皆さん、こんにちは。
米サプライ管理協会(ISM)が発表した11月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は、48.2となり前月から低下しました。市場予想も下回り、「製造業の縮小ペースが加速する」との見方が広がりました。
先月末から本格的に始まった年末商戦の滑り出しが比較的好調だったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月9、10両日に開く金融政策会合で追加利下げに踏み切るとの観測が下支えになり、株式市場が反発する局面もありました。
米民間雇用サービス会社ADPが3日発表した11月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月比3万2,000人減となりました。FRBが労働市場を下支えするため、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利を引き下げるとの見方が広がり、金融や消費関連株が買われました。市場関係者の間では、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコイン相場が回復したことも「買い安心感を高めた」との指摘が聞かれました。
米労働省が発表した先月29日までの週の新規失業保険申請件数は19万1,000件と、前週から減少し、4週連続で改善しました。一方、再就職仲介会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米国で開示された今年1~11月の人員削減数は117万人と、2020年以来5年ぶりの高水準を付けました。労働市場の軟化基調を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の金融政策会合で追加利下げを決めるとの観測が支えとなりました。
ただ、過去最長に及んだ政府機関の一部閉鎖の影響で公表が遅れている11月の雇用統計などを見極めたいとの思惑から、積極的な取引は手控えられました。
ミシガン大学が5日公表した12月の米消費者態度指数(速報値)は53.3となり、11月の確報値から改善し、市場予想も上回りました。もっとも1年先の予想インフレ率は前月の4.5%から4.1%に低下しました。1月以来の低水準で、消費者のインフレ期待が鈍化していることを示しました。また、9月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で0.3%の上昇となり、伸び率は8月から横ばいで市場予想と一致しました。食品・エネルギーを除くコア指数も前月と同じ0.2%上昇と予想通りで、インフレは緩やかだと受け止められました。これらの結果を受けて、市場関係者の間では、米利下げへの確度を強める内容だった、との声が上がりました。また、FRBが9~10日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めるとの予想が多く、米労働市場の減速で2026年も利下げが続くとの観測もありました。
週間の概況
注目イベント
*今週はFOMCと米雇用統計に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2025/12/1008:5011月国内企業物価指数米国
2025/12/1021:00MBA住宅ローン申請指数米国
2025/12/10
28:00
米連邦公開市場委員会(FOMC)、政策金利発表
米国
2025/12/10
28:30
パウエルFRB議長、定例記者会見
日本
2025/12/1108:5010-12月期四半期法人企業景気予測調査米国
2025/12/1122:30前週分新規失業保険申請件数米国
2025/12/1122:30前週分失業保険継続受給者数日本
2025/12/1213:3010月鉱工業生産日本
2025/12/1508:5010-12月期日銀短観日本
2025/12/1513:3010月第三次産業活動指数米国
2025/12/1522:3012月ニューヨーク連銀製造業景気指数米国
2025/12/1524:0012月NAHB住宅市場指数米国
2025/12/16
22:30
11月非農業部門雇用者数変化
米国
2025/12/16
22:30
11月失業率
米国
2025/12/16
22:30
11月平均時給
米国
2025/12/1623:1511月鉱工業生産米国
2025/12/1623:4512月製造業購買担当者景気指数米国
2025/12/1623:4512月サービス部門購買担当者景気指数米国
2025/12/1623:4512月総合購買担当者景気指数
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値53,000 安値44,000
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値4,400 安値3,500
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値26,500 安値21,650.25
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値16,500,000 安値10,808,215
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は移動平均線大循環分析を活用するうえで、何が分かるかを確認していきましょう。
移動平均線大循環分析の基本コンセプトは、しっかりとしたトレンドをしっかりと獲ることです。しかし、初心者トレーダーにはそれがなかなかできません。そこで、初心者トレーダーでもしっかりとトレンドを獲れるように、移動平均線大循環分析を開発しました。
この移動平均線大循環分析を突き詰めていくと、以下の4つのことが分かるようになります。
・押し目買いや戻り売りのポイントがわかる
・もみ合い放れがわかる
・獲りやすい相場、獲り難い相場がわかる
・トレンド相場、もみ合い相場がわかる
では、それぞれを見ていきましょう。
まずは、【押し目買いや戻り売りのポイントがわかる】というところを解説していきます。
第1ステージで上向きに推移していた相場が第2ステージになれば、普通なら上昇トレンドは終わりです。しかし、そこから逆行して再び第1ステージに戻ったとしたら、それは押し目買いのチャンスになります。同様に、第4ステージから第5ステージになった後に、再度第4ステージに戻ったときは戻り売りのチャンスとなります。まずは、「押し目買い」「戻り売り」のパターンを覚えましょう。
長期の上昇トレンドまたは下降トレンドの中では、トレンド転換するかとみせかけてトレンド転換せずに一時的な「押し目」や「戻し」が発生します。そのタイミングを狙っていくのが「押し目買い」や「戻り売り」となります。
この押し目買いと戻り売りのパターンでは、移動平均線大循環分析の帯が次の3つの状態を継続しているときに有効となりますので覚えておきましょう。
●安定上昇または安定下降している
●傾きが崩れていない
●幅が広い
このことを理解することで、ステージが変化した時に対応が出来るようになります。来週はより具体的な対応法を見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。