスサービスなどに係るコスト削減・適正化を提案します。企業側のコスト削減に関するニーズの高まりから業績は急成長しています。2018年10月期決算の第3四半期までに年度予想利益を超過達成しています。

MTG(7806)は、美容器具や健康器具の製造販売会社です。2018年7月にマザーズ市場に上場しています。美容器具の「リファ」や、健康器具(腹筋増強)の「シックスパッド」などが有名です。TVのCM放映等で世界的に有名タレント(マドンナ、サッカーのクリスチャンロナウド選手、浅田真央選手など)を活用し、通信販売やネットを活用するなどの販売手法が奏功し、急成長を遂げています。2018年9月期の第三四半期までの経常利益は74億円弱と年間の会社予想に対し92%の進捗となっており、上ブレでの着地が予想されます。「リファ」の中国、韓国向けの伸長が目立っています。新たな成長戦略としては、EMS(シックスパッドなどの電気筋肉刺激器具)を使ったスポーツジムを全国展開する予定です。

SOU(9270)は、2011年に設立されたブランド品や骨董品の買取り、販売会社です。2018年3月にマザーズに上場しました。社長の嵜本氏は元ガンバ大阪所属のJリーガーとして有名です。父親がリサイクルショップを経営していたのが創業のきっかけです。
同業にコメ兵(2780)や大黒屋HD(6993)などがありますが、同社の販売先は消費者ではなく、大半が自社によるオークションを中心とするルートで同業他社への販売である点が特徴です。利益率が高いうえ、オークションの落札率が95%と高いため、在庫リスクも軽減されるビジネスモデルです。買取店舗網の拡大に加え、専用アプリの「miney」を開発している点が注目されます。2018年8月期の第3四半期までの経常増益について、年間予想に対する進捗率は82%に達しました。既存店の仕入れが堅調なうえ、新規出店による効果が加わっています。

表3:「トリプルスリー」の新興株はコレ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価
(9/25)
(円)
ROE
(%)
今期会社予想
経常増益率
(%)
直近四半期までの
経常利益進捗率
現買信買 チャート 追加 3697 SHIFT 5,100 39.0 149.6 3Qまで85%
現買信買 チャート 追加 3997 トレードワークス 2,830 36.6 174.8 2Qまで92%
現買信買 チャート 追加 4595 ミズホメディー 2,856 35.0 31.2 2Qまで52%
現買信買 チャート 追加 7034 プロレド・パートナーズ 13,250 101.7 100.7 3Qまで114%
現買信買 チャート 追加 7806 MTG 6,910 33.5 31.1 3Qまで92%
現買信買 チャート 追加 9270 SOU 7,270 34.4 50.1 3Qまで82%
  • ※会社公表データ、当社スクリーニングツールをもとにSBI証券が作成。ROEは今期予想ベース。

3今後の新規上場予定は?

表4:当面の新規上場予定銘柄

上場日

コード

社名

市場

会社概要

9/26

4398

(株)ブロードバンドセキュリティ

JASDAQ-S

インターネットのセキュリティ監査・コンサルティングサービス

9/27

7326

SBIインシュアランスグループ(株)

マザーズ

損害保険、生命保険など各種保険事業を展開する持ち株会社

9/27

6233

極東産機(株)

JASDAQ-S

壁紙糊付機、コンピューター式畳製造機など内装施工工具の開発販売

9/28

7038

フロンティア・マネジメント(株)

マザーズ

経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、事業再生支援

9/28

3612

(株)ワールド

東証一部

婦人・紳士・子供服等の企画販売等

10/3

7039

ブリッジインターナショナル(株)

マザーズ

電話,Web等の非対面営業のアウトソーシングなど営業改革支援

10/10

7041

CRGホールディングス(株)

マザーズ

人材派遣、紹介関連事業

10/12

4598

Delta-Fly Pharma(株)

マザーズ

抗がん剤に特化した医薬品の研究開発、製造、販売

10/12

4420

イーソル(株)

マザーズ

組込み機器向けのOS開発、ソフトウェアの受託開発など

10/18

7805

プリントネット(株)

JASDAQ-S

インターネットを用いた印刷物の受注販売

10/19

9279

(株)ギフト

マザーズ

横浜家系ラーメンを主体とする直営店運営および食材供給など

10/19

4421

(株)ディ・アイ・システム

JASDAQ-S

システムインテグレーション事業及び教育サービス事業

10/23

3497

(株)リーガル不動産

マザーズ

不動産ソリューション、賃貸事業

10/30

4422

VALUENEX(株)

マザーズ

特許・文書解析ツールのASPライセンスサービスの提供

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