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2024-03-28 21:11:50

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日経225は第1ステージを維持!DAX®やFTSE100も第1ステージに!

2018/05/01

皆さん、こんにちは。
債券市場において長期金利の指標である10年物米国債利回りが、節目とされる3%を約4年3カ月ぶりに突破しました。財政問題による国債増発や原油高、インフレ懸念などが背景にあるといわれていますが、この金利上昇が株価を圧迫しNYダウは大きく下落しました。

米主要企業の1〜3月期決算発表が佳境に入ってきました。工業・事務用品大手のスリーエムは業績を下方修正しました。大幅な増収増益を達成した建設機械大手のキャタピラーでしたが、その幹部が会見で同四半期が「18年通期の最高水準」と発言したことで、市場関係者に業績がピークアウトしたと受け止められ失望売りを浴びせられました。航空機大手ボーイングの決算は純利益が大幅増益で通期の利益見通しも上方修正しました。また、CATV最大手のコムキャストの決算も好調で株価を押し上げる内容となりました。個人情報流出問題の影響が懸念されていたフェイスブックの決算は、過去最高を更新したことで懸念が払拭され買戻しが膨らみました。更に、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)やクアルコムなどの決算が市場予想を上回り、スマートフォン需要の低迷観測を受けて売り込まれていた半導体株も買戻しが入りました。アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなども好決算となり、金利上昇の悪材料を打ち消す内容となりました。調査会社トムソン・ロイターによると、米主要企業の1〜3月期の純利益は22%増と見込まれており、企業業績が好調であることを示しましたが、インフレに伴う原材料費の増加や長期金利の上昇による資金調達コスト増の負担が今後の企業業績を下押しする懸念があり、一方通行の上昇には至っていません。

米国の足元の経済指標は引き続き好調を維持しています。3月の米新築住宅販売件数や、4月のコンファレンス・ボード消費者景況感指数は、市場予想を上回る堅調な内容でした。米商務省が発表した2018年1〜3月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比2.3%の増加となりました。前期の2.9%と比べると成長が鈍化したものの、市場予想は上回りました。ただ、個人消費が1.1%増と前期から減速したことから株価を押し上げるまでには至らなかったようです。

長期金利の上昇や通商問題、地政学的リスクなどが株式市場の重石となっていますが、ムニューシン米財務長官は訪中の意向を示したことで、米中間の貿易摩擦激化に対する懸念は和らぎました。また、4月27日に韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の南北会談が行われ、朝鮮半島の平和と繁栄、そして統一をうたった新たな板門店宣言が発表されました。両国が和解したというイメージを世界に与え歴史的な会談となったことから朝鮮半島における地政学的リスクが後退しました。

米国の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、日欧の金融政策が発表されそれぞれ現状維持となりました。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は定例理事会後の会見で、資産購入プログラムの継続判断を持ち越しました。
各国の企業業績は好調ですので、地政学的リスクが後退し、通商問題などの懸念が和らげば株式市場にとってはプラスに働きます。

日経225だけではなく、DAX®やFTSE100も第1ステージになってきていますので、今後の動きに注目していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

5月2日(水)10:45(中国)4月財新/製造業PMI
5月2日(水)17:30(英国)4月建設業PMI
5月2日(水)18:00(ユーロ圏)3月失業率
5月2日(水)18:00(ユーロ圏)1-3月期GDP・速報
5月2日(水)21:15(米国)4月ADP全国雇用者数
5月3日(木)東京休場
5月3日(木)03:00(米国)FOMC政策金利発表
5月3日(木)17:30(英国)4月サービス業PMI
5月3日(木)18:00(ユーロ圏)4月消費者物価指数(HICP)・速報
5月3日(木)20:30(米国)4月チャレンジャー人員削減予定数
5月3日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
5月3日(木)21:30(米国)3月貿易収支
5月3日(木)21:30(米国)1-3月期非農業部門労働生産性・速報
5月3日(木)21:30(米国)1-3月期単位労働コスト・速報
5月3日(木)23:00(米国)4月ISM非製造業景況指数
5月3日(木)23:00(米国)3月製造業受注指数
5月4日(金)東京休場
5月4日(金)10:30(豪国)豪準備銀行(RBA)四半期金融政策報告
5月4日(金)21:30(米国)4月非農業部門雇用者数
5月4日(金)21:30(米国)4月失業率
5月4日(金)21:30(米国)4月平均時給
5月7日(月)ロンドン休場
5月7日(月)08:50(日本)日銀金融政策決定会合議事要旨(3月8・9日開催分)
5月7日(月)15:00(独国)3月製造業受注
5月8日(火)04:00(米国)3月消費者信用残高
5月8日(火)09:00(中国)4月貿易収支
5月8日(火)15:00(独国)3月貿易収支

※今週は3日のFOMCの結果と4日の米雇用統計の発表が大注目となります。ユーロ圏のGDPも注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。帯に傾きが出て間隔が広がりはじめました。

◆今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに更に勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値24,238円 安値20,369円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。再度、短期移動平均線が帯を下抜けました。

◆今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目しましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに更に勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値25,895ドル 安値23,027ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週はパーフェクトオーダーについて勉強しました。ここまでに、トレードエッジが発生するさまざまな状態を紹介してきました。

今週からは、多くのトレーダーが陥りやすい落とし穴について考えてみましょう。残念ながら、一般のトレーダーは同じ失敗を繰り返します。そのために、プロに狙われることになります。だからこそ、自分以外のトレーダーの心理状態を理解し、その“特有の心理”をトレードに活かすことは極めて有効なテクニックといえます。

トレードをしていると、欲に目がくらんだり、恐怖心に駆られた結果、ときとして正しい判断が出来なくなることがあります。トレーダーが陥りやすいこうした誤謬を「認知の歪み」と呼びます。

今週からは、この「認知の歪み」を取り上げていきますが、その認知の歪みは幾つもあるのですが、そのうち大きく分けて6つのテーマについて取り上げていきます。

一つ目のテーマは「損を出したくない病」です。

トレーダーAさんとBさんの対照的な状況を用意しました。これについて考えてみましょう。

【状況】
Aさんはこれまでに10万円、20万円とコツコツと利益を確定してきて、合計100万円の累計利益を出しました。しかし、残っている株はまだ上昇せず、その含み損は150万円となっています。

Bさんはこれまでに10万円、20万円と早めの損切りをしてきて、合計100万円もの損失を出しました。しかし、残っているのは大きなトレンドに乗った優良株で、現在のところ含み益は150万円となっています。

【問い】
さて、AさんとBさんのどちらが儲かっているでしょう。また、それはなぜでしょうか。

【答え】
儲かっているのはBさんです。では、その理由を考えましょう。

Aさんは実現利益100万円に対し、含み損が150万円あります。実質的には50万円の損ということになります。一方でBさんは実現損失100万円に対して含み益が150万円ですから、実質50万円の利益です。

マーケットには、Aさんタイプのトレーダーがあふれています。特に日本人にはその傾向が強いようです。「決済した損益だけが本物で、計算上の損益はトレードの過程だから、現在損をしていようが儲けていようが、それは参考値に過ぎない」と思っているようです。

Aさんのような考え方の過ちに気づいているトレーダーも多いのですが、知っている事と出来ることの間には乖離があるようで、実際には、その過ちはなかなか直せません。まるで、たちの悪い病気のようです。

来週は「認知の歪み」の二つ目のテーマを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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