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2024-03-29 10:26:30

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今後の米企業決算に注目!4銘柄すべて第1ステージ(上昇期)を維持!

日経225とNYダウの週間チャート分析!!小次郎講師直伝の投資法を毎週レポートで掲載!

2019/4/16

皆さん、こんにちは。

米企業の2019年1~3月期決算の発表がこれから本格化してきます。金融大手JPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴの決算が堅調だったことから、これから発表される企業決算への過度な警戒感が後退しました。調査会社リフィニティブによると、主要企業500社の純利益見通しは前年同期比2.3%減と、昨年10月時点(8.1%増)から大幅に下方修正されていますので、今後の企業決算の内容には注目が集まります。

トランプ大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)に対して利下げと量的金融緩和を要求しており、政治から独立して金融政策を担う必要があるFRBへの介入をエスカレートさせています。そのFRBが3月に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開され、世界経済の減速などを背景に、参加者が利上げを「忍耐強く」判断する方向に傾いたことが示されました。目新しさはなかったものの、年内の利上げは必要ないことが強調されたことで買い安心感につながったようです。

一方で、ユーロ圏の金融政策を担う欧州中央銀行(ECB)では10日に定例理事会を開催し、少なくとも2019年末までは政策金利を据え置く方針を改めて確認しました。ドラギ総裁は記者会見で、金融機関の経営を圧迫するマイナス金利政策については、市中銀行の負担軽減策が必要かどうか今後検討する考えを示しました。

欧州連合(EU)はブリュッセルで臨時首脳会談を開催し、英国のEU離脱期限を10月31日まで再延長し、6月に英国の離脱に向けた進展状況を検証することで合意しました。経済・社会に混乱をもたらす「合意なき離脱をひとまず回避し、秩序ある合意に向けた時間を確保することとなりました。完全に解決したわけではありませんが、一先ず喫緊のリスクは回避されました。

ワシントンで開かれていた主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が閉幕しました。日本は議長国として世界経済の減速懸念が強まる中、リスク要因を点検した上で減速の大きな要因となる米中貿易摩擦について、長期化する懸念があるとの認識を共有しました。通商摩擦の要因になっている米国の赤字体質について多国間で議論することで、米国と中国などの保護主義的な通商紛争を和らげる狙いがあったようですが、今後の米中貿易協議の行方に注目が集まります。

国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しを改定し、今年の成長率予想を3.3%と、1月時点から0.2ポイント下方修正しました。世界経済の減速懸念が再燃したことも投資家心理を冷やしています。米通商代表部(USTR)は、欧州航空機大手エアバスに対するEUの不当な補助金で損害を被ったとして報復関税措置の対象品目を公表し、これに対し、EUの欧州委員会も米航空機大手ボーイングへの米補助金をめぐり、報復関税の準備を進めていることを明らかにし、米欧間の貿易摩擦激化への懸念も高まってきています。

懸念材料は幾つもありますが、NYダウや日経225は移動平均線大循環分析で安定上昇期といわれる第1ステージ(上昇期)を維持しています。ファンダメンタルズを意識し過ぎると、懸念が強くなるかもしれませんが、チャートに素直に対応していれば、この流れについていけているはずです。この流れが続くのかどうかに注目しましょう。

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週間の概況

注目イベント

4月17日(水)08:50(日本)3月貿易統計
4月17日(水)11:00(中国)3月小売売上高、3月鉱工業生産
4月17日(水)11:00(中国)1-3月期四半期GDP
4月17日(水)17:30(英国)3月消費者物価指数
4月17日(水)18:00(ユーロ圏)3月消費者物価指数
4月17日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
4月17日(水)21:30(米国)2月貿易収支
4月18日(木)03:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
4月18日(木)10:30(豪国)3月新規雇用者数、3月失業率
4月18日(木)17:30(英国)3月小売売上高
4月18日(木)21:30(米国)3月小売売上高
4月18日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
4月18日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
4月18日(木)21:30(米国)4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
4月18日(木)22:45(米国)4月製造業購買担当者景気指数
4月18日(木)22:45(米国)4月サービス部門購買担当者景気指数
4月18日(木)22:45(米国)4月総合購買担当者景気指数
4月18日(木)23:00(米国)3月景気先行指標総合指数
4月19日(金)グッドフライデー(米国、ドイツ、英国休場)
4月19日(金)08:30(日本)3月全国消費者物価指数
4月19日(金)21:30(米国)3月住宅着工件数
4月22日(月)イースター・マンデー(ドイツ・英国休場)
4月22日(月)23:00(米国)3月中古住宅販売件数
4月23日(火)17:00(ユーロ圏)4月製造業購買担当者景気指数
4月23日(火)17:00(ユーロ圏)4月サービス部門購買担当者景気指数
4月23日(火)23:00(米国)4月リッチモンド連銀製造業指数
4月23日(火)23:00(ユーロ圏)4月消費者信頼感
4月23日(火)23:00(米国)3月新築住宅販売件数

※今週は米地区連銀経済報告(ベージュブック)に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ
第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

重要な価格

高値22,959円 安値20,250円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ
第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

重要な価格

高値26,970ドル 安値25,129ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週はナンピンの落とし穴について説明しました。ナンピンという戦略の成功が最終的な価格の反転上昇を前提としていましたね。

では、今週はそのナンピンを行うも、相場がさらに下げ続けたらどうなるかを見ていきましょう。

ナンピンを続けるには資金が必要になります。一方で価格の下落途上でナンピンを中断すれば、その時点で平均買い値は固定されます。そこから、さらに価格が下がれば、ポジションが膨らんだぶん、損は増大するばかりになります。

価格が思惑とは逆方向に動いたら、ロスカットラインで潔く損切りをすることはトレードの鉄則です。ところが、ナンピンは、その鉄則に逆らいます。しかも、さらにポジションを多く取るという無謀な戦略なのです。

トレードは決して難しいものではありません。損をすることもありますが、その損がコントロールできていれば、取り返すことは十分に可能です。損をコントロールするとは、自分にとっての適正リスクの範囲に損を抑えるということです。

ところが、ナンピンを仕掛けると、その適正リスクをあっという間に超えてしまいます。意地になってナンピンを繰り返せば、最終的には致命的な損失を被ることでしょう。

相場で大やけどした人に聞くと、ほぼすべてといって差し支えないほどナンピンでの失敗が原因となっています。

ナンピンは、イチかバチかのギャンブルだと心得るべきです。われわれが目指すトレードスタイルに含むべき戦略では、到底ありえません。

ウィリアム・D・ギャン氏が言っていた「ナンピンはトレーダーが犯す最大の過ちである」という言葉の意味を理解できましたでしょうか。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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