皆さん、こんにちは。
米国とイスラエルによるイラン攻撃が長期化するとの見方から、原油先物相場のWTIは8日の時間外取引で1バレル=119ドルを突破し、3年9ヵ月ぶりの高値を付けました。しかし、トランプ米大統領は9日、米テレビインタビューで、「戦争はほぼ終わったと思う」と宣言しました。同氏の発言をきっかけに、原油相場は時間外取引で一時81ドル台まで急落、1日の変動幅は38ドルを超えました。米メディアは10日、情報筋の話としてイランがエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡で、機雷の敷設を始めたと報道しました。一方で、先進7カ国(G7)のエネルギー相会合が10日、オンラインで開催され、石油備蓄の協調放出など市場安定化に向けた対応策が議論されました。国際エネルギー機関(IEA)の加盟32カ国は、石油備蓄から過去最大の計4億バレルを協調放出することで合意しました。原油高を和らげる効果が見込まれていますが、専門家からは「市場に事態の深刻さを印象付けた」との指摘もありました。
2月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.4%上昇と市場予想通りでした。ただ、中東情勢や原油高を背景に米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退しています。
イランの新しい最高指導者モジタバ・ハメネイ師は12日、原油輸送の要衝ホルムズ海峡について「封鎖を続けなければならない」と明言しました。トランプ米大統領が原油価格よりもイランの核武装阻止の方が重要だとの認識を示したことも相まって、エネルギーの供給不安が再燃しました。中東での戦闘が続いており、原油輸送の要衝ホルムズ海峡は事実上封鎖され、供給混乱が長引くことへの懸念が広がっています。トランプ米大統領は米メディアに、今後1週間でイランに対し激しい攻撃を行う計画だと語りました。米財務省は12日、ロシア産原油の購入を一時的に認めると発表しました。対ロ制裁を緩和することで供給量を増やし、価格を抑制する狙いがあるものの、原油相場を押し下げる効果は限定的でした。
週間の概況
注目イベント
*今週は日米英欧の金融政策に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2026/3/1808:502月貿易統計米国
2026/3/1820:00MBA住宅ローン申請指数米国
2026/3/1821:302月卸売物価指数米国
2026/3/1823:001月製造業新規受注米国
2026/3/18
27:00
米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
米国
2026/3/18
27:30
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
日本
2026/3/19
未定
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
米国
2026/3/19
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【ワシントン】日米首脳会談
日本
2026/3/1908:501月機械受注日本
2026/3/1913:301月鉱工業生産・確報値日本
2026/3/1913:301月設備稼働率日本
2026/3/19
15:30
植田和男日銀総裁、定例記者会見
英国
2026/3/19
21:00
イングランド銀行(BOE)金利発表
英国
2026/3/1921:00英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨米国
2026/3/1921:30前週分新規失業保険申請件数米国
2026/3/1921:30前週分失業保険継続受給者数米国
2026/3/1921:303月フィラデルフィア連銀製造業景気指数ユーロ圏
2026/3/19
22:15
欧州中央銀行(ECB)政策金利
ユーロ圏
2026/3/19
22:45
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
米国
2026/3/1923:001月新築住宅販売件数米国
2026/3/1923:001月卸売売上高日本
2026/3/20-祝日(春分の日)日本
2026/3/2408:302月全国消費者物価指数(CPI)米国
2026/3/2421:3010-12月期四半期非農業部門労働生産性・改定値米国
2026/3/2422:453月製造業購買担当者景気指数米国
2026/3/2422:453月サービス部門購買担当者景気指数米国
2026/3/2422:453月総合購買担当者景気指数米国
2026/3/2423:003月リッチモンド連銀製造業指数
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は下降相場の入口である第3ステージを維持しています。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値60,061.86 安値48,040.40
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。ここから、短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値5,600 安値3,887.02
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
重要な価格
高値26,500 安値23,890.04
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージから上昇相場の入口である第6ステージに移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値15,543,997 安値9,406,262
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は早仕掛けのタイミングについてみてきました。
ステージが変化していく中で3本の移動平均線の各線がどうなれば仕掛けていくのかということをお伝えしました。それぞれ、第5ステージや第6ステージ、第1ステージになった局面でそれぞれの線の動きによって判断するわけですが、実はそれは第4ステージの段階から準備が始まっているのです。
ここで皆さん、それはどういうことか考えてみましょう。各自で考えて回答を用意してから続きをお読みください。
第4ステージは下降期になり売りにエッジがある状態です。しかし、どこかで売りにエッジがある状態が終わりトレンド転換する場面がやってきます。その転換にも備えておかなければいけません。どのように確認するのかというと、第4ステージの時に3本の移動平均線の状態を確認するのです。当然ですが、下降トレンドに勢いがあれば3本とも右肩下がりになっているはずです。
下降トレンドが終焉に向かう局面では、それぞれの移動平均線に変化が出てきます。仮に下降トレンドから上昇に転じていくのであれば、3本の移動平均線のうちどの線が反応するでしょうか。それは、当然一番感度が高い短期線から上向きになってきます。もちろん短期線が上向いただけでは、まだ本物ではありません。チャートを見ていくうえでステージの変化だけを見ているのであれば、それは初心者となります。この講座を学ばれている方はかなりレベルが向上しているはずですので、こういった小さな変化に気づけるようになっているでしょうから、短期線の上向きの変化が本物となるのか、一時的な変化で終わるのかといった二つのシナリオを準備して見ていく必要があります。
そして、短期線が上向きになってきたことで変化を感じ始めました。次に中期線が上昇を開始してきたら、下降トレンドの終わりは、かなり信ぴょう性を高めていきます。このときには、次に起こる変化のパターンを考えて、順行の変化であればこうなり、逆行の変化であればこうなるといったことをわかっておくことが大事です。それも同じ順行でも変化の度合いによって戦略が変わるということも理解しておかなければいけません。
最後に長期線に変化が起きてきます。そのときに、長期線が上向いてくれば完璧ですが、下がっていた長期線の下げ方が緩やかになったとしたら、すでに早仕掛けのタイミング到来と考えてもよいでしょう。ポイントは、方向性が見えてきたときが、早仕掛けのタイミングだということです。
この一連の変化を言葉で理解したら、必ず各自がチャートで確認してください。第4ステージから第1ステージへの変化において短期線、中期線、長期線がどう変化するかを肌感覚で覚えましょう。そして、どういった変化の時に精度が高まるのかを確認しましょう。
来週は試し玉について見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。