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FOMCで追加利上げ決定。NYダウは更に最高値更新!

2017/06/20

皆さん、こんにちは。
5月の小売売上高は季節調整後で前月比0.3%減と悪化し市場予想も下回りました。5月の消費者物価指数(CPI)は季節調整後で前月から0.1%低下し、コア指数も予想を下回りました。

米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策会合で、継続的な経済成長や労働市場の堅調さを踏まえ、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.0−1.25%に引き上げることを決定し、8年半ぶりに0%台の超低金利から脱出しました。

発表されたFOMC声明文では「労働市場は引き続き強く、経済活動は今年これまでのところ徐々に上昇している」「雇用の伸びは緩やかだが堅調で、失業率はここ数カ月で低下した」と引き続き強気の姿勢を示しました。

イエレンFRB議長が発表後記者会見を行い、「今年からバランスシートの縮小に着手すると予想」「バランスシート縮小は比較的早期の実行があり得る」と発言し金融を引き締めていく方針を示しました。

FOMC参加者による2017年の金利見通しでは、利上げ想定回数を「計3回」と従来通りの想定を堅持しました。年内に保有資産の圧縮を開始すると発表されたこともあり、「タカ派的な結果」と受け止めた市場関係者の見方もあったようです。

ニューヨーク州製造業景況指数は前月から大幅に改善し、最新週の新規失業保険申請件数も予想よりも良好でした。逆に、米住宅着工件数とミシガン大消費者景況感指数は共に市場予想を下回る低調な内容となりました。

日銀は金融政策決定会合で現行の金融緩和政策維持を決定しました。これに伴い、日米の金融政策違いによる日米金利差が拡大するとの観測が強まってきており、ドル買い円売りの流れが優勢になりつつあるようです。

FOMCでの追加利上げは織り込み済みで、その後の利上げのペースが焦点となっていたようですが、想定通り3回目の利上げとなれば、後1回利上げを実施することになりますが、市場関係者の間では、イエレンFRB議長は多少経済指標が弱くても利上げを行うという警戒感と、利上げに懐疑的な見方とが交錯しているようです。

米インターネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムは、米自然食品スーパー大手ホールフーズ・マーケットを137億ドル(1ドル110円換算で1兆5,070億円)で買収すると発表しました。アマゾンの更なる攻勢により小売り業者の業績悪化懸念がでましたが、原油相場の上昇によるエネルギー株の上昇がけん引してNYダウは最高値を更新しました。

NYダウが移動平均線大循環分析でステージ1の上昇期となってからトレンドに勢いが出てきています。この流れに確りと乗れていない方はファンダメンタルズや高いからといった値頃感を気にされていませんか。チャート分析に基づいていきましょう。

週間の概況

◆注目イベント
6月21日(水)08:50(日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
6月21日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
6月21日(水)23:00(米国)5月中古住宅販売件数(前月比)
6月21日(水)23:00(米国)5月中古住宅販売件数
6月22日(木)17:00(ユーロ圏) 欧州中央銀行(ECB)月報
6月22日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
6月22日(木)22:00(米国)4月住宅価格指数
6月22日(木)23:00(米国)5月景気先行指標総合指数
6月23日(金)23:00(米国)5月新築住宅販売件数
6月23日(金)23:00(米国)5月新築住宅販売件数(前月比)
6月26日(月)14:00(日本)4月景気一致指数(CI)・改定値、景気先行指数(CI)・改定値
6月26日(月)21:30(米国)5月耐久財受注・輸送用機器除く
6月26日(月)21:30(米国)5月耐久財受注
6月27日(火)22:00(米国)4月ケース・シラー米住宅価格指数
6月27日(火)23:00(米国)6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
6月27日(火)23:00(米国)6月リッチモンド連銀製造業指数

※今週は、6月21日の日銀議事要旨、22日のECB月報に注目です。米国の新規失業保険申請件数の結果を確認しましょう。米国の住宅関連の発表が多いのでこれらも確認しておきましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は上昇期です。押し目を形成しながら、帯の間隔が広がり傾きが出てきています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1の安定上昇期です。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・帯の間隔が広がり傾きが出てくれば上昇トレンドに勢いが出てきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値20,967円 安値19,288円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は上昇期です。史上最高値を更新しながら、帯の間隔が広がり傾きが出ています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1の上昇期です。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・帯の間隔が広がり傾きが出てくれば更に上昇トレンドに勢いが出てきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値21,491ドル 安値20,495ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

今週は小次郎講師流にアレンジしたタートルズの投資手法を具体的に勉強していきましょう。

一般的にはタートルズのトレード手法の断片だけが伝わっていて、関連のウェブサイトを覗くと、「こういう時に買う、こういう時に売る」と解説されています。

しかし、先週記載しましたように、小次郎講師流の解釈では、タートルズ流トレードの極意は「資金管理・リスク管理」にあると信じています。

もっというならば、「資金管理・リスク管理」とトレード手法が一体化されている点にこそ、タートルズのトレード手法のすごさがあると考えています。

その点を理解せずに、売買シグナルだけを切り出して勉強しても勝ち組にはなれません。

「Vトレーダー」を目指すためにも、タートルズの資金管理を理解していきましょう。タートルズは、以下の手順を踏んでいます。

@取引しようと思う銘柄の値動きを把握する
A自分の投資資金をしっかりと把握する
Bそれをもとに、その銘柄の1回の取引量を決定する

以上の手順ではじき出した「ある銘柄の1回当たりの適切な取引量」をタートルズは「ユニット」と呼んでいました。

あまりにも過大なリスクを取ってしまうと、1回の失敗ですべてを失いかねません。だからといって、逆にリスクを抑え過ぎれば目標とする収益が上げられません。

そこで、タートルズは上記の「ユニット」を決めて1回のトレードで取るべきリスク額を決めていたのです。

現代のマーケットでは多くのプロのトレーダーが存在していますが、彼らはどれだけのリスクを取っているのでしょう。

タートルズは「1回のトレードで投資用資金の1%のリスク/日を取る」という決まりを作っていました。

具体例を見ていきましょう。仮に1,000万円の投資用資金を持つトレーダーがいたとします。そのトレーダーがある銘柄を仕掛けます。1%のリスクとは、その銘柄が自分の売買とは逆に動いた場合、1日に発生する(計算上)損のことです。

つまり、この場合は1,000万円の1%である10万円になります。この10万円がタートルズでの1回のトレードでの1日のリスクとなるわけです。

来週は、このタートルズが「ユニット」と呼んでいる1回あたりの適切な取引量というものを深堀していきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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