皆さん、こんにちは。
米政権は2日、トランプ大統領と中国の習近平国家主席の電話会談が週内にも行われると明らかにしました。中国がレアアースなど重要鉱物の輸出規制を続けていることに、米側は反発しており、両首脳の会談で打開の余地を探るとみられています。ただ、米国と中国などとの貿易交渉を巡る先行き不透明感は相場の重荷となっています。
トランプ氏は5月30日、米国が輸入する鉄鋼・アルミニウムに課す追加関税を現行の2倍となる50%に引き上げる意向を表明しており、2日の株式市場では、関税の引き上げ方針を受けて、鉄鋼関連銘柄が大幅高となりました。
米政権は3日、トランプ大統領と中国の習近平国家主席の電話会談について、「すぐに」行われると明らかにしました。市場関係者の間では、米国と中国などとの通商交渉が今後進展することを期待しており、相場を下支えしました。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は5日、電話会談し、貿易政策などについて協議しました。トランプ氏は終了後、SNSに「非常に前向きな結論に至った」と投稿しました。米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待感が広がりました。
経済協力開発機構(OECD)は3日発表した最新の経済見通しで、2025年の世界全体の成長率を2.9%と、3月の前回予測から0.2ポイント引き下げました。米政権の高関税政策による経済の先行き不透明感は根強く、投資家心理を圧迫しています。
米民間雇用調査会社ADPが4日発表した5月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数が前月比3万7,000人増と、市場予想を大幅に下回りました。米サプライ管理協会(ISM)が公表した5月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)も予想に届きませんでした。米政権の高関税政策を巡る不透明感が漂う中、労働市場や景気先行きに対する警戒感が高まりました。米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)での、経済活動がわずかに低下したとの内容が嫌気されました。一方で、米労働省が6日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月比13万9,000人増と、市場予想を上回る内容となりました。雇用情勢の底堅さから幅広い銘柄に買いが入りました。
トランプ氏は、大型減税関連法案に批判を強めるマスク氏について「非常に失望した」と発言しました。マスク氏が率いる企業を政府調達から外す考えを示唆したことで売り込まれ、実業家イーロン・マスク氏が率いる電気自動車(EV)大手テスラ株が急落しました。
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週間の概況
注目イベント
*今週は日銀金融政策決定会合に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2025/6/1108:505月国内企業物価指数米国
2025/6/1120:00MBA住宅ローン申請指数米国
2025/6/1121:305月消費者物価指数日本
2025/6/1208:504-6月期四半期法人企業景気予測調査米国
2025/6/1221:305月卸売物価指数米国
2025/6/12
21:30
新規失業保険申請件数
日本
2025/6/1313:304月鉱工業生産日本
2025/6/1313:304月第三次産業活動指数米国
2025/6/1323:006月ミシガン大学消費者態度指数米国
2025/6/1621:306月ニューヨーク連銀製造業景気指数日本
2025/6/17
未定
日銀金融政策決定会合
日本
2025/6/17
15:30
植田和男日銀総裁、定例記者会見
米国
2025/6/1721:305月小売売上高米国
2025/6/1722:155月鉱工業生産米国
2025/6/1723:006月NAHB住宅市場指数
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
日経225分析
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値39,000円 安値36,496円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値43,000ドル 安値41,149ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値22,246ドル 安値20,648ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
原油ETFは下降期である第4ステージから上昇相場の入口である第6ステージへ移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,184円 安値2,434円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週まではステージを見てきましたが、今週からは移動平均線の傾きからトレンドの強さを読んでいきましょう。
移動平均線の傾きから次の二つのことが分かります。
1、トレンドの強さが分かる
2、クロスされる側の線で次のステージに移行するかが分かる
では、それぞれを解説していきます。
トレンドの強さが分かるとはどういうことでしょう。皆さんも移動平均線を見ていると、「3本の線の傾きがすべて上昇しているとき」に出会うことがあります。下記のチャートでいうと右側の局面です。移動平均線の並び順は上から「短期」「中期」「長期」となる第1ステージのところです。3本すべての傾きが上昇ということは、短期のトレンドも、中期のトレンドも、長期のトレンドも上昇中ということになります。かなり強い状態ですから、もちろん「買いシグナル」です。第1ステージになる前でも3本の線が上昇していたら早仕掛けや試し玉をするチャンスとなります。逆に、3本の線がすべて下降しているときは「売りシグナル」です。第4ステージになる前でも3本の線が下降していたら早仕掛けや試し玉をするチャンスとなります。
では、今週の宿題です。「クロスされる側の線で次のステージに移行するかが分かる」という意味を考えてみましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。