皆さん、こんにちは。
連邦巡回区控訴裁判所は8月29日、トランプ大統領が安全保障上の脅威に対処するため発動した相互関税を違法とした一審判決を支持しました。トランプ氏は最高裁に上訴する意向を示したものの、判決次第では世界貿易に混乱が広がりかねない状況となっています。リスク回避の売りに加え、長期金利上昇も重荷となり、株式市場の反落につながりました。
中国電子商取引大手アリババが新たなAI(人工知能)半導体を開発したとの報道を受け、先週末下げた半導体大手エヌビディアは続落となりました。
グーグルは、米連邦地裁が2日、同社のウェブブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」を売却しなくてよいと判断したことや、アップルに高額な対価を払ってスマホに検索エンジンを標準搭載してもらう契約を禁じなかったことが好感されました。市場参加者の間では、アルファベットとアップルには空売りの買い戻しも入ったとみられており、投資家心理がそれほど強気だったわけではないとの見方が聞かれました。
民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した8月の全米雇用報告は、非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)は、前月比5万4,000人増にとどまり、市場予想を下回りました。労働省が公表した新規失業保険申請件数は、8月30日までの1週間で前週比8,000件増の23万7,000件と、2週ぶりに悪化しました。雇用情勢の悪化を示唆する経済指標が相次ぎ、市場関係者の間では、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の金融政策会合で利下げに踏み切るとの見方が強まりました。利下げで景気が下支えされるとの期待感が高まりました。
ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は4日の会合で、「(足元の)労働市場のリスク上昇は明らかだ」との認識を表明しており、9月利下げの織り込みが一段と強まる可能性が高まっています。
8月の雇用統計では、非農業部門の就業者数が前月比2万2,000人増と市場予想(8万人程度の増加)を大きく下回りました。6月分の就業者数を下方修正し、新型コロナウイルス禍以来の減少に転じました。市場関係者の間では、労働市場の持続的な弱体化は、年末までに0.75%の利下げがあるという見解からの株高を期待する見方がある一方で、米株相場はこれまでFRBによる利下げ期待も追い風に最高値圏まで押し上げられてきましたが、足元では米労働市場の軟化を示す統計が相次ぎ、労働市場は(急激に悪化する)崖っぷちに近づいており、株式投資家はより慎重な姿勢を取るべきだとの見方もあるようです。
石破茂首相が辞任を表明し、次期政権で財政拡張的な政策を進めるとの期待から日本の株式市場では買いが優勢となっています。米景気の先行き不透明感など懸念材料も多いものの、国内政治動向を巡り、日本株は最高値圏に浮上しています。
週間の概況
注目イベント
*今週はECBの金融政策に注目しましょう。
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国名日付時刻イベント
米国
2025/9/1020:00MBA住宅ローン申請指数米国
2025/9/1021:308月卸売物価指数日本
2025/9/1108:507-9月期四半期法人企業景気予測調査日本
2025/9/1108:508月国内企業物価指数ユーロ圏
2025/9/11
21:15
欧州中央銀行(ECB)政策金利
米国
2025/9/1121:308月消費者物価指数米国
2025/9/11
21:30
新規失業保険申請件数
米国
2025/9/1121:30失業保険継続受給者数ユーロ圏
2025/9/11
21:45
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
米国
2025/9/1127:008月月次財政収支日本
2025/9/1213:307月鉱工業生産英国
2025/9/1215:007月月次GDP米国
2025/9/1223:009月ミシガン大学消費者態度指数日本
2025/9/15-祝日 敬老の日米国
2025/9/1521:309月ニューヨーク連銀製造業景気指数日本
2025/9/1613:307月第三次産業活動指数米国
2025/9/1621:308月小売売上高米国
2025/9/1622:158月鉱工業生産米国
2025/9/1623:009月NAHB住宅市場指数
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析で店頭CFD関連銘柄と同原資産のチャートを見てみましょう。
日本225分析
日本225は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値44,000 安値39,730
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
金スポット分析
金スポットは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,650 安値3,120.98
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
米国NQ100分析
米国NQ100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値24,500 安値21,650.25
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
ビットコイン分析
ビットコインは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値18,301,433 安値14,375,871
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は第5ステージ、第6ステージの戦略について考えていきます。皆さんは事前にこれらの戦略を考えましたでしょうか。確認はしませんが、自分で考えて分からないことや考えた内容を、今週分で確認することが大事ですよ。
では見ていきましょう。
第5ステージの移動平均線の並び順は上から長期線・短期線・中期線の順番になります。正順の動きであれば、上から長期線・中期線・短期線の順番で下降期の第4ステージから短期線が中期線とクロスして第5ステージへと移行します。逆順であれば、上から短期線・長期線・中期線の並び順の第6ステージから、短期線が長期線をクロスすることで第5ステージに移行します。
第5ステージの基本は売り玉の手仕舞いです。ただし、中期線と長期線の「間隔」に注目します。
中期線と長期線の間隔のところの「帯」を確認し、帯が厚ければ厚いほど、そのトレンドは強いと判断できますので、明確な下降トレンドの場合は手仕舞いをしないという選択肢も出てきます。なぜなら、下げ過程の一時的な上げ(戻し)にすぎず、再び下降していく可能性が高いからです。
一方で、図のように短期線が帯にクロスするときに中期線が上向きになって帯の厚みが無くなってきているときは、売り玉の手仕舞いや、場合によっては買いの試し玉をすることもあります。
次に、第6ステージの移動平均線の並び順は上から短期線・長期線・中期線の順番になります。正順の動きであれば、上から長期線・短期線・中期線の順番で下降相場の終焉である第5ステージから短期線が長期線とクロスして第6ステージへと移行します。逆順であれば、上から短期線・中期線・長期線の並び順の第1ステージから、中期線が長期線をクロスすることで第6ステージに移行します。
第6ステージは第1ステージへ向かう一歩手前ですから基本は様子見です。ただ、同時に、買いの早仕掛けのタイミングにもなります。下の図で再度確認しておきましょう。
来週からは「帯」について深堀していきます。漠然とした質問になりますが、「帯」の役割とは何かを考えてみましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。また、もみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。