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地政学的リスクを消化し上昇する株式市場!

2017/10/03

皆さん、こんにちは。
北朝鮮は10月10日に朝鮮労働党創建70周年を迎えます。9月9日の北朝鮮の建国記念日には核実験が行われたことなどから10月10日を警戒する声が多くなっています。トランプ米大統領が「(北朝鮮は)長くはないだろう」と発言すると、北朝鮮の李外相は訪問先のニューヨークで、「彼(トランプ)は宣戦布告をした」と強調し、米軍機の撃墜など「自衛的な対応を取るあらゆる権利がある」と警告し、北朝鮮問題が根底にくすぶっている状態が続いています。北朝鮮問題以外にも中東地域で地政学的リスクが再燃してきました。イラク北部のクルド自治政府が実施した独立の是非を問う住民投票の結果、賛成が9割を超えたことを受けて、自治政府とイラク中央政府やクルド人が多いトルコ、イランとの対立が深刻化しているようです。ただ、英国のEU離脱をはじめ各地域の独立問題はトランプ大統領が「米国第一」を掲げてから、各地で起きている問題ではありますがマーケットへの影響は低いことから株式市場にとっては一時的な調整にとどまっているように思われます。週明けのスペイン東部カタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票で、州政府は独立賛成票が90%以上になったと発表し、独立に断固反対する中央政府は違法な投票だと主張、投票所に数千人の警官を派遣して妨害するという事件が発生しましたが、やはりマーケットへの影響は限定的だったようです。
先週は、米連邦準備制度理事会(FRB)の要人発言が続きました。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は年内の追加利上げに前向きな姿勢を示しました。一方、シカゴ連銀のエバンズ総裁は拙速な利上げは景気にはリスクになると懸念を表明しました。イエレンFRB議長は講演で、インフレ率が目標の2%を下回っているのは「一時的」と発言し、緩やかな利上げ方針の維持が適切との認識を示しました。また、アトランタ連銀のボスティック総裁も年内の利上げが妥当との見方を示し、イエレン議長の発言がマーケットの重石となったようです。そのイエレン議長の任期が来年2月3日までとなっており、後任問題も注目されますが、トランプ大統領とムニューシン財務長官がFRB元理事のケビン・ウォーシュ氏と面会したと報道されました。利上げに積極的なウォーシュ氏が次期FRB議長に付くとの思惑が拡大し、利上げ上昇による利ざや拡大への期待感から金融株が買われたようです。利上げというマーケットにとっては負の材料を逆手にとって上昇を見せるところにNYダウの力強さを感じます。
注目が集まっていたトランプ大統領が公約に掲げる税制改革の新たな案が発表され、連邦法人税率を現行の35%から20%に引き下げる意向を表明しました。市場の反応は当初は買いで反応しましたが、具体的な財源が示されておらず、議会での法案成立は難しいとの見方などから今後の展開が注目されます。
地政学的リスクや米利上げ観測など、マーケットの上昇を一服させる材料があるものの、DAXもNYダウも確りとした動きを見せています。その一番の牽引役は、なんといってもIT、ハイテク関連株の上昇でしょう。投資家を不安にさせ売りたくなる気分にさせるファンダメンタルズは豊富になりますが、テクニカル的には買いの勝負となっております。けん引役の株価の動きには注意が必要ですが、移動平均線大循環分析においてステージ1となっている限りは狙い澄まして買い目線で対応していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

10月4日(水)17:30(英国)9月サービス業PMI
10月4日(水)18:00(ユーロ圏)8月小売売上高
10月4日(水)21:15(米国)9月ADP全国雇用者数
10月4日(水)23:00(米国)9月ISM非製造業景況指数
10月5日(木)20:30(米国)9月チャレンジャー人員削減予定数
10月5日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
10月5日(木)21:30(米国)8月貿易収支
10月5日(木)23:00(米国)8月製造業受注指数
10月6日(金)15:00(独国)8月製造業受注
10月6日(金)21:30(米国)9月非農業部門雇用者数
10月6日(金)21:30(米国)9月失業率
10月6日(金)21:30(米国)9月平均時給
10月6日(金)23:00(米国)8月卸売売上高
10月10日(火)08:50(日本)8月国際収支-経常収支、8月国際収支-貿易収支
10月10日(火)17:30(英国)8月鉱工業生産
10月10日(火)17:30(英国)8月製造業生産


※今週は10月6日の米国の雇用統計の発表に注目しましょう。ADP全国雇用者数新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージは安定上昇期です。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値20,967円 安値19,153円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値22,489ドル 安値21,606ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週までで皆さんは各自の投資用資金から適切なユニットを計算できるようになりました。

今週からは適切な取引の量や、具体的なリスク分散の仕方などを勉強していきましょう。

タートルズはユニット計算に基づき、結果的に10ユニットの建玉、すなわち1日当たり10%のリスクを取る場面もありました。その意味ではタートルズの手法は、決してリスクを抑え過ぎるものではないといえます。

ここで勘違いしないでいただきたいのは、特定の銘柄にいきなり10ユニットの建玉を建てることはありません。そうしたトレード方法はリスクを高め過ぎるからです。では、「一番、確実なとき」を狙い澄まして一つの銘柄にまとめて仕掛けた方が儲かるのではと疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

では、ここで質問させていただきます。「一番、確実なとき」とは、どういうときでしょうか。その場合の確実性は、どれほどの確度を意識しているでしょうか。

勿論、トレードに100%はありません。90%、いや80%も難しいでしょう。ということは、せいぜい70%くらいのチャンスを「確実」だと思って仕掛けるのでしょうか。仮にそうだとしたら、相場が自分の「確実」とは逆方向に動く可能性は決して低くありません。

負ける確率が低くないことを前提とするならば、まとめて仕掛けること(=集中投資)の怖さが分かるのではないでしょうか。仮にまとめて仕掛けた予想が外れたときには、そのときのトレードすべてで負けることになります。いわゆるイチかバチかということになります。

一方で、集中投資に対して、建玉を複数の銘柄に分散していけば、すべての銘柄で負けることは、高い確率で回避できるはずです。

本来、経験の浅い初心者トレーダーほど、トレードを外してしまったときの対応を考えておくべきなのです。柔道と同じで、まずは受け身から覚えなければ生き残れません。それこそ、トレードで成功を収めることを考えるのは「防御方法」を確立してからでも遅くはないのです。

では、適正な最大取引量とはどういったものなのでしょうか。トレードにおいて最も重要な要素の一つである資金管理を来週は勉強していきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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