皆さん、こんにちは。
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は24日、米労働市場の軟化を背景に12月9~10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持する姿勢を示しました。11月21日にはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が12月の利下げを示唆する発言をした後だったこともあり、市場関係者の間では、利下げ観測が一段と高まりました。また、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も24日の米紙インタビューで、12月の利下げを支持する考えを示しました。米短期金利先物の値動きから、市場が織り込む政策金利を示す「フェドウオッチ」では、12月の0.25%利下げを予想する確率は24日午後時点で8割台と、前週末の7割程度から上昇しました。
民間雇用サービス会社ADPが発表した民間部門の雇用者数は、11月8日までの4週間で、週当たり平均1万3,500人減少と、労働市場の軟化を示唆する内容でした。複数のFRB高官が雇用減速への懸念に言及していることから、市場関係者の間では、FRBが次回12月の金融政策会合で追加利下げに踏み切るとの観測が持続しました。
金融緩和を志向しているとされるホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長が次期FRB議長に有力との報道を受け、「来年の利下げが進む」との見方が浮上しました。
新規の米失業保険申請は、11月22日までの1週間で前週比6,000件減の21万6,000件となりました。9月の耐久財受注額は前月比0.5%増と、市場予想を上回りました。いずれも12月の利下げ観測を弱める内容となり、米長期金利が一時上昇しましたが、株式市場への影響は限定的でした。
年末商戦が本格的に始まり、市場関係者の間では、個人消費や、小売企業の販売動向を注視しており、今後の景気動向に影響を与えてきます。
米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループで27日夜、システム障害が発生しました。データセンターの冷却機能に問題があり、先物などの取引が一時停止しました。原油や金、株価指数の先物取引に影響が出ましたが、CMEは28日朝にはすべての取引が再開したと発表しました。株式市場での目立った混乱はなかったようです。
週間の概況
注目イベント
*今週は日欧のGDPに注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
米国
2025/12/321:00MBA住宅ローン申請指数米国
2025/12/322:1511月ADP雇用統計米国
2025/12/324:0011月ISM非製造業景況指数米国
2025/12/421:3011月チャレンジャー人員削減数米国
2025/12/422:30前週分新規失業保険申請件数米国
2025/12/422:30前週分失業保険継続受給者数日本
2025/12/508:3010月全世帯家計調査・消費支出日本
2025/12/514:0010月景気動向指数・一致指数・先行指数ユーロ圏
2025/12/5
19:00
7-9月期GDP
米国
2025/12/524:0012月ミシガン大学消費者態度指数米国
2025/12/524:009月個人所得米国
2025/12/524:009月個人消費支出日本
2025/12/8
08:50
7-9月期四半期実質GDP
日本
2025/12/808:5010月国際収支・経常収支・貿易収支日本
2025/12/814:0011月景気ウォッチャー調査日本
2025/12/908:5011月マネーストックM2米国
2025/12/922:307-9月期非農業部門労働生産性米国
2025/12/924:0010月JOLTS求人件数
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は上昇相場の終焉である第2ステージを維持しています。ここから短期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ下降相場入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値53,000 安値44,000
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値4,400 安値3,500
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は下降相場の入口である第3ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値26,500 安値21,650.25
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値16,500,000 安値10,808,215
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は移動平均線大循環分析を使う上での注意点を見ていきましょう。
移動平均線大循環分析はエッジをあぶりだし、トレンド相場をしっかりと狙うことができます。また、初心者の方にとっても使いやすいインジケーターです。ただし、使っていくうえでの注意点として二つポイントがありますのでご紹介いたします。
一つ目は、値動きが小さな銘柄には不向きであることです。
移動平均線大循環分析の醍醐味は、ある程度大きな上昇トレンドや下降トレンドがあったとしたら、そのトレンドをそれなりに丸ごと獲れる点にあります。こういったトレンドで大きな利益を上げられるのです。
ということは、参加者が多くても値動きが小さければダメという話になります。
その対策として、複数の銘柄をウォッチする必要があります。およそ20銘柄をウォッチしておくことで値動きが小さくてトレードが出来ないということを回避することができるでしょう。
二つ目は急騰、急落に対する備えです。
昨日まで下がっていた相場が急騰して第1ステージになり、3本の移動平均線が右肩上がりになったという状況です。相場では、ときに1本の大陽線の出現で第4ステージが、突如として第1ステージになることがあります。
ところが、このようなケースでは、すぐに第2ステージに移行してしまうこともありがちです。今がチャンスとばかりに飛びついたところ、あっという間に下がってしまった経験は、トレードをしていれば誰にでもあるはずです。経済指標や予期せぬ要人の発言を受けて、瞬間的に急騰、そして、反動で急落というパターンです。高いところで買ったうえでの決済ですから、それなりに痛手を被ります。
こうした損害を避けるためには、急騰銘柄はワンテンポ見て、その急騰がさらに続くことを確認する必要がありますので、しっかりと見極めていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。