-
マーケット
-
レポート
-
小次郎講師の週間チャート分析レポート
米中、90日間の関税引き下げ!NASDAQ-100は第1ステージ(上昇期)へ!
皆さん、こんにちは。
トランプ大統領は4日、SNSへの投稿で、他国が米国の映画会社や制作者に対するさまざまな誘致策を講じていると不満を表明しました。「再び米国で映画を作りたい」と書き込みました。
カナダのカーニー首相は、就任後初めてトランプ大統領と対面で会談しました。友好ムードが演出された一方、トランプ氏はカナダへの関税見直しの可能性を問われた際、「ノー」と明言しました。市場関係者の間では、関税協議の先行きについて「不透明感がかえって強まった」との懸念が浮上しました。
トランプ氏が5日、輸入医薬品への追加関税を2週間以内に発表すると宣言したことも投資家心理を圧迫し、製薬株が売られました。
3月の米貿易統計では、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額が過去最大となったことで、マーケットの重荷となりました。
トランプ米政権は、貿易問題を巡り米中の閣僚級協議を週末にスイスで開くと発表しました。対立が緩和に向かうとの見方が広がり、株式市場に安心感が広がりました。
米連邦準備制度理事会(FRB)は6、7日に金融政策会合を開催し、政策金利の据え置きを決定しました。米経済は底堅いものの、先行き不透明感が増し、「失業増と高インフレのリスクが増大した」と指摘しました。
米国に追加関税を課された主要な貿易相手国との交渉では、英国が最初の合意案件となったことで、週末にスイスで開かれる予定の米中貿易協議の進展期待も高まったと指摘しました。
米労働省が発表した新規失業保険申請件数は、前週比1万3,000件減の22万8,000件と、3週ぶりに改善しました。申請件数は市場予想も下回りましたが反応は限定的でした。
トランプ米大統領はSNSに「対中関税は80%が正しそうだ」と投稿し、追加関税率の引き下げを示唆しました。10、11両日にスイスで開かれる米中協議で通商摩擦が緩和に向かうとの期待感が高まりました。ただ、市場関係者の間では、仮に80%に下がっても(中国製品は)禁輸状態と変わらないとの懸念も広がっています。
「小次郎講師のトレード入門」をご覧になる方はこちら
週間の概況
注目イベント
*今週は日英欧のGDPに注目しましょう。
2025/5/14
08:50
4月国内企業物価指数
2025/5/14
20:00
MBA住宅ローン申請指数
2025/5/15
21:30
4月卸売物価指数
2025/5/15
21:30
4月小売売上高
2025/5/15
21:30
5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
2025/5/15
21:30
5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
2025/5/15
21:30
新規失業保険申請件数
2025/5/15
22:15
4月鉱工業生産
2025/5/15
23:00
5月NAHB住宅市場指数
2025/5/16
13:30
3月鉱工業生産
2025/5/16
21:30
4月住宅着工件数
2025/5/16
21:30
4月建設許可件数
2025/5/16
23:00
5月ミシガン大学消費者態度指数
2025/5/19
23:00
4月景気先行指標総合指数
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
日経225分析
日経225は上昇相場の入口である第6ステージから上昇期である第1ステージへ移行してきました。帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ上昇相場の入口である第6ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値39,000円 安値30,357円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
NYダウは上昇相場の入口である第6ステージを維持しています。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けてくれば上昇期である第1ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値42,860ドル 安値36,585ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
NASDAQ-100は上昇相場の入口である第6ステージから上昇期である第1ステージへ移行してきました。帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ上昇相場の入口である第6ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値21,000ドル 安値16,337ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
重要な価格
高値3,184円 安値2,370円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週の宿題は、移動平均線大循環分析の法則に従わない動きとは、どういうものかを考えてみましょう、というものでした。
では、ステージの推移が順番に移行し獲りやすい法則に沿った相場とは違い、法則に従わない動きについて見ていきましょう。
移動平均線大循環分析において、価格変動の中で約7割が「1→2→3→4→5→6・・」と変化すると説明しましたが、逆にいえば、約3割は法則に従わないことになります。基本的な考え方として法則に沿った7割の動きは獲りやすいのですが、残りの3割は獲れない相場となります。つまり、難しい相場だということを認識しておく必要があります。それはそれで、獲れない相場は諦めると判断できるので、メリットと解釈することもできます。今の相場が大循環分析の法則に則っているかどうかを見抜くことが非常に大事になるのです。
ではまず、その法則に従っていないときの3割の動きがどうなっているのかを見ていきましょう。
残りの3割に当たるときは、ステージはまるっきり逆の方向、すなわち「6→5→4・・・」や「3→2→1・・」と推移します。この動きを「逆行(逆順)」と呼んでいます。
下の図のようにステージが逆行することを理解すると、ステージの推移がどうなっているかを見るだけでより深い分析ができるようになります。
では、今週の宿題です。ステージの推移が順番に移行し獲りやすい法則に沿った相場と、法則に従わない動きについて見てきましたが、それ以外の動きがあるのかどうかを考えてみましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。