皆さん、こんにちは。
米国とイランは17日、スイスのジュネーブで、イランの核開発問題を巡る高官協議を開催しました。ウラン濃縮活動停止を強く訴える米国に対し、イランは経済制裁の解除を要求しました。イランのアラグチ外相は協議後、「主要原則に関して一致点を見いだすことができた」と説明しました。協議で進展があったことを明らかにし、投資家心理の改善につながりました。
昨年12月の米耐久財受注額と今年1月の米鉱工業生産指数は米景気の底堅さを示す内容となり、市場で買いが先行しました。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した1月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、一部参加者が利上げの可能性に言及していたことが相場を押し下げました。市場関係者からは議事要旨について、利上げの必要性について話し合われていたのは意外感があったとの見方がありました。一方、利下げと利上げの「両にらみ」を求める意見に関し、それほど重要な議論ではないとの見方も出ています。
米CNNテレビは18日、米軍が早ければ今週末にもイランを攻撃する準備を整えていると報じました。イラン情勢の一段の緊迫化で石油供給に支障が出るとの見方が広がり、19日の原油先物相場は上昇しました。
米資産運用会社ブルー・アウル・キャピタルは大幅下落となりました。同社が投資家に対し、ファンドの解約制限をかけたことが嫌気されました。プライベートクレジット(非銀行部門)に絡んだ懸念が再燃し、他の投資ファンド株や金融株にも売りが波及しました。
最高裁は20日、米政権が発動した国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく相互関税などの措置について違憲との判断を示しました。関税に起因するコスト圧力が低減されるとの見方が広がる中で一部銘柄が買われ、株式市場は上昇しました。ただ判決では、徴収済みの関税の還付について明確な判断が示されなかったほか、トランプ大統領は最高裁の判断を批判して相互関税の代替措置の発動を宣言しました。通商法122条に基づき、各国からの輸入品に10%の関税を約5カ月間課す大統領令に署名する考えを示しました。市場関係者の間では、今後も米通商政策を巡る不透明感が続くと懸念する声が聞かれました。
米商務省が発表した2025年10~12月期の実質GDP速報値は年率換算で前期比1.4%増加しました。伸びは前期の4.4%から急減速し、市場予想も大きく下回りました。さらに、米商務省が発表した2025年12月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.9%上昇し、伸び率は前月の2.8%から拡大しました。根強い物価上昇圧力や景気減速を示す指標が嫌気されました。
週間の概況
注目イベント
*今週は日本の雇用統計に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2026/2/2508:501月企業向けサービス価格指数独国
2026/2/2516:0010-12月期GDP米国
2026/2/2521:00MBA住宅ローン申請指数日本
2026/2/2614:0012月景気先行指数・12月景気一致指数米国
2026/2/2622:30前週分新規失業保険申請件数米国
2026/2/2622:30前週分失業保険継続受給者数日本
2026/2/2708:302月東京都区部消費者物価指数日本
2026/2/2708:501月小売業販売額日本
2026/2/2708:501月百貨店・スーパー販売額日本
2026/2/2708:501月鉱工業生産日本
2026/2/2714:001月新設住宅着工戸数仏国
2026/2/2716:4510-12月期GDP日本
2026/2/2719:00外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)米国
2026/2/2722:301月卸売物価指数米国
2026/2/2723:452月シカゴ購買部協会景気指数米国
2026/3/223:452月製造業購買担当者景気指数米国
2026/3/224:002月ISM製造業景況指数日本
2026/3/3
08:30
1月失業率、1月有効求人倍率
日本
2026/3/308:5010-12月期四半期法人企業統計調査日本
2026/3/308:502月マネタリーベース
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値59,000 安値48,040.40
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値5,600 安値3,887.02
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
重要な価格
高値26,500 安値23,890.04
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
重要な価格
高値15,543,997 安値9,406,262
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は一つの課題が出てきました。
どういった課題だったかというと、第1ステージで3本の移動平均線が右肩上がりを確認して買いを仕掛けると、トレンド相場を掴む確率が高まり、精度が上がるというメリットが発生する一方で、精度が上がるほどタイミングが遅くなるというデメリットが出てきました。そこで、今度はタイミングが遅くならないように早く仕掛けるようにしながらもダマシに遭わないようにするという課題でした。
下記のチャートの赤丸で囲ったところの、トレンドが無くなり小さなもみ合いになっているところをご覧ください。
チャートを見ると、短期線と中期線がデッドクロスしています。移動平均線の2本だけを見ていればこれは売りサインとなります。しかし、デッドクロスのあとにすぐに価格は上昇していますのでダマシだったことが分かります。
ところが、赤枠のなかでは3本の移動平均線が、瞬間的に、下から「短期・中期・長期」の並び順の第4ステージになったものの、3本は右肩下がりにはなっていません。つまり、移動平均線大循環分析における売りシグナルは出ていないのです。これが、ダマシの克服法となります。これで、一つ解決しましたが、売買シグナルが遅くなるという課題は残ったままです。
では、来週はその売買シグナルが遅くなるという課題について考えてみましょう。来週までに、皆さんも考えてみてくださいね。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。