皆さん、こんにちは。
トランプ大統領は24日、カナダが中国と貿易協定を結んだ場合、カナダからの輸入品に100%の追加関税を課すと警告しました。ただ市場関係者の間では、「(方針がまた)引っ込められる」との見方から、ほとんど材料視されませんでした。
トランプ米政権は、公的医療保険制度を運営する民間会社に対する政府の支払いを来年は前年比で微増にとどめると発表しました。ダウ平均への影響が大きい米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループが収益悪化の懸念から20%安と急落しました。市場関係者からは、政権は消費者への直接給付などを検討しているため、企業への支払いは抑えたいと考えているのではないかとの見方が聞かれました。
オランダの半導体製造装置大手ASMLの決算などが好感され、米半導体株に買いが波及しました。ダウ構成銘柄ではエヌビディアが上昇しました。ロイター通信によると、中国当局が国内の大手IT企業3社に対し、エヌビディア製の先端AI半導体「H200」の購入を許可したと報じられました。
米連邦準備制度理事会(FRB)は28日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、昨年7月以来4会合ぶりに利下げ見送りを決めました。雇用鈍化は鮮明だが、トランプ政権の高関税政策の影響により、インフレ率は下げ渋っており、政策金利を維持し、雇用と物価の動向を見極める構えを見せました。一方、政権はパウエルFRB議長への刑事捜査を開始、利下げ圧力を一段と強めています。政策金利は年3.50~3.75%に据え置くことを賛成多数で決定しました。トランプ政権高官から昨年9月に就任し、今月末で退任するミラン理事と、ウォラー理事が0.25%利下げを主張し反対しました。
マイクロソフトの2025年10~12月期決算は、前年同期比60%増だったものの、設備投資額が大幅に増加した一方で、クラウド事業の伸びが鈍化したことなどが嫌気され、株価は10%の下落となりました。IT大手のAI(人工知能)関連投資の先行きや収益性が懸念されました。
トランプ大統領は30日、次期FRB議長にウォーシュ元FRB理事を指名しました。ウォーシュ氏は利下げを進めるとみられている一方、米国債の買い入れ規模を抑制するとの観測が台頭し、米長期金利が上昇、株式相場の重荷となりました。また、最近急騰していた金や銀が急落したことも投資家のパニックを引き起こしました。トランプ氏がFRBに大幅利下げを繰り返し要求していることで、中央銀行の政治的独立性への懸念が高まっています。ただ、ウォーシュ氏は他に挙げられていた候補と比べてトランプ氏と一定の距離を保つと予想されており、外国為替市場ではドルの買い戻しが進行しました。
週間の概況
注目イベント
*今週は米雇用統計とECB・BOEの金融政策に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
米国
2026/2/421:00MBA住宅ローン申請指数米国
2026/2/422:151月ADP雇用統計米国
2026/2/423:451月サービス部門購買担当者景気指数米国
2026/2/423:451月総合購買担当者景気指数米国
2026/2/424:001月ISM非製造業景況指数英国
2026/2/5
21:00
イングランド銀行(BOE)金利発表
英国
2026/2/5
21:00
英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
米国
2026/2/521:301月チャレンジャー人員削減数ユーロ圏
2026/2/5
22:15
欧州中央銀行(ECB)政策金利
米国
2026/2/522:30前週分新規失業保険申請件数米国
2026/2/522:30前週分失業保険継続受給者数ユーロ圏
2026/2/5
22:45
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
日本
2026/2/608:3012月全世帯家計調査・消費支出日本
2026/2/614:0012月景気先行指数・12月景気一致指数米国
2026/2/624:002月ミシガン大学消費者態度指数米国
2026/2/629:0012月消費者信用残高日本
2026/2/908:3012月毎月勤労統計調査-現金給与総額日本
2026/2/908:5012月国際収支・経常収支・貿易収支日本
2026/2/914:001月景気ウオッチャー調査日本
2026/2/1008:501月マネーストックM2米国
2026/2/1022:3010-12月期四半期雇用コスト指数米国
2026/2/1022:3012月小売売上高
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値55,000 安値48,040.40
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値5,600 安値3,887,02
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値26,500 安値23,890.04
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
重要な価格
高値15,543,997 安値10,808,215
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週も移動平均線大循環分析を極めていきましょう。
移動平均線大循環分析を極めるために、3本のゴールデンクロス(GC)とデッドクロス(DC)について見ていきましょう。
先週は第1ステージから第2ステージへの移行について解説しました。短期移動平均線が中期移動平均線とDCすることで、過去1カ月間の買い方のプラスがマイナスに転じたと判断できる重要な変化であることをお伝えしました。
今週は第2ステージから第3ステージへの移行について見ていきましょう。まずは、第2ステージの移動平均線の並び順とその意味を考えてみましょう。ご自身で考えることが大事です。では、皆さんが考えたとして見ていきましょう。第2ステージの移動平均線の並び順は上から「中期・短期・長期」です。短期線と中期線がDCしたことで第1ステージから第2ステージに移行しました。ここから、今度は短期移動平均線と長期移動平均線がDCすることで第3ステージへと移行します。そして、移動平均線の並び順は上から「中期・長期・短期」となります。短期の移動平均線は5日で、長期の移動平均線が40日ですから、5日移動平均線と40日移動平均線のDCによってステージが移行します。
この短期と長期のDCが何を意味するのかを考えてみましょう。先週の第1ステージから第2ステージへの移行を理解していれば簡単に答えることができるでしょう。第2ステージから第3ステージへの移行が意味することは、過去2カ月間において買い方のプラスがマイナスに転じたと判断できる変化となります。第1ステージから第2ステージへの移行は1カ月間の買い方のプラスからマイナスへの変化ですが、第2ステージから第3ステージへの変化は2カ月間の変化となるために、長期トレードをしている方の心理も変化していきます。第1ステージから第2ステージへの移行の場合、一時的な押し目であると感じた長期トレーダーは買いポジションを維持しますが、さすがに第3ステージになると買いポジションの手仕舞いをします。そして、このまま順行して第4ステージに移行すれば売りにエッジ(優位性)がある状態となるわけですから、その準備も必要となってきます。
移動平均線大循環分析の3本のGC、DCには、それぞれ深い意味がありますので来週も深掘りしていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。