SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-30 00:47:26

マーケット > レポート >  小次郎講師の週間チャート分析レポート >  世界同時株高の展開へ!

世界同時株高の展開へ!

2017/11/07

皆さん、こんにちは。
米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長が決定しました。米トランプ大統領はホワイトハウスで記者会見を行い、FRB次期議長にパウエルFRB理事を指名しました。前日にメディアで報道されていましたのでマーケットの反応は限定的でしたが、金融政策に対しては低金利政策を支持する「ハト派」として知られています。今後の経済発表においてよくない結果が出てきた時には、追加利上げ観測が遠のくかもしれません。実際、今週発表された10月の米雇用統計では、非農業部門就業者数が季節調整済みで前月比26万1,000人増と、市場予想の31万人増を下回り、また、物価上昇の先行きを示す平均時給は前月比0.01ドル減と賃金の伸び悩みも明らかとなりました。しかし、この結果を受けてマーケットはFRBによる利上げペースが一段と緩やかになるのではないかとの見方が広がったことから、パウエルFRB理事の次期議長指名決定が少なからず影響していたようにも思われます。パウエル氏の就任は来年2月からになります。
雇用統計は市場予想を下回りましたが、米国の経済指標は引き続き好調です。また、米企業の業績も絶好調ですので、この両輪がエンジンとなり株価を最高値へ押し上げているようです。米サプライ管理協会(ISM)が発表した10月の非製造業景況指数は60.1と前月の59.8から上昇し市場予想をも上回りました。アップルの決算が発表され、3四半期連続で増収増益を確保したこともNYダウの史上最高値更新を後押ししました。
トランプ政権が掲げる大幅減税案について、共和党執行部は下院歳入委員会に税制改革法案を正式に提出しました。現在35%の連邦法人税を一気に20%まで引き下げ、恒久的な措置とする内容ではありますが、メディアで報道があったような「段階的な実施」への言及はなく、議会を通過するかといった懐疑的な見方も広がったようです。
トランプ大統領がアジアを歴訪しています。5日から14日までの日程となっており、日本には5日から7日まで来日しており、今回が初来日となります。その後、韓国、中国、アジアを回りアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、米・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に参加する予定となっています。安倍晋三首相は5日に、来日したトランプ米大統領と「ゴルフ外交」を展開しました。弾道ミサイル発射などを繰り返す北朝鮮問題などを話し合い日米関係の強化を図るのが狙いのようです。北朝鮮によるミサイル発射懸念などの地政学的リスクはあるものの、株式市場は確りとした動きが続いており世界同時株高の様相を見せております。くりっく株の4銘柄とも移動平均線大循環分析においてステージ1の安定上昇期となってきています。特にNYダウを筆頭に、日経225、DAX®が絶好調となっております。トレンドに変化があるまでは引き続き現状の大きなトレンドを確りと取っていきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

11月8日(水)未定(中国)10月貿易収支
11月9日(木)08:50(日本)9月国際収支-経常収支、9月国際収支-貿易収支
11月9日(木)10:30(中国)10月消費者物価指数、10月生産者物価指数
11月9日(木)16:00(独国)9月貿易収支、9月経常収支
11月9日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
11月9日(木)24:00(米国)9月卸売売上高
11月10日(金)09:30(豪国)豪準備銀行(RBA)四半期金融政策報告
11月10日(金)18:30(英国)9月貿易収支
11月10日(金)22:00(英国)英国立経済研究所(NIESR)GDP
11月10日(金)24:00(米国)11月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
11月14日(火)11:00(中国)10月小売売上高、10月鉱工業生産
11月14日(火)16:00(独国)7-9月期GDP・速報値
11月14日(火)19:00(ユーロ圏)7-9月期GDP・改定値
11月14日(火)19:00(ユーロ圏)11月ZEW景気期待指数
11月14日(火)19:00(独国)11月ZEW景気期待指数
11月14日(火)22:30(米国)10月生産者物価指数

※今週はドイツやユーロ圏のGDPの結果に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージは安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがある状態が続いています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、更に帯が傾きを持ち間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値22,677円 安値20,330円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがある状態が続いています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、更に帯が傾きを持ち間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値24,716ドル 安値22,193ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

では、先週勉強した相関関係を絡めて「適切な最大取引量」および「ユニットのトータル制限の例」の確認テストを行います。

◎確認テスト
日経225、NYダウ、ドル円、NYプラチナを取引します。そのとき各銘柄には以下の関係が成り立っているとします。

〇日経225とNYダウは相関関係が高い。
〇ドル円とNYプラチナは他のどの銘柄とも相関関係がない。

以上を踏まえて、以下の設問に答えましょう。

設問
次の買いシグナル、売りシグナルに応じて1ユニットずつ仕掛けます。
小次郎講師流の適切な最大取引量は下記の通りでした。

◆適切な最大取引量
  • ①同一銘柄は3ユニットまで
  • ②相関関係の高い銘柄は2銘柄6ユニットまで
  • ③買いのみ、売りのみは6ユニットまで

上記のルールに基づき、以下のシグナルのうち、ルール通りに建玉できるものには◯を、できないものには×をつけましょう。

1、日経225で買いシグナル
2、日経225でまた買いシグナル
3、NYダウで買いシグナル
4、NYダウで買いシグナル
5、日経225で買いシグナル
6、ドル円で買いシグナル
7、NYプラチナで売りシグナル
8、日経225で買いシグナル
9、NYプラチナで売りシグナル
10、NYプラチナで売りシグナル
11、NYプラチナで売りシグナル

設問の答え
1:◯ 2:◯ 3:◯ 4:◯ 5:◯ 6:◯ 7:◯ 8:× 9:◯ 10:◯ 11:×
最終時点でのポジションは「買い、売りのみで6ユニット」「相関関係の高い銘柄で6銘柄」「同一銘柄は3ユニット」ですので、8の日経225は同一銘柄でもオーバー、買のみのユニットでもオーバーとなります。11のNYプラチナは同一銘柄の3ユニットをオーバーしているので×となります。

いかがでしたでしょうか。先週までの流れを確りと理解してれば簡単に答えられたと思われます。来週も設問に答えていきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.