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2024-04-20 17:43:09

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NYダウも第1ステージへ!上昇トレンドに勢いが出るか!?

2018/05/22

皆さん、こんにちは。
米中両国は、ワシントンで17、18日の2日間、「貿易摩擦」回避にむけて公式協議を開催しました。前日にはトランプ大統領が協議について「(成果に)懐疑的だ。なぜなら中国はわがままだからだ」と発言しマーケットの懸念材料となりました。また、一部メディアは、米国が問題視する対中貿易赤字の削減に向け、中国が毎年最大2,000億ドル相当の米国産品の輸入を提案したと伝えられましたが、中国政府は報道内容を否定し情報が交錯していました。そのような中、米中両政府は19日に、通商協議の共同声明を発表しました。声明は「米国の対中貿易赤字の大幅削減に向け、効果的な措置を取ることで一致しました。国民の消費需要の高まりや、質の高い経済発展の必要性に対応するため、中国は米国の製品やサービスの購入を大幅に増やす」という内容でした。中国が米国の製品やサービスの購入を大幅に増やすことで合意しましたが、米国が求めていた対米貿易黒字の2,000億ドル削減への言及はありませんでした。市場関係者の間では、ひとまず貿易摩擦の激化への懸念が後退しマーケットの安心感につながったという見方もあるようですが、問題解決には未だ時間がかかるようです。

米国の経済指標や企業決算などは引き続き好調でした。4月の米小売売上高は前月比0.3%増と2カ月連続でプラスとなり、3月の実績は0.6%増から0.8%増へと上方修正されました。市場関係者の間では「相当に強い統計」と受け止められて、インフレ懸念が再燃し米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースが加速するとの観測から、米長期金利が上昇し一時約6年10カ月ぶりの水準に達しました。4月の米住宅着工件数は前月比3.7%減の128万7,000戸と2カ月ぶりに落ち込み市場予想を下回りましたが、4月の鉱工業生産指数は前月比0.7%の上昇となり3カ月連続でプラスとなりました。米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した4月の景気先行指標総合指数は前月比0.4%上昇し米景気の先行きへの安心感につながりました。米百貨店メーシーズが2018年2〜4月期決算を発表し、旺盛な個人消費に支えられて純利益が前期比78.2%増となり、業績期待からナイキやウォルマートなどの他の小売株にも買いが広がり相場全体をけん引しました。ダウ構成銘柄である小売り世界最大のウォルマートが発表した2018年2〜4月期決算は売上高が4.4%増と堅調でした。

米国内の景気は堅調に推移しているように見えますが、米国外に目線を向けると懸念材料を幾つも抱えています。ひとつは北朝鮮問題ですが、来月12日にシンガポールで米朝首脳会談の開催決定が発表されましたが、米韓の共同軍事演習に反発した北朝鮮が韓国との閣僚級会談の中止を発表し、米朝首脳会談の取りやめを示唆し、警告したことで同会談が開催されるかどうか不透明になりました。22日には米韓首脳会談が予定されていますので、北朝鮮問題も含めて注目度が高まっています。更にイラン問題ですが、トランプ大統領がイラン核合意から離脱し、同国に対して再び経済制裁を発動する方針を表明したことや、イスラエルの米大使館移転などからイランとの関係が悪化しています。この影響から原油価格が上昇し約3年ぶりの価格をつけており、中東の地政学的リスクが高まってきています。米中貿易摩擦問題においては、激化懸念は後退したものの、解決には至っていませんので、今後も強弱材料が交錯する展開が続きそうです。

そうはいいつつも現段階では日経225やDAX®、FTSE100は第1ステージを確りと維持しています。NYダウも強弱材料が交錯しているものの第1ステージへと移行してきています。ここからは、第1ステージである上昇トレンドに勢いが出てくるのかどうかに注目していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

5月23日(水)16:30(独国)5月製造業PMI・速報、5月サービス業PMI・速報
5月23日(水)17:00(ユーロ圏)5月製造業PMI・速報、5月サービス業PMI・速報
5月23日(水)17:30(英国)4月消費者物価指数、4月小売物価指数、
5月23日(水)23:00(米国)4月新築住宅販売件数
5月23日(水)23:00(ユーロ圏)5月消費者信頼感・速報
5月24日(木)03:00(米国)FOMC議事録(5月1・2日分)
5月24日(木)15:00(独国)1-3月期GDP・確報
5月24日(木)17:30(英国)4月小売売上高
5月24日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
5月24日(木)22:00(米国)3月住宅価格指数
5月24日(木)23:00(米国)4月中古住宅販売件数
5月25日(金)17:00(独国)5月Ifo景況感指数
5月25日(金)17:30(英国)1-3月期GDP・改定
5月25日(金)21:30(米国)4月耐久財受注
5月25日(金)23:00(米国)5月ミシガン大消費者信頼感指数・確報
5月28日(月)ロンドン休場、NY休場(メモリアルデー)
5月29日(火)08:30(日本)4月失業率、4月有効求人倍率
5月29日(火)22:00(米国)3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
5月29日(火)23:00(米国)5月消費者信頼感指数

※今週はFOMC議事録の内容に注目です。ドイツや英国のGDPにも注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。帯に傾きが出て間隔が広がっている状態が続いています。

◆今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに更に勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値24,238円 安値20,369円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けてきました。

◆今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値25,895ドル 安値23,570ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週までは「損を出したくない病」、「使った費用をあきらめられない病」などといったものを見てきました。

今週で「認知の歪み」三つ目になりますが、今回は「結果にこだわりすぎ病」を見ていきましょう。

トレードをしていれば誰でも「負ける」ことよりも「勝ちたい」と考えるのは自然なことだと思います。

ただ、勝ちたいという意識が強すぎるのも、失敗に陥りやすい理由です。「勝ち」にこだわることは良いことだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「勝ちたい=負けたくない」という気持ちが強ければ強いほど、利益確定が早くなる傾向にあります。目の前にある、「実現できる計算上の利益が失われる前に、とにかく勝ちを確定したい」との意識が働くからです。

負けたくないという強い気持ちは、同時に損切りを遅らせます。いずれV字回復して計算上の損が霧消することを夢見て、その日まで持ち続けようと思ってしまうからです。

ところが、トレーダーの思惑通りに動くような展開は現実世界では滅多に起きません。実際は、さらに大きな損を抱えて身動きが取れなくなるのがオチです。最終的に、小さな利益、大きな損失という結果だけが残り、トータルで負けてしまうのです。

日本人の個人トレーダーの多くは「コツコツドカン型」のトレーダーが多いといわれています。これはまさに「結果にこだわりすぎ病」の典型的なパターンです。

相場格言では「上げ100日、下げ3日」とか、「登り百日、下げ十日」という言葉があります。株式市場において上げ相場はジリジリと少しずつしか上がらないという意味ですが、ジリジリと上がる相場を利食いを我慢して丸々利益を取るのであればよいのですが、その中をコツコツと小さな利食いを繰り返し「勝つ」という結果にこだわりすぎて、振り返れば高い天井のところを買い、またいずれ回復すると信じて損切りをせずに、結果的にドカンと大きな損失を被ってしまうパターンです。

上げ相場の中で、2回、3回とたとえ小さくても利食いが出来れば、この戦い方で正しいのだと感じ、この小さな利益も積み重なれば大きな利益になると都合の良い計算をしてしまうのです。

しかし、それこそが大きな間違いなのです。やはり、損失は小さく、利益は大きくしなければいけません。トレードの世界では、正しいルールに則ってトレードしていても、一時的に連続で負けてしまうことはあります。だからといって、自分のやり方が間違っているかというと、そういうことにはならないのです。期待値が高いのであれば、その理にかなった行動を続けるべきなのです。

一時的に偏った結果に惑わされて「コツコツドカン」型にならないように気をつけましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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