皆さん、こんにちは。
米連邦準備制度理事会(FRB)は10日開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続となる0.25%の利下げを決定し、政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利は3.5~3.75%となりました。内容を見ると、意見対立が残り、3人が反対票を投じました。参加者の予想(中央値)では2026年にあと1回の追加利下げを実施する見通しとなっていました。また、FRBは市場に必要な資金を供給するために米財務省証券(TB)の購入を始める方針を示しました。量的緩和(QE)とは異なるが、金融市場に流動性を供給することで株式などのリスク資産に資金が流入しやすくなるとの思惑につながりました。パウエルFRB議長は記者会見で昨年からの断続的な利下げを経て政策金利が景気を冷やしもふかしもしない中立金利水準に近づいてきたとの認識を示しました。「経済動向を見極めるのに良い立ち位置にいる」と話し、次回会合での政策の方向性には踏み込みませんでした。一方で、パウエル氏はFOMCの参加者全員が物価上昇率について「高すぎる」との認識で一致したと説明しました。「合理的な基本シナリオとしては関税が物価に及ぼす影響は比較的短期間で、実質的には一時的な変動にとどまる」としつつ、引き続き物価上昇率が高止まりするシナリオには警戒心を示しました。
FRBは9、10両日に開いたFOMCで、短期金融市場の逼迫を和らげるため、短期債を毎月買い入れることを決めました。まずは12日から400億ドル(約6兆2,000億円)分を購入しました。資金供給の規模が想定よりも大きく流動性が高まるとの期待感が高まり金融株など幅広い銘柄が買われました。
米株式市場は人工知能(AI)バブルの状態にあるとの警戒感も強まる中、関連するハイテク株ではなく、他のセクターに資金を振り向ける動きが出ている模様です。半導体大手ブロードコムが前日引け後に発表した2025年8〜10月期決算は増収増益となり、堅調な業績予想を示したものの、株価は約11%下げました。市場関係者の間では、AI関連の投資や事業の収益性に懸念が生じていると指摘する一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げは景気を下支えするとの期待もあるようです。
週間の概況
注目イベント
*今週は日英欧の金融政策に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2025/12/1708:5011月貿易統計日本
2025/12/1708:5010月機械受注米国
2025/12/1721:00MBA住宅ローン申請指数英国
2025/12/18
21:00
イングランド銀行(BOE)金利発表
英国
2025/12/1821:00英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨ユーロ圏
2025/12/18
22:15
欧州中央銀行(ECB)政策金利
米国
2025/12/1822:3011月消費者物価指数米国
2025/12/1822:30前週分新規失業保険申請件数米国
2025/12/1822:30前週分失業保険継続受給者数米国
2025/12/1822:3012月フィラデルフィア連銀製造業景気指数ユーロ圏
2025/12/18
22:45
ラガルドECB総裁、定例記者会見
日本
2025/12/19
未定
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
日本
2025/12/1908:3011月全国消費者物価指数日本
2025/12/19
15:30
植田和男日銀総裁、定例記者会見
米国
2025/12/1924:0011月中古住宅販売件数米国
2025/12/1924:0012月ミシガン大学消費者態度指数英国
2025/12/2216:007-9月期四半期GDP米国
2025/12/2322:307-9月期四半期実質GDP米国
2025/12/2322:307-9月期四半期GDP個人消費米国
2025/12/2322:307-9月期四半期コアPCE米国
2025/12/2324:0012月リッチモンド連銀製造業指数米国
2025/12/2324:0012月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値53,000 安値44,000
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値4,400 安値3,500
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値26,500 安値21,650.25
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値16,500,000 安値10,808,215
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は「押し目買い」と「戻り売り」について見てきましたが、今週もこの部分を深掘りしていきます。
帯が安定上昇、または安定下降しており、傾きを崩していない、そして、帯の幅が広い状態のときには、押し目買いや戻り売りのパターンとして有効であるということでした。
ですから、もしもそのときに大局トレンドと同方向のポジションを持っていたならば手仕舞いはしません。逆に、その前にポジションを持っていなかったら、いったん押し目またはあや戻しを迎えたところから、再度、上げまたは下げだした時を狙って、押し目買いまたは戻り売りを仕掛けます。
下記のチャート「ドイツのDAX 日足チャート」は押し目買い局面を示しています。
チャートの期間中にわたって右肩上がりの非常に太い帯が形成されています。その中で、第1ステージから第2ステージになる瞬間が2か所ありますが、どちらも帯は太いままです。これだけ太ければ、第3ステージに移行する可能性は低くなります。典型的なステージの「1→2→1の押し目買い」パターンです。
帯が安定上昇を崩さず、かつ、太いままであることを確認したら、いったん第2ステージに移行しても、そこから少しでも上げ始めたら、ポジションを持っている場合は手仕舞いをしてはいけません。また、ポジションを持っていないのであれば、ここはすかさず買いを仕掛けます。
では、来週はもみ合い相場について見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。