皆さん、こんにちは。
トランプ政権が4月2日から導入する予定の「相互関税」と、4月3日から予定している「自動車関税」の動向をめぐり、マーケットはリスクオフの動きとなっています。トランプ政権がディールとして活用するのか、本腰を入れてくるのかによってマーケットの反応は変わってきます。
米メディアは24日までに、トランプ政権は「相互関税」を課す対象国の絞り込みを検討していると報じたことで、投資家心理の改善につながりました。自動車や半導体など分野別の関税についても相互関税と合わせて4月2日に発表が計画されていましたが、同時に公表されない可能性があるとも伝えました。
トランプ大統領は24日、貿易相手国と同水準の関税を課す「相互関税」について、減免などの柔軟な対応を検討する考えを表明しました。想定ほど厳しい内容にならないとの見方から金融株などが買われました。ただ、高関税政策に関するトランプ氏の言動は二転三転する傾向があるため、市場関係者の間では、企業は(投資計画などの)判断ができない状況で、同氏の今後の発言内容を見極めたいとの思惑が働いています。
米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表した3月の消費者景気信頼感指数は92.9と、前月の(100.1=改定値)から大幅に低下し、市場予想も下回りました。高関税政策に絡む景況感悪化も相場の上値を抑えました。
トランプ大統領は26日、すべての輸入車に25%の追加関税を課すと発表しました。一部のトラックや、エンジンなどの基幹部品も対象に含め、自動車は4月3日から、部品は5月3日までに適用するとしました。また米政権は4月2日に、貿易相手国と同水準の関税をかける「相互関税」の公表も予定しています。先行き不透明感が強く、投資家心理を冷やしました。
22日までの週の新規失業保険申請は22万4,000件と、2週ぶりに減少しました。2024年10〜12月期の実質GDP(国内総生産)確定値は年率換算で前期比2.4%増と0.1ポイント上方修正されました。2月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比2.5%上昇となり、伸びは前月と同水準で予想とも一致しました。一方、変動の激しい食料品とエネルギーを除いたコア指数は同2.8%上昇と、前月の2.7%上昇を上回りました。物価高の根強さを示唆する内容だったことが嫌気されました。ミシガン大が公表した3月の景況感指数(確報値)は57.0と、予想を下回り、前月確報値の64.7から大幅に悪化しました。トランプ大統領が高関税政策を矢継ぎ早に打ち出す中、インフレ率見通しが上昇し、市場関係者の間では、物価高の下で不況となる「スタグフレーションに陥る」との見方が浮上しました。
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週間の概況
注目イベント
*今週は米国の雇用統計に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2025/4/208:503月マネタリーベース米国
2025/4/220:00MBA住宅ローン申請指数米国
2025/4/2
21:15
3月ADP雇用統計
米国
2025/4/320:303月チャレンジャー人員削減数米国
2025/4/321:302月貿易収支米国
2025/4/3
21:30
新規失業保険申請件数
米国
2025/4/322:453月サービス部門購買担当者景気指数米国
2025/4/322:453月総合購買担当者景気指数米国
2025/4/323:003月ISM非製造業景況指数日本
2025/4/408:302月全世帯家計調査・消費支出米国
2025/4/4
21:30
3月非農業部門雇用者数変化
米国
2025/4/4
21:30
3月失業率
米国
2025/4/4
21:30
3月平均時給
日本
2025/4/714:002月景気先行指数・2月景気一致指数日本
2025/4/808:502月国際収支・経常収支・貿易収支日本
2025/4/814:003月景気ウオッチャー調査
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
日経225分析
日経225は下降相場の終焉である第5ステージから下降期である第4ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値40,668円 安値35,120円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値45,150ドル 安値39,978ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
NASDAQ-100は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値22,246ドル 安値18,386ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
原油ETFは下降期である第4ステージから下降相場の終焉である第5ステージへ移行してきました。ここから、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇相場の入口である第6ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯を下抜ければ下降期である第4ステージに逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第5ステージ
第5ステージは下降相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,563円 安値2,752円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
では、移動平均線大循環分析のメリットをまとめてみましょう。
移動平均線大循環分析は、移動平均線を3本使うことでエッジを浮き彫りにしてくれます。そして、エッジが無いところも浮き彫りにしてくれます。これが、移動平均線を3本使う理由なのですが、これらを踏まえて見ていきましょう。
■移動平均線大循環分析のメリット
・あらゆる時間軸で有効である
→分足・時間足・日足・週足・月足など、短期から長期トレードまで、あらゆるトレードに対応できる。
・あらゆる市場で有効である
→FX・株・先物などで同じように対応できる
・初心者でも使いやすい
→直観的にもビジュアル的にもわかりやすい
初心者が勝つために一番重要なのは、分かりやすい局面だけで確実に利益を獲ることです。ところが初心者に限ってわざわざ難しいタイミングでトレードを仕掛けて損を被ります。難しい局面というのは、エッジが無い局面です。移動平均線大循環分析を使うことで、このエッジが無い局面も浮き彫りにしてくれますので、難しいところではトレードをしないようになります。
逆に、利益を得やすい期間では、ほんの少しの利益でマーケットを早々と離脱します。大きく上昇しそうな局面にもかかわらず早い段階で利益を確定してしまうため、今度は「価格が上昇してしまったので怖くて買えない」という状況に見舞われるのです。もちろん年間の収支を振り返ると大した利益は得られていません。
では、何を意識するべきなのでしょうか。
利益を獲りやすい、分かりやすい局面は随所で発生します。移動平均線大循環分析を用いればそうした局面は簡単にわかりますから、そのチャンスを確実にものにすべきなのです。
では、今週の宿題です。移動平均線大循環分析における移動平均線の並び順は全部で何通りあるでしょうか。また、その並び順における役割を考えてみましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。