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2024-03-29 06:37:22

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一部政府機関が閉鎖!NYダウ・日経225はステージ4を継続!!

日経225とNYダウの週間チャート分析!!小次郎講師直伝の投資法を毎週レポートで掲載!

2018/12/25

皆さん、こんにちは。
中国や欧州をはじめとする世界的な景気減速懸念から世界の株式市場が失速し、NYダウや日経225の下降トレンドが継続しています。さらに、株安により安全資産とされる債券が買われることで米国の長期金利が低下しており、米連邦準備制度理事会(FRB)が推し進める追加利上げに対する見解の相違が出始めています。

一部の市場関係者の間では利上げはやるべきではないといわれており、また、追い打ちをかけるようにトランプ大統領も、FRBは「いまだに追加利上げを考えている」とツイッターに投稿し、改めて追加利上げをけん制しました。FRBが来年以降に想定する利上げ回数を下方修正するかどうかを見極めたいとの思惑が強まり、いつも以上に連邦公開市場委員会(FOMC)への注目が高まりました。そして、18、19両日に開催されたFOMCでは、2019年の想定利上げ回数を従来の3回から2回に下方修正しマーケットが好感する結果となりました。しかし、パウエル議長が記者会見で「来年も米国経済は好調さを持続する」と発言し、従来の利上げ路線を継続する姿勢を強調したことから投資家の失望売りが出ました。つまり、来年の利上げ回数が減ることは事前に織り込み済みでしたので、投資家は利上げ停止に向けたハト派的なメッセージを求めていたため、期待を裏切る格好になったようです。

パウエル議長は米国経済が好調を維持すると発言しましたが、12月のニューヨーク州製造業景況指数は前月から大幅低下し、市場予想も大きく下回りました。また、全米住宅建設業協会が発表した住宅関連指標も弱い内容でした。そして、注目されていた7〜9月期の実質GDP(国内総生産、季節調整済み)確定値は、年率換算で前期比3.4%増と、11月発表の改定値(3.5%増)から下方修正しました。また、輸出が落ち込み、住宅投資も弱含むなど、景気拡大の持続力には不安要素が残る結果となりました。ただし、減税を受けた個人消費が貢献し、2%弱の潜在成長率を上回る高い伸びを維持しましたので、来年以降の米国経済をFRBがどう判断するかにさらに注目が集まりそうです。

一方で、米連邦政府の暫定予算が22日に失効し、一部の政府機関が閉鎖状態になりました。新たなつなぎ予算案にトランプ大統領が公約の柱に据えるメキシコ国境の壁建設費を計上するかどうかで議会与野党が対立したため、議会は暫定予算の失効期限前に休会となりました。政府閉鎖は1月と2月に続き今年3回目で、1年で3回の閉鎖はカーター政権時の1977年以来41年ぶりとのことですので、極めて異例の状態となっていることが伺えます。つなぎ予算が成立するまで、国土安全保障省や財務省など9省と関連機関が閉鎖状態となり、約38万人の連邦政府職員が自宅待機となるそうですので、年末相場の懸念材料となりそうです。

移動平均線大循環分析でNYダウと日経225の1年間の動きを振り返ると、今年は昨年末からの上昇の流れを引き継いで第1ステージで始まりましたが、それを継続できずに春先まで失速し、その後もみ合い相場となり、秋口に第1ステージとなり上昇トレンドが発生し期待感が高まりました。しかし、米長期金利の上昇や米中貿易摩擦への懸念などから反落し、結果的に年末まで第4ステージの下降トレンドを継続する流れとなりました。売り方にとっては明るい年末となり、買い方にとっては暗い年末になりました。第4ステージを維持している間は「売り」にエッジが効いている時間帯です。値ごろ感や期待感で買うのではなく、ステージが変化してから行動しましょう。

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週間の概況

注目イベント

12月26日(水)ドイツ・英国休場
12月26日(水)08:50(日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
12月26日(水)13:00(日本)黒田東彦日銀総裁、発言
12月26日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
12月26日(水)23:00(米国)10月ケース・シラー米住宅価格指数
12月26日(水)24:00(米国)12月リッチモンド連銀製造業指数
12月27日(木)14:00(日本)11月新設住宅着工戸数
12月27日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
12月27日(木)22:30(米国)失業保険継続受給者数
12月27日(木)23:00(米国)10月住宅価格指数
12月27日(木)24:00(米国)11月新築住宅販売件数
12月27日(木)24:00(米国)12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
12月28日(金)08:30(日本)11月失業率、11月有効求人倍率
12月28日(金)08:50(日本)11月鉱工業生産
12月28日(金)22:00(独国)12月消費者物価指数
12月28日(金)23:45(米国)12月シカゴ購買部協会景気指数
12月28日(金)24:00(米国)11月住宅販売保留指数
12月31日(月)ドイツ休場
12月31日(月)10:00(中国)12月製造業購買担当者景気指数(PMI)
1月1日(火)日本・米国・ドイツ・英国休場

※今週はクリスマス・年末年始による薄商いに注意しましょう。日銀金融政策決定会合議事要旨の内容や、新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、更に帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。

重要な価格

高値22,959円 安値19,153円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、更に帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。

重要な価格

高値26,145ドル 安値21,606ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

今週で今年最後になります。最後はトレイリングストップの効果を見ていきましょう。

買いでエントリーしたときの価格は100円です。このとき、ロスカットラインを98円に設定しました。その後、価格が102円まで上昇したので、ロスカットラインも100円に引き上げます。

同様に価格が104円になったら102円、106円になったら104円と順次ロスカットラインを引き上げていきます。価格はどこかで天井を打って下げだすはずです。しかし、すでにロスカットラインは104円となっていますから、そこで決済しても利益は確保できます。

価格の上昇に合わせて損失は次第に減少し、ある値位置からは、ロスカットになった場合でも利益が確保されるというのがトレイリングストップのメリットです。


トレイリングストップには、主に2種類の方法があります。

ひとつは、価格が上昇したらその上昇分がいくらであれ、その上昇分だけ自動的にロスカットラインも切り上げていく方法です。

もうひとつは節目となる価格、例えば10円上がるごとにロスカットラインも10円ずつ引き上げるやり方です。

どちらでもいいですが、今回はクリスマスですので皆様にプレゼントを差し上げます。私、小次郎講師は上昇分だけ切り上げていく方法をお勧めします。

今年のVトレーダー養成講座は今週号で最後になります。
安定して勝てるVトレーダーを目指して来年も頑張りましょう。
皆様のトレード技術向上のため、2019年も全力で伝授していきますのでご期待ください。
1年間ありがとうございました。
良い年をお迎えください。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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