皆さん、こんにちは。
AI投資を巡っては、収益向上に関する懐疑的な見方や、人員削減につながるとの懸念がくすぶっています。企業の財務悪化リスクも相まって、ハイテク株がけん引してきた相場に逆風が吹き付けています。
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した11月のニューヨーク州製造業景況指数は総合で18.7と、前月から上昇し、市場予想も大幅に上回りました。景気の底堅さを示唆する内容だったことが好感されました。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイによるグーグルの親会社アルファベット株の取得が明らかとなったことが買い材料となりました。
米連邦準備制度理事会(FRB)による次回12月会合での利下げ観測後退が市場心理を圧迫しました。市場関係者の間では、相場は10月までにAI期待や米利下げ観測を織り込んで急上昇し過ぎており、足元で調整が起きているとの見方があるようです。
エヌビディアは取引終了後に2025年8~10月期決算を発表しました。売上高やEPSなどの決算内容が市場予想を上回ったことで、一時5%高と相場をけん引しました。マイクロソフトなど他のAI関連銘柄にも買いが波及しましたが、割高感に加え、投資が収益向上につながるか懐疑的な見方も相まって、引けではエヌビディア株は3%安で取引を終えました。AI成長拡大見通しがこれまでの相場をけん引してきましたが、企業の財務悪化リスクなども浮上しています。市場関係者の間では、AIバブル論が語られることもありますが、エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)は19日の電話会見で、「われわれは全く異なるものを見ている」と述べ、否定的な見解を示しました。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、10月28~29日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表しました。利下げを巡り、参加者の間の意見の相違が浮き彫りとなりました。
ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は、南米チリの首都サンティアゴで講演し、来月の金融政策会合での追加利下げの可能性を示唆しました。巨額の人工知能(AI)投資を巡る懸念で冷え込んでいた投資家心理が改善しました。
週間の概況
注目イベント
*今週は日本の雇用統計に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
日本
2025/11/2608:5010月企業向けサービス価格指数日本
2025/11/2614:009月景気先行指数・9月景気一致指数米国
2025/11/2621:00MBA住宅ローン申請指数米国
2025/11/2622:309月耐久財受注米国
2025/11/2622:30前週分新規失業保険申請件数米国
2025/11/2622:30前週分失業保険継続受給者数米国
2025/11/2623:4511月シカゴ購買部協会景気指数米国
2025/11/2628:00米地区連銀経済報告(ベージュブック)米国
2025/11/27-祝日 (感謝祭)日本
2025/11/28
08:30
10月失業率、10月有効求人倍率
日本
2025/11/2808:3011月東京都区部CPI日本
2025/11/2808:5010月鉱工業生産速報日本
2025/11/2808:5010月小売業販売額日本
2025/11/2814:0010月新設住宅着工戸数仏国
2025/11/2816:457-9月期GDP日本
2025/11/2819:00外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)日本
2025/12/108:507-9月期四半期法人企業統計調査米国
2025/12/123:4511月製造業購買担当者景気指数米国
2025/12/124:0011月ISM製造業景況指数
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。ここから短期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ下降相場入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値53,000 安値44,000
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値4,400 安値3,500
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は上昇相場の終焉である第2ステージから下降相場の入口である第3ステージに移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ下降期である第4ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ逆行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値26,500 安値21,650.25
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値19,500,000 安値10,808,215
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は移動平均線大循環分析の手仕舞いについて見ていきましょう。
手仕舞いの基本的な考え方は、仕掛けの逆であるということです。
ステージが1になれば買いを仕掛けていきますが、第1ステージが終了すれば買いを手仕舞いします。売りの手仕舞いは第4ステージの終了です。
このときに注意したい点があります。それは、帯が安定して広い右肩上がりになっているにもかかわらず、短期線と中期線がクロスして第1ステージの終了となった場合です。こういうことが時々発生します。
帯の幅が広くて、かつ、上向きなので川は渡りにくいけれども試してみたい、そんな状況です。そういうときに無理に渡っても、深みにはまったり、急流に呑まれそうになるものです。結局、価格は帯に跳ね返されるでしょう。
そのような場合は押し目買いで対応します。第1ステージから第2ステージに移行しても、またすぐに第1ステージに戻る可能性が高いからです。
では、すでに買っていて、利益もそれなりに出ていたとしたらどうでしょうか。このケースでは、第2ステージに移行したなら、基本は手仕舞いです。しかし、安定性が高く、とても良い帯の渦中にいたとしたら、その場合の手仕舞いは勧めません。
つまり、第1ステージから第2ステージに移行したら必ず手仕舞いしなければならないというものではないのです。あくまでも、基本は手仕舞いというだけの話です。
手仕舞いは、帯の傾きと広がり、移動平均線の安定的な右肩上がりなどといった複数の要素を加味して考えるべきです。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。