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2018-04-20 16:10:07

マーケット > レポート >  小次郎講師の週間チャート分析レポート >  米英仏がシリアへ軍事攻撃!マーケットは織り込み済みか?

米英仏がシリアへ軍事攻撃!マーケットは織り込み済みか?

2018/04/17

皆さん、こんにちは。
緊迫化しているシリア情勢をめぐって、マーケットは不安定な展開が続いていました。トランプ大統領は、9日のホワイトハウスでの閣議で、化学兵器使用疑惑が浮上しているシリアについて「24〜48時間以内に大きな決断を下す」と発言し、アサド政権に対し再び軍事攻撃に踏み切る可能性を示唆しました。そして、米国は国連安全保障理事会にシリア国内での化学兵器使用に関する調査機関の設置のために、米国が作成した決議案を採決しましたがロシアが拒否権を行使し否決、そこでトランプ大統領はアサド政権に対する軍事行動に向けた英仏両国との調整を本格化させました。また、11日にはツイッターでシリアにミサイルが飛来しても迎撃するとロシア高官が発言したと指摘したうえで、「ロシアは準備せよ。なぜなら(ミサイルが)来るからだ」と投稿しました。

ところが翌12日には、「シリアに対する攻撃がいつになるとは言っていない。間もなくかもしれないし、全くそうではないかもしれない」とツイッターに投稿し、トランプ大統領の発言でマーケットは乱高下しました。そして、ついに13日には、米英仏3カ国がシリアのアサド政権への軍事攻撃を実施、米国防総省の発表によると、シリア国内にある化学兵器関連施設3か所を標的に、合わせて105発のミサイルを撃ち込んだということです。14日には、イギリス、フランスとともに行ったシリアへの攻撃について「精密、圧倒的、効果的だった」との認識を示し、トランプ大統領も「完璧に遂行された。任務完了だ」と強調しました。

こうしたなか、国連安全保障理事会では、緊急会合が開かれました。会合では、ロシアが決議案を提出し、「化学兵器の調査が始まったばかりなのに空爆した。国際法と国連憲章に違反する」と非難しました。これに対し、アメリカはイギリス・フランスと共に「アサド政権の化学兵器は人道への脅威だ」などと空爆の正当性を主張し再び化学兵器が使われれば、さらなる軍事行動をためらわないと警告しました。米ロ代理戦争の様相を呈してきておりシリア情勢が緊迫化してきていますが、土・日を挟んだことで、マーケットへの大きな影響はなく反応は限定的でした。

一方、貿易戦争へ突入するとの懸念があった米中関係においては、シリア情勢と違い大きな進展がありました。中国の習近平国家主席が、経済問題などを討議する「ボアオ・アジアフォーラム」で演説を行い、「中国は貿易黒字の追求を目標とせず、輸入拡大を真に希望する」と述べ、輸入拡大による黒字削減を約束しました。自動車やその他の輸入関税削減のほか、外資企業の出資比率制限を緩和する方針を示し、トランプ米政権との対話に前向きな姿勢を見せました。

米国の経済指標では、3月の卸売物価指数(PPI)や、3月の米消費者物価指数(CPI)が発表されましたが、大きな変動はなく、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨も、数人の参加者が「今後、数年の適切な利上げは従来想定より幾分加速する公算が大きい」と指摘し、引き上げペースの加速を支持する見方が広がっていることが判明しましたが、マーケットへの影響は限定的でした。

米主要企業の1〜3月期決算が本格化してきました。金融大手3社が先陣を切って発表を行い、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴやシティグループは良好な結果となりました。米議会ではフェイスブックのザッカ―バーグ最高経営責任者(CEO)が証言台に立ち、個人情報流出問題により、情報管理の不備を追及されたものの新事実が出ることはなく、材料出尽くし感があったようです。

米企業の好決算やIT・ハイテク株の売り材料出尽くし感などは、株式市場にとっては明るいニュースですが、シリア情勢の先行きは不透明で欧米とロシアの関係には注意が必要です。無理をせずに慎重に対応していきましょう。日経225もNYダウもステージに変化が出てきていますので注目しましょう。

週間の概況

◆注目イベント

4月18日(水)08:50(日本)3月貿易収支
4月18日(水)17:30(英国)3月消費者物価指数、3月小売物価指数
4月18日(水)18:00(ユーロ圏)3月消費者物価指数(HICP)・確報
4月18日(水)23:00(加国)加中銀政策金利発表
4月19日(木)04:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
4月19日(木)10:30(豪国)3月就業者数、3月失業率
4月19日(木)17:30(英国)3月小売売上高
4月19日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
4月19日(木)21:30(米国)4月フィラデルフィア連銀製造業指数
4月20日(金)08:50(日本)3月全国消費者物価指数
4月20日(金)13:30(日本)2月第3次産業活動指数
4月20日(金)15:00(独国)3月生産者物価指数
4月20日(金)23:00(ユーロ圏)4月消費者信頼感・速報
4月23日(月)17:00(ユーロ圏)4月製造業PMI・速報、サービス業PMI・速報
4月23日(月)23:00(米国)3月中古住宅販売件数
4月24日(火)17:30(独国)4月Ifo景況感指数
4月24日(火)22:00(米国)2月住宅価格指数、S&P/ケース・シラー住宅価格指数
4月24日(火)23:00(米国)3月新築住宅販売件数
4月24日(火)23:00(米国)4月リッチモンド連銀製造業指数
4月24日(火)23:00(米国)4月消費者信頼感指数

今週はベージュブックの内容や米国の住宅価格の動向に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入り口です。短期移動平均線が下降帯を上抜けました。

◆今後を読み取る鍵
中期移動平均線と長期移動平均線の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値22,626円 安値20,369円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
第5ステージ
第5ステージは下降相場の終焉です。短期移動平均線が帯に突入してきました。

◆今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目しましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値25,895ドル 安値23,027ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週までは、エッジに焦点を当てて見てきました。今週からは私、小次郎講師が注目している「エッジ」を見ていこうと思います。トレードエッジとして考えられる局面はいろいろありますが、私が見ているものは何かというと、テクニカル指標の中でも代表的な「移動平均線」です。具体的には、移動平均線を3本表示することで、トレードエッジを見つけていきます。私、小次郎講師はこのやり方を“移動平均線大循環分析”と呼んでいます。

3本の移動平均線は、「短期線」「中期線」「長期線」です。それぞれの日数(パラメーター)はトレーダーによって異なりますが、「5日」「20日」「40日」をひとつの目安とします。

この3本の移動平均線の並び方から「今、エッジがあるかどうか」を見ていきます。

例えば、上昇トレンド中の場合には、3本の移動平均線は上から順に、「短期線・中期線・長期線」という並びになります。さらに、3本の線の傾きはすべて右肩上がりになっています。

下降トレンドの場合はこの逆です。3本の移動平均線は下から順に、「短期線・中期線・長期線」の並びになります。さらに、3本の線の傾きはすべて右肩下がりです。

上記のとおり、3本の移動平均線の並びを見ると、それぞれの特徴が見て取れますので、今週は、それぞれ特徴があるということを覚えましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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