皆さん、こんにちは。
トランプ氏が中国に対する関税措置の停止を90日間延長する大統領令に署名したと11日に伝わってきました。米中が7月下旬に開いた閣僚級協議の内容を承認した形となりました。ただ、トランプ氏は10日、自身のSNSで中国に対して大豆の輸入拡大を求めていました。米中の貿易交渉の行方はなお不透明で、関税停止の延長を好材料視する動きは目立ちませんでした。
12日に発表された7月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.7%の上昇と、市場予想を下回りました。一方、変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は3.1%の上昇と、前月から拡大しました。予想も上回り、トランプ米政権の高関税政策による物価上昇圧力の根強さが示唆されました。ただ、市場関係者の間では、関税の影響は限定的で、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げに対する期待が拡大しています。
ベッセント米財務長官は、米メディアのインタビューで、9月に0.5%の利下げを始め、その後も政策金利の引き下げを続けることができるとの考えを主張しました。また、金利は今よりも1.5〜1.75%低くあるべきだと述べました。CMEのフェドウオッチによると、市場は9月の利下げを100%織り込んでいます。12日時点では94%で、観測は13日さらに強まりました。
米労働省が発表した7月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.9%上昇と、市場予想の0.2%上昇を大幅に上回りました。エネルギーと食品を除いたコア指数の伸び率も0.9%と予想よりも大きくなりました。統計を受けてトランプ米政権の高関税政策がインフレを加速させることへの警戒感が強まりました。
バフェット氏が経営トップを務めるバークシャー・ハサウェイは14日の引け後、4〜6月期にユナイテッドヘルス株を取得したと公表しました。公的医療保険を巡る不正疑惑の捜査を受けていることなどが嫌気され、昨年末と比べて4割超下落していました。ただ、「投資の神様」と称される同氏の保有をきっかけに買いが殺到しました。
7月の小売売上高など底堅い経済指標を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げ観測がやや後退しました。高値警戒感に加え、米ロ首脳会談の内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードとなっていました。
トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は15日、米アラスカ州アンカレジで会談をしました。トランプ氏は会談後の共同記者会見で「生産的だった」と総括しつつ、ロシアが侵略するウクライナの停戦で合意できなかったとも明かしました。
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週間の概況
注目イベント
*今週はFOMC議事要旨に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2025/8/2008:507月貿易統計米国
2025/8/2020:00MBA住宅ローン申請指数米国
2025/8/20
27:00
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
米国
2025/8/21
21:30
新規失業保険申請件数
米国
2025/8/2121:30失業保険継続受給者数米国
2025/8/2121:308月フィラデルフィア連銀製造業景気指数米国
2025/8/2122:458月製造業購買担当者景気指数米国
2025/8/2122:458月サービス部門購買担当者景気指数米国
2025/8/2122:458月総合購買担当者景気指数米国
2025/8/2123:007月景気先行指標総合指数米国
2025/8/2123:007月中古住宅販売件数日本
2025/8/22
08:30
7月全国消費者物価指数
独国
2025/8/2215:004-6月期GDP米国
2025/8/2223:00パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長、発言日本
2025/8/2514:006月景気一致指数、6月景気先行指数米国
2025/8/2523:007月新築住宅販売件数日本
2025/8/2608:507月企業向けサービス価格指数米国
2025/8/2621:307月耐久財受注米国
2025/8/2622:006月住宅価格指数米国
2025/8/2622:004-6月期四半期住宅価格指数米国
2025/8/2622:006月ケース・シラー米住宅価格指数米国
2025/8/2623:008月リッチモンド連銀製造業指数米国
2025/8/2623:008月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
日経225分析
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値44,000円 安値36,496円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
NYダウは上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値45,500ドル 安値41,751ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値24,500ドル 安値20,648ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
原油ETFは下降相場の入口である第3ステージを維持しています。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,475円 安値2,813円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週の宿題は、第2ステージの戦略について、ご自身で考えてみましょう、というものでした。しっかりと考えることはできたでしょうか。大事なことは、受け身で学ぶだけでなく、積極的に参加することで理解度が高まりますので、確認はできませんがしっかりと宿題をこなしていきましょう。
では、第2ステージの戦略について見ていきましょう。確認しますが第2ステージとは3本の移動平均線の並び順が上から中期線、短期線、長期線となります。そして、第2ステージの基本は買い玉の手じまいです。ただし、中期線と長期線の「間隔」に注目します。
中期線と長期線の間のところを帯と呼びます。その帯が厚いほど、そのトレンドは強いと判断できます。一方で帯が細いほど、トレンドの勢いは弱いと判断できます。
下記の左側の第2ステージをご覧ください。第1ステージから第2ステージへ移行するときの帯が横ばいで細くなっています。こういうときは、トレンドの勢いが弱まってきていますので短期移動平均線があっさりと帯に突入しています。そして、第2ステージがあっという間に終わり第3ステージへと移行しています。
次に右側の第1ステージのところをご覧ください。第1ステージが継続して帯は徐々に厚くなってきています。つまり、トレンドの勢いが強くなっているということが分かります。その帯に短期移動平均線が接近してきます。【A】のところです。短期移動平均線が帯に接近するものの、帯に跳ね返されているのが分かります。このように帯の状況を確認することで、短期移動平均線が帯に突入していくのか、それとも帯で跳ね返されるのかを読み解くことが出来るようになるのです。
このように見ていくのが帯の使い方となります。では来週は第3ステージの戦略について見ていきますので、ご自身で宿題として第3ステージの戦略を考えてみましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。