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2024-04-16 13:28:37

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NYダウが急落、第2ステージへ!米雇用統計で流れが変わったか?

2018/02/06

皆さん、こんにちは。
トランプ大統領は一般教書演説を行いました。「米国の新しい時代」の幕開けを宣言して演説が行われ、戦後最大の1.5兆ドルを投じる官民インフラ計画を表明しました。外交・安全保障政策では、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮問題やテロ掃討に時間を割き、移民制度については「民主・共和両党と手を携え協力する」と述べました。トランプ大統領の一般教書演説を受けて、一時ドル買い円売りの流れとなりましたが、影響は限定的だったようです。
米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した1月の全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数が前月比23万4,000人増加し、市場予想を上回りました。企業決算ではボーイングの2017年10〜12月期決算が、純利益で前年同期からほぼ倍増し、18年通期の業績見通しも強気だったことから株式市場に買いが集まりました。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表前だったことから、大きな動きにはなりませんでした。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで政策金利の据え置きを決定、発表された声明文では物価見通しに強気で、利上げ姿勢が強まったと市場関係者の間では受け止められ、年内の利上げ回数が3回から4回に増えるとの観測が強まりました。

サプライ管理協会(ISM)が1月の製造業景況指数を発表しました。結果は59.1と市場予想を上回り、10月〜12月月期の労働生産性は単位労働コストが市場予想を大幅に上回る上昇を示しました。これを受けて、米経済の底堅さが確認されたことにより米長期金利が上昇しました。大注目となった米労働省が発表した雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は季節調整済みで前月比20万人増と、市場予想を上回りました。また、失業率も4.1%と約17年ぶりの低水準を維持しました。物価上昇の先行指標として注目される平均時給も、前年同月比2.9%増と市場予想を上回りました。これらを受けて、市場では米連邦準備制度理事会による利上げペースが加速するのではないかとの見方が更に強まりました。米10年債利回りが2.845%となり、2014年1月以来の高水準を付け、ドルが買われ、株式よりも米債券への投資妙味が高まったことでNYダウは急落しました。更に週が明けても米国の雇用統計に端を発した世界的な株安の流れに歯止めがかからず、NYダウを筆頭に大幅下落となりました。インフレ懸念投資家の不安心理の目安とされるボラティリティ・インデックス(VIX指数)は2015年8月以来の高水準をつけ、投資家が一斉にリスク回避の行動をとっていることが伺えます。

くりっく株市場にも変化が出てきました。DAX®やFTSE100は第3ステージとなっており、第4ステージに突入しそうです。日経225も第1ステージが終了し一気に第3ステージとなり、安定上昇期が終焉し下降相場の入り口となっています。NYダウも第1ステージが終焉し第2ステージとなってきました。株式市場はかねてより過熱感が指摘されていましたが、一気に調整局面入りとなってきています。相場に振り回されないように、チャートの変化を確りと見て行動していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

2月7日(水)16:00(独国)12月鉱工業生産
2月8日(木)05:00(米国)12月消費者信用残高
2月8日(木)未定(日本)1月景気ウォッチャー調査・現状判断DI・先行き判断DI
2月8日(木)08:50(日本)12月国際収支-経常収支、12月国際収支-貿易収支
2月8日(木)09:01(英国)1月RICS住宅価格
2月8日(木)16:00(独国)12月貿易収支、12月経常収支
2月8日(木)21:00(英国)BOE政策金利発表
2月8日(木)21:00(英国)BOE議事録、BOE四半期インフレレポート
2月8日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
2月8日(木)未定(中国)1月貿易収支
2月9日(金)09:30(豪国)豪準備銀行(RBA)四半期金融政策報告
2月9日(金)10:30(中国)1月消費者物価指数、1月生産者物価指数
2月9日(金)13:30(日本)12月第3次産業活動指数
2月9日(金)18:30(英国)12月鉱工業生産、12月製造業生産
2月9日(金)18:30(英国)12月貿易収支
2月9日(金)21:00(英国)英国立経済研究所(NIESR)GDP
2月13日(火)18:30(英国)1月消費者物価指数

※今週は2月8日の英国のBOE政策金利発表に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ3
第3ステージは下降相場の入り口です。短期移動平均線が長期移動平均線を下抜けてきました。

◆今後を読み取る鍵
第3ステージは下降相場の入り口です。帯の動きに注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値24,238円 安値20,330円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ2
第2ステージは上昇相場の終焉です。短期移動平均線が帯の中に入ってきました。

◆今後を読み取る鍵
第2ステージは上昇相場の終焉です。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値26,835ドル 安値23,330ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

移動平均線にはゴールデンクロスとデッドクロスがあることを学びました。

◎ゴールデンクロス
価格が移動平均線を下から上にクロスすること=買いシグナル
◎デッドクロス
価格が移動平均線を上から下にクロスすること=売りシグナル


ではなぜゴールデンクロスが買いチャンスになり、デッドクロスが売りチャンスになるのでしょうか。

下記のグラフをご覧ください。米ドル/円の日足チャートを用意しました。

上記のチャートは米ドル/円のローソク足に20日移動平均線を重ねたシンプルなものです。チャートの左側にゴールデンクロス、右側にデッドクロスが見てとれます。

後講釈にはなりますが、確かにゴールデンクロスで買いエントリー、デッドクロスで売りエントリーしていれば、それぞれのトレードで利益を取れていたはずです。

ゴールデンクロスはその地点からの上昇トレンドの発生を示唆します。要するに、そのときに買いエントリーすればよいと教えてくれているのです。デッドクロスはその逆で、下降トレンドの始まりになります。

では、なぜゴールデンクロスが上昇トレンドの発生の転換点になるのでしょうか。来週はその辺りを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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