2025-11-12 01:15:10

米政府機関の閉鎖はいつまで続くのか!?米国NQ100は第1ステージ(上昇期)を維持!

更新:2025/11/4

  • 2025/8/26(火)より「小次郎講師の週間チャート分析レポート」の週間変動ランキング、チャート分析による銘柄診断は、取引所CFD(くりっく株365)の銘柄から、店頭CFD(SBI CFD)の銘柄に変更いたしました。

週間変動ランキング (TOP5)

取引日:2025/10/27~2025/10/31

  • 順位
    商品

    終値

    (取引日:10月31日)

    前週比
    前週比率
    高値
    安値
  • 1
    日本225
    52,313
    2,753
    5.55%
    52,683
    49,968
  • 2
    米国NQ100
    25,982
    475
    1.86%
    26,392
    25,694
  • 3
    XRP
    388
    3
    0.78%
    415
    367
  • 4
    米国S500
    6,874
    46
    0.67%
    6,955
    6,846
  • 5
    WTI原油
    61
    0
    0.00%
    62
    60

皆さん、こんにちは。

ベッセント米財務長官は、30日に韓国で予定されている米中首脳会談に向けた「枠組みができた」と述べたと報じられました。また、ベッセント氏は26日に米テレビのインタビューで、11月1日から課すとしていた100%の対中関税は「回避される」と明言しました。

米連邦準備制度理事会(FRB)が28日からの金融政策会合で利下げするとの期待も相場を下支えしました。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは28日、中国政府が合成麻薬「フェンタニル」の原料輸出を規制すれば、米政権は対中関税を引き下げる可能性があると報じました。

FRBは米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めました。ただ、会合参加者の1人が金利据え置きを主張するなど、金融政策を巡る見解の隔たりが露呈しました。パウエルFRB議長は会合後の記者会見で、次回12月会合での追加利下げの是非について「大きな違いがあった」と認めました。今後の利下げペースが鈍ることによる景気下押しリスクへの警戒感が台頭しました。

米中首脳会談が無事開催されたことを受けて貿易摩擦への懸念が和らぎました。

FRBが次回12月の金融政策会合で追加利下げを決定するとの観測が後退しており、相場の重荷となっています。

経済情報会社MNIインディケーターズが発表した10月のシカゴ景況指数(PMI、季節調整済み)は43.8となり、前月の40.6から上昇し、市場予想も上回りました。

週間の概況

注目イベント

*今週は米政府機関の閉鎖が終わるかどうかに注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。

日本225分析

日本225は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。

  • 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ
第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値53,000 安値44,000
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

金スポット分析

金スポットは上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージへ移行してきました。ここから短期移動平均線がが帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージへ逆行します。

  • 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値4,400 安値3,500
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

米国NQ100分析

米国NQ100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。

  • 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ
第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値26,500 安値21,650.25
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

ビットコイン分析

ビットコインは上昇相場の入口である第6ステージから下降期である第4ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。

  • 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値19,500,000 安値14,375,871
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週の続きである「もみ合い期の状態」について見ていきましょう。

チャート上で四角に囲んだ部分を見ていきましょう。チャートでは、帯が横ばいであったり、細かったりする局面が8割方を占めています。すなわち長い、はっきりとした力強い川が現れないのです。細い川のもみ合い期では、短期線と価格はいとも簡単に川を渡っていますし、また戻ってもいます。

ここでは最後に川幅がどんどん広く、力強くなっているという変化を読み取りましょう。

帯が支持帯、抵抗帯として機能するのは、あくまでも太い帯のときだけに限ります。

では、次に帯が教えてくれることの5番目を見ていきましょう。

それは、帯のねじれに伴って、陽転と陰転があるということです。帯の陽転と陰転で大局のトレンドが変わります。この大転換の局面さえ理解しておけばトレードで大きな失敗は避けられるはずです。

6番目は相場の局面と、それに合わせた売買戦略です。それは「買い時代」「売り時代」「もみ合い期」「大転換」の4つになります。

上昇帯は基本的に買いのタイミングです。逆に、下降帯は売りのタイミングです。そして、上昇帯と下降帯が切り替わる大転換ではそれまでの流れの反対方向に仕掛けて大きなトレンドを獲るチャンスとなります。

では、来週は、それぞれの売買戦略について深堀していきましょう。

移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)

価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。

つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。

価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。

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