皆さん、こんにちは。
ロイター通信は6日、紛争終結に向けた計画の枠組みが検討されていると報道しました。ただ、イランは停戦に否定的な考えを仲介するパキスタンに伝達したとされ、強弱材料が交錯していました。同日午後のトランプ米大統領の記者会見の開始直後は停戦期待の後退により売りが先行しましたが、イランとの交渉が「順調」だと発言したことなどから再び期待が高まりました。トランプ米大統領は米東部時間7日夜までに停戦合意できなければ、イランの橋や発電所を破壊すると警告しました。米軍がイランの主要原油積み出し拠点カーグ島の軍事目標を攻撃したとの報道を受け、株式市場は反落しました。ただ、取引終盤に、パキスタンの首相が交渉期限延長を要請したと伝わると、下げ幅が縮小しました。
7日の原油先物相場は、中東情勢の緊張が高まる中で続伸し、米国産標準油種WTIは前日比0.54ドル(0.48%)高の1バレル=112.95ドルで取引を終了しました。終値として2022年6月以来3年10カ月ぶりの高値を付けました。また、一時117ドルを超えました。
米国とイランは7日夜、2週間の攻撃停止で合意しました。トランプ米大統領はイランが事実上封鎖している原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放を条件として停戦を受け入れました。エネルギー供給不安が和らぐ中で原油相場は急落し、過度なインフレ懸念が後退しました。株式市場に買い安心感が広がり、これまで売られていた半導体関連などハイテク株や航空株など幅広い銘柄が上伸しました。
イスラエルは8日、レバノンで、イランが支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラへの空爆を続けました。反発したイランが対抗措置として原油輸送の要衝ホルムズ海峡の再封鎖を表明したことで、石油の供給不安が再燃しました。その後、イスラエルとレバノンとの和平交渉に関する報道で中東情勢の悪化懸念が後退し、投資家心理が改善、消費財や製造業など幅広い銘柄に買いが入りました。ただ、終盤にクウェートでの無人機攻撃が報じられると、再び投資家心理が悪化しました。
米国とイランはパキスタンで和平交渉を行いましたが、バンス米副大統領は現地時間12日、イランとの戦闘を終結するための協議を打ち切ると表明しました。「合意に至らないまま米国へ戻ることになる」と語りました。また、「我々は(譲れない一線である)『レッドライン』がなんであるか、どの点については譲歩する用意があり、どの点については譲歩しないかを極めて明確に示した。彼らは我々の条件を受け入れないことを選択した」と説明しました。ただ、完全な協議の打ち切りとはしない可能性もあるとのことです。高官協議は実現しても、戦闘終結への道筋は見えませんでした。中東情勢は不透明さが一段と増しました。
週間の概況
注目イベント
*今週は米国のベージュブックに注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2026/4/1508:502月機械受注米国
2026/4/1520:00MBA住宅ローン申請指数米国
2026/4/1521:304月ニューヨーク連銀製造業景気指数米国
2026/4/1521:303月輸入物価指数米国
2026/4/1521:303月輸出物価指数米国
2026/4/15
27:00
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
中国
2026/4/1611:001-3月期四半期GDPユーロ圏
2026/4/1618:003月消費者物価指数米国
2026/4/1621:304月フィラデルフィア連銀製造業景気指数米国
2026/4/1621:30前週分新規失業保険申請件数米国
2026/4/1621:30前週分失業保険継続受給者数米国
2026/4/1622:153月鉱工業生産日本
2026/4/2013:302月第三次産業活動指数米国
2026/4/2121:303月小売売上高米国
2026/4/2123:003月住宅販売保留指数
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は下降期である第4ステージから上昇期である第1ステージに移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値60,061.86 安値48,040.40
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値5,600 安値3,887.02
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は下降期である第4ステージから上昇相場の入口である第6ステージに移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値26,500 安値21,566.75
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージから上昇期である第1ステージに移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値15,543,997 安値9,406,262
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
ではMACDについて学んでいきましょう。
まずは、MACDがどういったものかを知るために、MACDが表示されているチャートを見てみましょう。
下記のチャートは「日経平均の日足」になります。
チャートの上はローソク足と移動平均線大循環分析となっています。そして、下がMACDとなります。
MACDは3つから構成されています。それはMACD線、シグナル線、そして、ヒストグラムです。
MACDという分析手法を構成している3つの要素がMACD線とシグナル線と呼ばれる2本の折れ線と、ヒストグラムと呼ばれる縦棒であるということを確認しましょう。
では、ここからインジケーターを覚える5箇条を見ていきましょう。
1,計算式を覚える
2,計算式の意味を理解する
3,計算式を基にそのテクニカル指標がどこを見ているのかを知る
4,売買サインを学ぶ
5,なぜそれが売買サインとなるのかを知る
上記の5箇条を意識して、MACDがどういったものか、予習してみましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。